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「うちはお金がないの」と毎回お菓子を頼むママ友。家で見た高級バッグを、別のママ友が話題にした結果

  • 2026.9.20

公園で何度も繰り返されたやり取り

園のお迎えのあと、子どもたちを公園で遊ばせるのが私たちの習慣でした。私はいつも小袋のお菓子を少し多めに持っていき、遊び疲れた子どもたちに分けていました。

すると、同じクラスのママ友が子どもを連れて近づいてきます。

「あ、今日も持ってきてる?ごめん、うちの子にも一ついい?」

「うん、もちろん」

私がお菓子を渡すと、彼女は子どもに手渡しながら笑いました。

「ありがとう。うちはお金がないの。ほんと助かる」

「そんな、大げさだよ」

最初のうちは、私も特に気にしていませんでした。

ただ、それが何度も続きました。私がお菓子を出すと、彼女のほうから「今日もいい?」と声をかけてくるようになったのです。

少し引っかかることはありましたが、子ども同士は仲がよく、その子も毎回きちんと「ありがとう」と言ってくれます。

お菓子一つのことで何か言うのも嫌で、私はそのままにしていました。

ある雨の日、そのママ友から声をかけられました。

「今日、公園無理そうだよね。よかったら、うちで遊ばない?」

私と、もう一人のママ友が子どもを連れてお邪魔することになりました。

玄関で目に入ったもの

家に入ったとき、私は玄関に並んでいるものに思わず目を止めました。

棚の上やその脇に、箱に入った高級バッグや限定品らしいスニーカーがいくつも置かれていたのです。

すると、一緒に来ていたママ友が驚いた声を上げました。

「え、すごい。これ全部集めてるの?」

彼女は少し照れたように笑いました。

「うん。こういうの好きなんだよね。見つけると欲しくなっちゃって」

「へえ、本当に好きなんだね」

二人が話している横で、私はそれまで何度も聞いていた「うちはお金がない」という言葉を思い出していました。

とはいえ、何にお金を使うかはその家それぞれです。私は何も言わず、子どもの靴をそろえて家に上がりました。

数日後、またいつもの公園で遊んでいたときのことです。

私がお菓子の袋を取り出すと、彼女がこちらへ来ました。

「今日もうちの子、一つもらっていい?うちはお金がないの。ほんと助かる」

私が「いいよ」と答えようとした、そのときでした。

隣にいたもう一人のママ友が、ふと思い出したように口を開きました。

「そういえば、この前のバッグすごかったよね。あんなに集めてるとは思わなかった」

責めるような言い方ではありませんでした。本当に感心した様子で話しただけでした。

けれど彼女は一瞬黙り、こちらへ伸ばしかけていた手を止めました。

「ああ……うん。あれは好きだから、つい買っちゃうんだよね」

そう言って少し気まずそうに笑ったあと、お菓子を受け取るのをやめました。

「……今日はいいや。いつももらってるし」

「そっか」

私もそれ以上は何も言いませんでした。

それ以来、彼女が「うちはお金がない」と言って子どものお菓子を頼んでくることはなくなりました。

夜、夫にその日のことを話すと、夫は少し考えてから言いました。

「まあ、何にお金を使うかは人それぞれだけどな」

「うん。それはそうなんだけどね」

「毎回『お金がないから』って言われてたのが、引っかかってたんだろ?」

「そう。お菓子が惜しかったわけじゃないんだけど、ずっとなんとなくモヤモヤしてた」

口に出してみると、自分でもようやく気持ちが整理できた気がしました。

それから私は、公園へ持っていくお菓子を必要以上に多く用意するのをやめました。

それでも、子どもたちは以前と変わらず、楽しそうに一緒に遊んでいました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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