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10歳の男の子が7年伸ばした「55センチのやさしさ」病気の子どもたちの助けになりたくて

  • 2026.9.20

医療用ウィッグのために髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」。
北海道旭川市に住む10歳の男の子が、7年かけて伸ばした髪を寄付する日がやってきました。

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「鉄棒は…前回りしかできません」と話す、橋本陣(じん)くん。
鉄棒をすると地面に着いてしまうほどの長い髪です。

旭川市に住む、小学5年の陣くん。隣にいるのは、姉のありすさんです。
2人とも髪が長いのですが、それには理由がありました。

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陣くんは「病気で髪の毛が少なくなっている人を助けるために、カツラを作るためにお姉ちゃんが髪の毛を伸ばしていて、僕も助けになりたいなと思って」と教えてくれました。

ウィッグは20万円相当…

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医療用ウィッグ

病気の治療などで髪が抜けてしまった子どもたちが身に着ける医療用ウィッグ。
人の毛でできたウィッグは20万円ほどと高額なため、北海道ヘアドネーション協会は必要な子どもには無償で提供しています。

北海道ヘアドネーション協会の姉歯麻未代表理事は「ウィッグは消耗品。1~2年に1回購入しなければいけない。私も小さいときからずっとウィッグだったので、両親にはかなり負担をかけたので、そういうのを軽減したい」と話します。

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陣くんはこの団体に、自分の髪を寄付することにしました。

小学6年の姉・ありすさん(12)は、「弟がヘアドネーションすることは、すばらしいことだなと思うし、わたしもうれしい気持ちでいっぱい」と話します。

ダンス仲間もびっくりなエピソード

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7年間、髪を伸ばし続けてきた陣くん。男の子としては髪が長い方なので、こんなエピソードもありました。

「ヒップホップダンスをやっていて、長年一緒にダンスをやっている友だちに、男子トイレに行くとき『あれ?陣ちゃんって男子トイレなの?』と聞かれて『僕男だから』驚いていました」

父の瑛太さんは、「病気の人の助けになれたらいいと幼いながらに持てるのはすごいことだなと」と語ります。

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キッズモデルもこなす陣くん。
長い髪を活かしたヘアアレンジは、お母さんが仕上げました。

ドライヤーの時間がつくった姉弟の絆

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ヘアドネーション前夜、いつものように髪の毛のケアをします。
陣くんは「髪の毛をあげるときにキレイに保ちたくて…明日が緊張する」と明かします。

毎日髪を乾かすのは、ありすさんの役目でした。それも、いったんおしまいです。

ありすさんは、「これで最後か。きょうで終わりか。乾かしてる時間いっぱい話せたり、めっちゃ楽しかったから超さみしい」と言います。

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陣くんが「6年間くらい髪の毛やってくれてありがとう。2年後ぐらいにまたよろしくね」と伝えると、ありすさんは「泣いちゃうかもしれない」と返しました。

ドキドキ…カット当日の思い

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ヘアドネーション当日。
陣くんは、「緊張とうれしさが混ざってるというか」と心境を語り、寂しいかと聞かれると、「ほんのちょっとだけ」と答えます。

「縁MUSUBI」の医療美容師・佐藤沙織さんも、「キレイです。ツルツルです」と話します。家族みんなで、そのときを見守ります。

55センチの優しさを手渡して

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ありすさんも、ハサミを入れることに。

長さは55センチメートル。30センチメートルからの寄付が一般的なヘアドネーションでも、かなり長い方です。
陣くんは「うれしいです。病気でつらい子に渡したい。本当にやってよかった」と話しました。

初めてのヘアドネーション。
誰かのために再び寄付する日に向けて、陣くんはさっそく、髪を伸ばし始めています。

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取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年8月6日)の情報に基づきます。

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