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【六本松】たまには自分のために。心に“燈”をともす6席だけの寿司店

  • 2026.9.15

こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のibuゆきです。 たまには、自分のためだけに、ゆっくり時間を使ってみませんか? 仕事に家事に子育てに。いつも誰かのために頑張っている女性に、ぜひ訪れてほしいお店が六本松にあります。

2026年5月28日にオープンした「寿司屋 燈の季恵(ひのときえ)」 カウンター6席の完全予約制の寿司店です。白を基調とした空間で、旬の食材を使った料理とお寿司のコースを、一品ずつゆっくり味わえます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「燈の季恵」に込められた想い

燈の季恵は、福岡市地下鉄七隈線六本松駅から徒歩5分、谷1丁目の道路から少し入った奥に入り口があります。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

店内は6席のカウンター席のみ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

白を基調としたモダンな空間で、柔らかな光に包まれとても心地が良いです。 一角には、出雲大社に参拝した際にお祀りしたという神棚が。

出典:リビングふくおか・北九州Web

出雲の神様に見守られながら食事を楽しめるなんて、なんだかそれだけで福をいただけそうな気持ちになります。

コースは一斉にスタートします。 ランチは12時から。 時間になると、オーナーの本河さんからご挨拶があり、店名に込めた想いをお聞きしました。 店名の「燈」は、平安期の僧・最澄が遺したと伝わる「一燈照隅・万燈照国」という言葉から。一つの灯りが周囲を照らし、その灯りが広がっていくように、「ここに来られたお客様が、何か心に灯すものを持って帰ってほしい。それがまた、家族や周囲の人に広がっていってほしい」という願いを、「燈」という字に託したそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

燈の季恵が、ほかのお寿司屋さんとちょっと違うのは、スタッフが全員女性ということ。
本河さん(中央)、寿司職人の原さん(右)、磯野さん(左)が、それぞれの持ち味を生かしながら、一人ひとりに寄り添ったおもてなしを届けています。

そして、女性の体を思いやった食へのこだわりも、この店の魅力のひとつ。

自家農園で農薬を使わずに育てた野菜やオーガニック食材、農薬不使用のお米、無添加の味噌や醤油など、体にやさしい食材を選んでいます。白砂糖を使わないのもこだわりのひとつです。 その背景には、本河さん自身の経験があります。約20年前から自然食品を取り入れてきた本河さん。学生時代には食生活の乱れから肌トラブルに悩み、子どもが小さい頃には育児ノイローゼを経験したことも。 だからこそ、食事で体をいたわること、忙しい女性が自分自身を大切にする時間を持つことを大切にしているそうです。 料理や食材だけでなく、「ここで過ごす時間そのものが、女性にとって心地よいものであってほしい」そんな思いが、たくさん伝わってきます。

テーマは「実りと喜び」

燈の季恵のランチは「縁起コース」税込 8,800円。 縁起物の器や食材を取り入れた、一品料理三品、お寿司八貫、お味噌汁、デザートです。

そして、季節によって食材だけでなく、コースに込めるテーマも変わるそう。 今回は「実りと喜び」

出典:リビングふくおか・北九州Web

一品目は、梨とシャインマスカットの白和え 「梨=丸み」「シャインマスカット=豊かさ」という縁起の意味があるそうです。 白和えのほのかな塩味と、ジューシーなフルーツが相性抜群! お花が咲いたような真っ白な器もかわいいです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

続いて、甘鯛の松笠焼き 鱗を取らずに熱した油をかけて逆立たせ、松ぼっくり(松笠)のように仕上げる日本の伝統的な調理法だそうです。“めでたい”に通じる縁起の良い魚に、松ぼっくりの、長寿や繁栄を願う縁起も重なってますね! 鱗がサクサクで全く口に残らない、身はふっくらして本当に美味しかったです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらは、舞茸の茶碗蒸し 舞茸には「見つけた人が舞い上がるほど喜ぶ」という由来があるそうで、今回のテーマ「実りと喜び」にもぴったりですね。 卵は、唐津のみのり農園のもの。平飼いで自然な飼料で育った鶏の卵です。 こちらの器もとっても素敵。柔らかい雰囲気の絵柄が、優しい茶碗蒸しのイメージと重なります。

そしてここからは、目の前で原さんが一貫一貫お寿司を握ってくださいます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

赤身は長崎産。天然醸造醤油などで漬けにしてあります。

私がまず印象に残ったのが、シャリの温度。
「温かい」というわけではないのに、舌の温度にすっとなじむような感覚がありました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

原さんがお寿司を握る所作もとても丁寧で美しいです。 出雲に生まれ育ち、祖父母は出雲大社の参道で旅館を営んでいたという原さん。幼い頃から過ごした出雲大社と深いご縁に育まれた感性が伝わってくるようです。

続いて中トロ、きびなごと、旬の魚が一貫ずつ目の前に運ばれてきます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

カウンターに置かれた皿も、一貫ごとにさっと拭い、タレ一滴、ご飯一粒まで美しく整えていきます。 こういう細かい気遣いや丁寧さこそ、おもてなしの心ですよね。

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こちらは博多湾伊崎漁港のコウイカの子ども。身がとっても柔らかくて感動♡

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ゲソは炙って、いただきました。

エビの昆布締めは、プリっと大きな海老で、口の中でとろっと甘みが広がります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

鹿児島の本鰹は、薬味に生姜と島らっきょうを。

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どの一貫も、ネタに合わせて味がつけられているので、醤油をつけず、そのままいただきます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

お味噌汁には熊本の南関あげがたっぷり。

出典:リビングふくおか・北九州Web

お味噌汁をいただきながら、丁寧にウニの巻物を作る原さんの手元につい見入ってしまいます。

コースは「ゆっくり楽しんでほしい」という本河さんの思いから、時間をかけて一品ずつ提供されます。いつも仕事や子育てで時間に追われ、ついタイパを求めてしまう私にとって、何も急がず、ゆっくりと食事を楽しむ時間はとても贅沢。 気づけば、心にも少し余白が生まれていました。自分のために使う時間っていいな〜と。

出典:リビングふくおか・北九州Web

博多湾のふっくらした穴子

そして最後は、縁起の良いいなり寿司です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

出雲大社の主祭神・大国主大神は、福の神「だいこく様」として、米俵の上に立つ姿でも親しまれています。そんな縁起にちなみ、最後にいなり寿司をいただくのだそう。

出典:リビングふくおか・北九州Web

デザートには、抹茶アイスとホワイトチョコレート。ホワイトチョコレートは、ショコラティエのスタッフが手作りしているそう。お誕生日や記念日には、チョコレートで作るお祝いプレートも用意してもらえます。

そして食後には、香ばしい三年番茶を。生ものをいただいた後だからこそ、最後は胃にやさしいものを、という心遣いだそうです。最後の一杯まで、体を思いやるおもてなしが感じられました。

料理を引き立てる、もう一つの主役

料理だけでなく、器も「燈の季恵」の楽しみのひとつ。 本河さんが集めた有田焼、伊万里焼、九谷焼、骨董品など、縁起の良い器が料理を彩ります。

その中から、私が特に心惹かれた2つをご紹介します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

最初にいただいたハーブティーが入っていた、出石焼の蓋付きの湯呑み。 透き通るような真っ白な美しさです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

それと、いなり寿司が乗っていた小皿は、実は九谷焼の「赤絵」の器の蓋の部分だそうです。 繊細に描かれた絵柄もとっても縁起が良いので、なんだか私の運気まで上がったような、気分になれました。

お祝いだけでなく、自分へのご褒美でも

「女性1人でも心地よく過ごしてほしい」と本河さんがおっしゃる通り、私も一人で訪れましたが、本当にゆったりとした時間を過ごせました。 縁起の良い料理や空間なので、お誕生日のお祝いや、結婚記念日などにもぴったりです。 事前に予約すれば花束なども用意してくれます。

でも今回、本河さんといろいろお話しする中で、いつも家族のために頑張っているお母さんや、忙しくて自分のために時間を使えない女性に、特に利用してほしいなと思いました。 居心地の良い空間、美しい器、美味しいお料理、丁寧な所作、ゆっくり流れる時間。 全てが贅沢で、私にとっては最高なご褒美でした。 「何か温かいものをもらえた。明日からまた頑張ろう。」そう思いながらお店を後にしました。 心に“燈”をともすお寿司屋さん、皆さんもぜひ。

燈の季恵(ひのときえ)
・住所:〒810-0031 福岡市中央区⾕1-12-11-1 アンブラン102
・営業時間:昼12:00〜 夜18:30〜(どちらも⼀⻫スタート)
・定休⽇:⽕曜⽇、⽔曜⽇
・電話番号:092-600-3711
・2日前までに要予約→こちら
・アクセス情報:福岡市地下鉄七隈線「六本松駅」から徒歩約6分
・駐⾞場は、近隣のコインパーキング

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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