1. トップ
  2. 暮らし
  3. 暖房代を抑える冬支度6つ 窓とカーテンから始めよう

暖房代を抑える冬支度6つ 窓とカーテンから始めよう

  • 2026.9.19

朝晩が冷えこむようになると、そろそろ暖房の出番。使い始める前に少し準備しておくだけで、冬のあいだの電気代やガス代を抑えられます。フィルター掃除、カーテン、窓、床の冷え対策、温湿度計、使い方のルールまで、暖房代を抑える6つの冬支度を、資源エネルギー庁の試算額とあわせて紹介します。

資源エネルギー庁の資料によると、冬の家庭の1日の電気の使い方のうち(北海道・沖縄を除く地域)、約3割(32.7%)が暖房です。暖房を本格的に使い始める前の今こそ、冬支度のタイミングです。
たとえばエアコンなら、設定温度を1℃下げる・使う時間を1日1時間短くする・フィルターを掃除するの3つで、年間約3,900円の節約になる計算です(資源エネルギー庁の試算を合計)。まずは6つの冬支度を図にまとめました。

出典 weboo.link

1|エアコンのフィルター掃除と室外機まわりの片づけ

夏のあいだに使ったエアコンのフィルターには、ほこりがたまっていることがあります。資源エネルギー庁の試算では、目詰まりしたフィルターを月1〜2回掃除すると、年間約990円の節約になります。
あわせて、室外機の吹き出し口のまわりに物を置かないようにしましょう。物があると暖房の効きが悪くなります。夏に置いたプランターや物干し台などが、室外機の前をふさいでいないか確認してください。
なお、知識のないまま内部まで洗浄すると、故障の原因になることがあります。自分でするのはフィルターまでにして、内部のクリーニングは専門の業者に任せましょう。

2|カーテンは厚手で、床まで届く長さに

資源エネルギー庁によると、冬の暖房時に家から逃げる熱の約6割は窓などの開口部からです。その窓をふさぐカーテンは、冬支度でいちばん手軽に見直せるところです。
厚手で、床まで届く長さのカーテンにすると、窓からの冷気が部屋に流れこみにくくなります。資源エネルギー庁の冬の省エネメニューでは、エアコンを使う部屋の窓に厚手のカーテンを掛けると、1日の家庭の電気使用量の約0.8%を減らせるとしています(北海道・沖縄を除く地域の値)。
昼は日光を入れて部屋を暖め、夕方になったら早めにカーテンを閉めるのがコツです。

3|窓に断熱シートを貼る

カーテンに加えて、窓ガラスそのものの冷たさを和らげる方法もあります。資源エネルギー庁の冬の省エネメニューでは、ホームセンターなどで手に入る窓用の断熱シートや、ハチの巣のような形で空気の層をつくるハニカムスクリーンが紹介されています。
貼るときは、商品の説明にある使える窓ガラスの種類や貼り方を確認しましょう。

4|床の冷え対策とこたつ・カーペットの見直し

足元が冷えると、つい暖房の設定温度を上げたくなります。電気カーペットを使うなら、下に断熱マットを敷くと熱が床に逃げにくくなります。
資源エネルギー庁の試算では、電気カーペット(3畳用・1日5時間)の温度を「強」から「中」にするだけで、年間約5,770円の節約になります。今回紹介する中で最も大きな金額です。
こたつは、こたつ布団だけでなく上掛けと敷布団を使うと年間約1,010円、温度を「強」から「中」にすると年間約1,520円の節約です(いずれも1日5時間)。

5|温湿度計を置いて、室温20℃を目安に

暖房の設定温度と、実際の部屋の温度は同じとは限りません。リビングに温湿度計を置いて、部屋の状態を見えるようにしておきましょう。
環境省は、冬の暖房時の室温は20℃を目安にすすめています。また、湿度が上がると体感温度も上がります。加湿器などで乾燥しすぎないようにすると、暖房の温度を上げずに過ごしやすくなります。
ただし、寒さを我慢しすぎるのは禁物です。世界保健機関(WHO)は、冬の室温を18℃以上にすることを強くすすめています。小さな子どもや高齢の家族がいる家では、特に冷えすぎないよう気をつけてください。

6|使い方のルールを家族で決める

冬支度の最後は、暖房の使い方のルールづくりです。資源エネルギー庁の試算では、エアコン(外気温6℃・1日9時間の場合)で次のような節約になります。
・設定温度を21℃から20℃に:年間約1,650円
・使う時間を1日1時間短く:年間約1,260円
ほかにも、次のようなことが省エネにつながります。
・ドアや窓の開け閉めを少なくする
・扇風機やサーキュレーターで、天井近くにたまった暖かい空気を循環させる
・ファンヒーターは、外出や寝る15分くらい前に切る
・設定温度を上げる前に、1枚多く着る
換気も忘れずに。石油ストーブやファンヒーターなど燃焼式の暖房は、定期的に換気しましょう。

エアコンの3つの見直しで年間約3,900円

資源エネルギー庁の試算から、エアコンの3つの見直し(設定温度1℃・1日1時間・フィルター掃除)を合計すると、年間約3,900円になります。このうち暖房の使い方の2つ(設定温度1℃・1日1時間)だけで年間約2,910円。暖房を使う期間(約5.5か月・169日)で割ると、1か月あたり約530円、1日あたり約17円です。
この金額は、電気代を1kWhあたり31円として計算されたものです。節約できる電気の量は3つで合計125.76kWhなので、ご家庭の電気料金の単価をかけると、おおよその節約額がわかります。たとえば単価が35円なら、約4,400円です。
※国の試算は、行動ごとに別々に計算したものを合計した目安です。住まいの断熱性や使い方によって実際の金額は変わります。

まとめ:暖房を使い始める前に、窓とカーテンから

暖房代を抑える冬支度をおさらいします。
1. エアコンのフィルター掃除と、室外機まわりの片づけ
2. カーテンは厚手で、床まで届く長さに
3. 窓に断熱シートを貼る
4. 断熱マットを敷き、こたつ・カーペットは「中」に
5. 温湿度計を置いて、室温20℃を目安に。乾燥しすぎにも注意
6. 使い方のルールを決める。換気も忘れずに
本格的に寒くなる前の週末に、できるところから始めてみてください。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ