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ヴィオラ・デイビス(61歳)、エイジレスな美しさとトレーニングの重要性を語る

  • 2026.10.1
LAURENT HOU

毎年恒例となっているロレアル パリのランウェイショー「Because You're Worth It(あなたにはその価値があるから)」には、世界で最も象徴的なスーパースターたちがパリのランウェイに集結し、固いシスターフッドを象徴する。エンパワーメントに満ちたランウェイには今年、61歳のヴィオラ・デイヴィスが登場した。

ドラマ『殺人を無罪にする方法』で知られる俳優のヴィオラは、魅惑的なプロポーション、特に見事に引き締まった腕を際立たせる輝くシースドレスを身にまとい、圧巻の姿を見せた。そのスタイルは、彼女がたゆまぬ努力によって手に入れたもの。ロレアルのランウェイショーを前に行われた独占インタビューで、ヴィオラは『ハリー・ポッター』の闇の王、ヴォルデモートになぞらえるほど厳しいフィットネスコーチとともにトレーニングに励んでいると語ってくれた。

ロレアル パリのランウェイで圧倒的な存在感を放ったヴィオラ LAURENT HOU

「私にはガブリエラ・マクレーンというトレーナーがいて、彼女のことをトレーナー界のヴォルデモートと呼んでいます。本当に容赦しないんです」と冗談めかして語る。ガブリエラは、週に何度もヴィオラを追い込んでいるようだ。

そして彼女自身も、その“拷問”にすっかり病みつきのよう。笑いながらこう明かす。「今の私はすっかりトレーニングのとりこ。本当は週6日やりたいくらいですが、だいたい週4〜5日、1時間ほど汗を流しています。ウエイトリフティング、プッシュアップ、プランクなどだ。61歳でこれほどハイレベルなワークアウトができている自分を誇りに思います。その後は夫と一緒に犬の散歩に行くことが日課です」

“容赦ない”パーソナルトレーナーとともに鍛え上げられた美しい腕 Aurore Marechal

恐ろしいほどハードなトレーニングメニュー。恐怖を感じつつも効果を実感している定番のエクササイズはあるのだろうか。「もちろん! 懸垂をよくやっていて、私にとっては本当にきついのですが、ヴォルデモートは容赦なく追い込んでくるからね」

このワークアウトは、引き締まった上腕三頭筋だけでなく、自身のマインドセットにも効いているとヴィオラは語る。「ウエイトをあげると、自分に能力があると感じられるんです。女性の間には『ムキムキになって男っぽくなってしまうのでは』という恐怖心がある人もいますが、私にはそういう感覚は一切ない。力強さを感じられて、気持ちがいいんです」

ヴィオラ流・美しく歳を重ねる方法

汗をかくジムからスポットライトの当たる場所へ移り、ヴィオラは年齢を重ねるにつれて自分自身や自分の外見に対する自信がかつてないほど深まったと語る。自己受容と自己価値に支えられ、美しさはまったく新しい喜びをもたらしているという。「私は自分自身をパレットとして使っているだけ。こうあるべきだという理想像に変身しようとしているわけではありません。ありのままの自分にしっくりきているんです」

ロレアル パリの豪華なスーパースター陣とともに登場 Aurore Marechal

他人との比較を手放すことが、彼女にとって美しく歳を重ねるための鍵だという。「ホームランを打つような感覚です。年齢を重ねることとは、そういうものだと思います。挫折や心の痛み、失敗、誰か他の人間になりたいと願う心地悪さをすべて経験し、最終的にそれらすべてから解放される。それはプロセスであり、その境地に達したときは本当に美しいものです」

彼女は自身の歩みを『オズの魔法使い』のドロシーになぞらえ、自分を阻んでいたのは実は自分自身の中にあった像だと次第に気づいていったと語る。「今では自分だけの赤い靴を手に入れた気分。自分の人生の答えを求めて外の世界を探すことはもうない。望む人生を手にする力はすでに自分の中にあるのだと自分に言い聞かせています。それが私にとって最高の発見でした」

グラマラスで魅力的、そして卓越した才能を持つ彼女を、ロレアル パリが2019年にアンバサダーとして迎えた理由は明確だ。しかし、ヴィオラ自身はかつて、自分の価値を信じ切れていなかったという。「美のブランドに自分が投影されているとはまったく思えませんでした。他の女性たちのためのものには見えても、自分のためのものだとは思えなかったんです。だからこそ、今こうしてしっくり馴染めていることは人生最大の驚だ。それは、彼らが『本当の私』を見てくれているからだと思います」

ロレアルの一員であることで「美しく、認められている」と感じられるというヴィオラ Stephane Cardinale - Corbis

ランウェイショーへの準備は、その感情をさらに確かなものにする。「ロレアルは私を美しく感じさせてくれます。自分の居場所があるという感覚を与えてくれるのです。『価値がある』というスローガンが、私の魂に注入されるような感覚です」

素晴らしき結婚生活

ランウェイを離れた静かな時間の中でも、ヴィオラは最も自分らしく、美しくいられると感じている。2003年に結婚した夫で俳優、映画プロデューサーのジュリアス・テノンと一緒にいる時間は、とくに大切なひとときだ。「自宅で夫とふたりきりでいるとき、自分が美しく自信に満ちていると感じます。一緒にお風呂に入ったりもするんです」

夫のジュリアス・テノンといるときが最も自分を美しく感じられると語る。 Julian Hamilton/GA

ヴィオラはスキンケアにもワークアウト同様、真剣に取り組んでいる。「意図を持ち、真剣にスキンケアに取り組んでいます」と語り、フェイシャルスチーマー、30秒間の洗顔スクラブ、タオルで優しく拭き取った後、ロレアルのミッドナイト セラム、保湿クリームを塗り、最後にオイルを塗るという非常に具体的な夜のルーティンを明かした。「顔から垂れ落ちそうになるくらい塗るんです。枕がオイルまみれになりそうに見えるのですが、年齢を重ねるとすべて肌に吸収されて、朝には素晴らしい状態になっていると保証します」

さらに、夫も一緒にパックをするそう。「週に3〜4回パックをします。ロレアルのグラススキン・マスクを使っていて、自分にも塗るし、夫にも塗ってあげます」

セルフケアと母親としての顔

ウェルネスに対しても、ヴィオラは全力を注いでいる。「PEMF(パルス電磁場)マット、セラピー、マッサージチェア、瞑想、すべてやっています。ひとりでいるとき、心から気分が良いと感じることがある。精神的にとても穏やかで、不安もなければ、他の場所に行きたいとも、他の誰かになりたいとも思わない。自分が何を引き寄せて形にしてきたかを静かに見渡せる、そんな穏やかな瞬間が好きです」

ロレアル パリのランウェイで圧倒的なオーラを放つヴィオラ Stephane Cardinale - Corbis

16歳の娘ジェネシスの母親でもあるヴィオラに、10代の多感な時期を乗り切るためにどんな美容のアドバイスをしているか尋ねてみた。彼女は楽しそうに大笑いした。「美容のアドバイスなんて一切していません。相手はティーンエイジャー。むしろ彼女の方が、ハイライターについて私にアドバイスするくらいです」

娘のジェネシスのほうが自分よりもメイクに詳しいと語る Johnny Nunez

母親よりもメイク用品が揃った引き出しを持つジェネシスは、美容の頼もしい情報源のようだ。それはヴィオラ自身がキャリアを始めた頃には必ずしも得られなかったものでもある。

「受けた中で最悪のアドバイスは、スーパーに行くだけなのにメイクをしっかりすること。誰に見られるかわからないからという理由でそういわれましたが、そんなことをするのは、自分の価値を外部から得ようとしているからだと思います。今の私はもうそんなことはしない。『あなたにはすでに価値がある』というロレアルの精神と同じです」

自己価値の力と、最高の赤リップの威力を信じているというヴィオラ Shannon Finney

ヴィオラのポーチのマストアイテム

ロレアルのランウェイで見せたヴィオラの力強いリップメイクは、彼女のヒーローアイテムによるものだ。「一番のお気に入りはカラーリッシュの赤いリップスティック。昔に比べて自分の唇が好きになったから、最近はリップにハマっています。優秀な保湿剤と素晴らしいリップさえ塗れば、それだけで十分だと感じます」

ウェルネスの追求

ヴィオラは多数のウェルネス習慣を取り入れており、「多ければ多いほど良い」という考えのもと、自身のルーティンを明確にしている。「人生は複雑で、外にはノイズがあふれ、孤独や断絶が蔓延している。だからこそ、同じくらい大きなアプローチで対抗しなければならないと思う」

食事について

「私は健康的な人間ですが、美食家でもあります。どんな食べ物も、全部好き!」と彼女は語る。2016年に糖尿病予備軍と診断されて以来、ヴィオラは非常に健康的な食生活を送っており(料理好きでもある)、乳製品を避け、グルテンも控えめにしているが、大好きな食べ物のために時々例外を作ることもある。

「クロワッサンだけは食べずにはいられないから、自分でも矛盾していると思う」と彼女は笑う。「何事も、時には肩の力を抜いてフライドポテトを食べるのが秘訣。何事も我慢しすぎないことですね」

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