1. トップ
  2. エンタメ
  3. 公開から“わずか2年”【地上波初放送】に「録画しよ」「絶対リアタイ」生まれた熱狂!“最高賞を受賞”した『至高映画』

公開から“わずか2年”【地上波初放送】に「録画しよ」「絶対リアタイ」生まれた熱狂!“最高賞を受賞”した『至高映画』

  • 2026.9.19
undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)

テレビでの初放送を通じて思いがけず目にした映像が、私たちの心に強い感動と深い気づきをもたらしてくれることがあります。今回は“地上波初放送をした話題作”をテーマに、5作品をセレクトしました。

本記事では第4弾として、北海道の小さな町にタンチョウを呼び戻そうとした農家たちを、7年にわたって記録したドキュメンタリー映画をご紹介します。全国の映画館で上映されたのち、2026年の元日に地上波で放送されました。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

地上波初放送をした話題作『奇跡の子 夢野に舞う』

作品名(配給):映画『奇跡の子 夢野に舞う』(北海道テレビ放送)
公開日:2024年1月20日
地上波初放送:2026年1月1日(HTB北海道テレビ)

あらすじ

農家の人たちにとって、鳥は厄介な相手です。まいた種は掘り返され、芽が出れば根こそぎ食べられ、張ったばかりのビニールハウスはフンで汚される。そんな農家の人たちが、自分たちの町に鳥を呼ぼうと言い出しました。しかも相手は、絶滅危惧種のタンチョウです。

北海道の東部にわずかしか生息していない鳥が、札幌にほど近い農村へ飛んでくるとは思えません。それでも14人が集まり、タンチョウがすみつける環境づくりが始まります。治水のために造られた遊水地に湿地がよみがえると、姿を見せたのは思いもよらない訪問者たちでした。

科学技術映像祭の最高賞を受賞、環境省の推薦は17年ぶり

本作は、HTB北海道テレビが開局55周年記念として、開局以来初めて製作したドキュメンタリー映画です。監督は沼田博光さん。取材は2015年に始まり、7年に及ぶ長期の記録から97分にまとめられました。

舞台は札幌近郊の長沼町。地域住民の活動や田園風景、自然の営みとともに、タンチョウが町に飛来してヒナを誕生させるまでの実話が記録されています。

原案となったのは、2020年6月に北海道エリアで放送されたドキュメンタリー番組『たづ鳴きの里』。番組は各界で評価され、科学技術映像祭の最高賞「内閣総理大臣賞」、グリーンイメージ国際環境映像祭の「グリーンイメージ賞」などを受賞しています。

さらに、タンチョウが生息していない地域で、人工的に造られた施設に定着し繁殖したという事例は世界初とされ、その記録である本作に対して環境省は17年ぶりに映画作品への「推薦」を承認しています。令和5年度の文部科学省選定作品でもあり、2024年のキネマ旬報ベスト・テン「文化映画」部門では11位に入りました。

上白石萌音さんがナレーションを担当

undefined
舞台「千と千尋の神隠し」制作発表会見に登場した上白石萌音 (C)SANKEI

ナレーションを務めたのは上白石萌音さん。

沼田監督は、作品世界を深く汲み取った上白石さんのアプローチを評価。タンチョウのイメージカラーの衣装でアフレコに臨むなど、細部まで作品への敬意が込められています。

2024年1月に北海道内12の映画館で公開されたのち、東京、名古屋、大阪、広島、山口、福岡と全国に上映が広がりました。東京での公開初日となった2月23日は、300席以上の劇場のチケットが完売しています。観客からは、「素晴らしい作品だった」「出会えてよかった」という声が寄せられました。

地上波初放送は2026年1月1日、午前4時から北海道地域のみのローカル放送でした。SNSでは「録画しよ」「絶対リアタイ」など歓喜の声が。

7年間の記録が捉えた豊かな風景とあたたかな取り組みは、今なお色あせない輝きを放っています。

※記事は執筆時点の情報です

の記事をもっとみる

注目コンテンツ