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しまっていた布団を出す日の8ステップ 干した後は掃除機を

  • 2026.9.18

朝晩が冷えてきたら、押入れの羽毛布団や毛布を出す季節。でも、半年しまっていた布団を袋から出してそのまま使うのは、ちょっと待って。長く収納していた布団は、干すだけでなく「干した後の掃除機」までがセットです。出す日にやることを8ステップにまとめ、やりがちなNGもあわせて紹介します。

ぜん息予防の公的な情報(環境再生保全機構)でも、長く収納していた毛布や布団は、使う前に洗濯するか、乾燥させて掃除機をかけてから使うよう案内されています。しまっている間に、湿気やほこりがたまりやすいためです。
まずは、出す日にやることの流れを図にまとめました。

出典 weboo.link

押入れ・寝室もカビが生えやすい場所

東京都の平成28年度(2016年度)の調査では、過去3年間にカビが生えたことがある家庭は33.7%。場所は浴室が最も多いものの、押入れ(21.0%)や寝室(20.0%)でも約2割の家庭で生えていました。
ダニやカビは、暖かく湿った環境で増えます。堺市の資料では、ダニは温度20〜30℃・湿度60%以上、カビは温度20〜30℃・湿度75%以上でよく増えるとされています(東京都の資料では、カビは20〜35℃前後・湿度70%以上と、数値には幅があります)。布団を出す10月ごろは、まだこの温度帯にあたる日も少なくありません。

STEP1|袋やケースから出して広げる

まずは収納袋やケースから出して、広げて湿気を逃がします。
圧縮袋に入れていた場合は、広げてから空気を含ませるように手でほぐします。なお、羽毛布団は圧縮すると中の羽根を傷めることがあるため、次にしまうときは圧縮を避けるほうが安心です。

STEP2|表示タグを確認する

干し方や洗い方は、素材や製品によって違います。作業の前に、布団や毛布に付いている表示タグを確認しましょう。
・洗濯おけの記号:家庭で洗えるかどうか。おけに×が付いていれば家庭で洗えません
・四角の中に丸の記号(タンブル乾燥):コインランドリーなどの回転式乾燥機を使えるかどうか。×が付いていれば使えません
・四角の左上に斜めの線:日陰干しの指示です
2016年11月以前に表示された製品には、今とは形の違う古い記号が付いていることがあります。
洗濯できる場合の洗い方は、記事の最後で紹介している羽毛布団の洗濯方法もあわせてご覧ください。

STEP3|におい・シミ・カビがないか見る

広げたら、表と裏にシミや黒っぽい点がないか、においがこもっていないかを確認します。
カビらしきものを見つけたら、掃除機で直接吸わないこと。カビの胞子をまき散らしてしまうおそれがあります。自分で落とせそうにない場合は、クリーニング店などに相談しましょう。

STEP4|古い防虫剤を取り出して換気する

収納袋や押入れに入れておいた防虫剤は、出す日に取り出します。衣類や寝具を入れ替えるときは、部屋の換気もしておきましょう。
次にしまうときに使う防虫剤は、パッケージの有効期間を確認しておきます。有効期間は温度や使い方によって変わります。また、防虫剤は成分の組み合わせによっては溶けてシミの原因になることがあるので、1種類にそろえておくと安心です。

STEP5|晴れて湿度の低い日に干す

布団は、湿度の低い時間帯に、裏と表をまんべんなく干します。目安は、晴れた日の10時〜15時ごろです。
羽毛布団は、カバーを掛けたまま干すか、風通しのよい日陰で。強い日差しに長く当てると、表の生地を傷めることがあります。羽毛布団の干す時間は、片面1時間ほどから日中2〜3時間まで、説明に幅があります。製品によって違うので、表示タグや付属の説明書で確認しましょう。

干せないときは布団乾燥機でもOK

天気が悪い日やベランダに干せない場合は、布団乾燥機を使ってもかまいません。
布団乾燥機のプラグを抜くときは、コードを引っ張らず、プラグ部分を持って抜きましょう。コードを引っ張って抜くことをくり返すと、中の線が切れかけて発火した事故が起きています。

STEP6|取り込むときは強くたたかない

干した布団を取り込むとき、布団たたきで強くたたいていませんか。強くたたくと、中わたや表の生地を傷め、羽毛布団では羽毛が出てくる原因にもなります。表面のほこりは、手やブラシで軽く払う程度にしましょう。

STEP7|掃除機を両面に、1㎡あたり20秒ほど

ダニのフンや死がいなどのアレルゲンを減らすには、寝具を干したり乾燥させたりした後に、表と裏に掃除機をかけることがすすめられています。
目安は、1㎡あたり20秒ほど(20〜30秒とする資料もあります)かけて、表と裏の両面にゆっくりと。たとえば150×210cmの掛け布団なら片面が約3㎡なので、両面でおよそ2〜3分です。布団用のノズルがあれば使いましょう。

STEP8|洗ったカバーを掛ける・電気毛布は点検してから

仕上げに、洗濯したカバーやシーツを掛けます。カバーやシーツは、使い始めたあとも週に1回を目安に洗いましょう。
電気毛布をいっしょに出す場合は、使う前に取扱説明書の点検・手入れの欄を見て、電源コードやプラグに傷みがないかを確認します。こげたようなにおいがするなど、少しでも異常があれば使わないようにしましょう。暖房器具を出す日の確認ポイントは、下の記事にもまとめています。

やりがちなNGまとめ

・袋から出してすぐ使う → 広げて湿気を逃がし、干して掃除機をかけてから
・布団たたきで強くたたく → 手やブラシで軽く払い、ほこりは掃除機で
・羽毛布団をカバーなしで長時間日なたに干す → カバーを掛けるか陰干し。時間は表示で確認
・カビを掃除機で吸う → 胞子が散るので吸わない。落ちなければ相談を
・防虫剤の種類を混ぜる → 1種類にそろえる
・布団乾燥機のコードを引っ張って抜く → プラグを持って抜く

コインランドリーで乾かすときの注意

毛布やカバーをコインランドリーで乾かすときは、まず表示タグで乾燥機を使えるかを確認します。
また、ボディオイルやヘアオイルなどの油分が付いたものは、洗濯したあとでも乾燥機にかけないようにしましょう。油は洗濯しても落ちきらず、乾燥中や乾燥後に発火するおそれがあります。乾燥が終わったら、すぐに取り出して広げておきます。

まとめ|出す日は「広げる→確認→干す→掃除機」

しまっていた布団を出す日は、次の流れで準備しましょう。
・袋から出して広げ、表示タグとカビ・においを確認する
・古い防虫剤を取り出して換気する
・晴れて湿度の低い日に干す(羽毛はカバーを掛けるか陰干し)
・強くたたかず、両面に掃除機を1㎡あたり20秒ほど
・洗ったカバーを掛け、電気毛布は点検してから使う
ひと手間かけて、気持ちよく秋冬の寝具に切り替えましょう。

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