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後輩の恋心が、先輩には恐怖だった。視点が変われば純愛も犯罪に…!!まったく反対の物語となる二者の視点

  • 2026.9.23
先輩は綺麗な人だった 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
先輩は綺麗な人だった 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)

理系大学・大学院の実情を描く理系女ちゃん(@rikejo_chan)の「先輩は綺麗な人だった」は、男性と女性2つの視点を描くことで「好意を寄せる側」と「寄せられる側」の認識の違いを描く。前半は先輩に恋する後輩の淡い恋心だが、後半で先輩の視点に変わるとその恋心は「恐怖」に変換されていく。一方的に好意を寄せられた先輩視点のラスト、あきらめられない呟きが波紋を呼び、Xで10万いいねの反響を集めている。

告白か謝罪か、男女の主観が交差する

【漫画】「先輩は綺麗な人だった」を読む 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
【漫画】「先輩は綺麗な人だった」を読む 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
先輩は綺麗な人だった(2) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
先輩は綺麗な人だった(2) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
先輩は綺麗な人だった(3) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)
先輩は綺麗な人だった(3) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)

作者の理系女ちゃんさんが「理系」をテーマに漫画を描こうと思った背景には、理系という言葉が広く知られている一方で実態が十分に理解されていないという問題意識があったという。理系女ちゃんさんは「理系学生は大学進学者の35%(令和2年度推計)ほどで、大学院へ進む人はさらに少ない。理系への解像度が上がれば興味を持つ人が増えたり、アカデミアの課題に目が向くのではないかと思った」と語る。

また本作で描かれる男女の視点の違いについては、「あくまでも男女それぞれの主観を描きたかった」と話す。本作「先輩は綺麗な人だった」ではナレーションを排し、人間関係が持つ主観性をそのまま表現することにこだわったようだ。

「彼は謝った」の場面が告白なのかという問いに対し、「読者の想像に任せたい」と話す理系女ちゃんさん。彼は告白するつもりで先輩を呼び出したものの怖がられて同期を連れてこられた結果謝罪になった可能性もあれば、避けられていると感じた彼が、先輩がほかの人と一緒にいるタイミングを選んで声をかけたものの、緊張で言葉が出なかったという状況だったのかもしれない。「どちらとも取れる余白を残したかった」と意図を明かしてくれた。

理系大学院では研究に追われ、外部との関わりが薄くなる人も多い。理系女ちゃんさんは「所属する研究室の慣習を自分の常識にしてしまう人も少なくない」と話し、異なる所属や分野の方から厳しいコメントを受けることもあったと振り返る。

今後については「理系大学・大学院をいろんな角度から描いていきたい。アカデミアの課題や理系大学・大学院での生活にまつわる話を引き続き投稿していきたい」と意欲を見せてくれた。

取材協力:理系女ちゃん(@rikejo_chan)

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