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なぜいつもバッティング? ヘンリー王子&メーガン妃vs.王室のスケジュール被り列伝

  • 2026.9.14
Getty Images

ジョージ王子のイートン校入学と重なるタイミングで、子どもたちを連れてイギリスへ電撃帰国したメーガン妃&ヘンリー王子。未来の国王の門出を祝う時期にもかかわらず、メディアはサセックス公爵一家の帰還をめぐる話題でもちきりだ。これまでも夫妻の発表は、なぜかイギリス王室の大切な節目と重なり、「配慮に欠ける」「意図的に注目を奪っている」とたびたび批判されてきた。炎上も計算に入れたPR戦略なのか、それとも単なる偶然なのか。物議を醸した“日程被り”を検証する。

REX/Shutterstock

ユージェニー王女の結婚式で妊娠発表

これはもはや偶然では片づけられず、明確に「デリカシーがなさすぎる」と批判されている事例だが、2018年10月、ユージェニー王女とジャック・ブルックスバンクの結婚式に出席したメーガン妃とヘンリー王子は、王族や友人が一堂に会したその場で、第1子を授かったことを周囲に発表している。

Pool / Getty Images

結婚式という晴れ舞台で注目を奪ったいとこ夫婦にユージェニー王女は不快感を示し、友人たちに「結婚式が終わるまで待ってほしかった」と漏らしていたと伝えられている。

そもそもユージェニー王女とジャックは2017年内に結婚することを希望していたが、ヘンリー王子とメーガン妃のためにロイヤルウエディングの順番を譲ったと言われている。そのうえ、ようやく迎えた自分たちの結婚式でまで主役の座を脅かされたとなると、ユージェニー王女が失望したとしても無理はないだろう。

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キャサリン妃の誕生日前日に王室離脱を電撃報告

2020年1月8日、サセックス公爵夫妻はInstagramを通じて、主要王族の立場から退き、イギリスと北米を行き来しながら経済的自立を目指すと突如表明した。王室との協議がまとまる前の発表だったとされ、バッキンガム宮殿も「話し合いは初期段階」と異例の声明を出すなど、王室もメディアも大混乱に陥った。

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夫妻がなぜこの日を選んだのかは定かではない。しかし翌9日は、キャサリン妃の38歳の誕生日。例年なら王室のSNSに祝福のメッセージや写真が並び、未来の王妃が健やかに年を重ねたことを国民が祝う一日だ。ところがこの年、王室関連の報道は前夜に飛び込んだ“メグジット”一色となり、キャサリン妃の誕生日はすっかりかすんでしまった。サセックス公爵夫妻はせめてあと一日待つことはできなかったのだろうか。

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女王のコモンウェルス・デー演説と同日にオプラ・インタビュー

2021年3月7日、メーガン妃とヘンリー王子はオプラ・ウィンフリーのインタビュー番組に出演。王室離脱に至った経緯をはじめ、アーチー王子の肌の色をめぐる王室内の会話、メーガン妃が自殺を考えるほど精神的に追い詰められていたこと、キャサリン妃との確執などについて赤裸々に語った。

WPA Pool / Getty Images

その衝撃的な内容に加え、イギリスメディアを驚かせたのが放送のタイミング。同日わずか数時間前には、エリザベス女王による毎年恒例のコモンウェルス・デー・メッセージがBBCで放送されたばかりだった。ある王室専門家は英紙サンに対し、夫妻がインタビューの日程を事前に宮殿と調整していれば、こうした衝突は避けられたはずだと主張。女王の重要な演説と同じ日に世界的な注目を集めるインタビューをぶつけたことを「無礼だ」と批判している。

ウィリアム皇太子夫妻の訪米中にNetflix予告編を公開

王室離脱後のメーガン妃&ヘンリー王子の作品のなかでも、ひときわ大きな話題を呼んだNetflixドキュメンタリー「ハリー&メーガン」。全6話を通じて、夫妻は王室時代に受けたメディアの過剰な取材や、王室内で十分な支援を得られなかったと感じた経緯を告白。英王室への厳しい主張を含む内容は物議を醸したが、その予告編が公開されたタイミングも、王室にとって非常に気まずいものだった。

Samir Hussein / Getty Images

というのも、予告編が公開されたのは2022年12月1日。ウィリアム皇太子とキャサリン妃が、第2回「アースショット賞」授賞式のためアメリカ・ボストンを訪問している最中だった。これは夫妻にとって、エリザベス女王の死去後初となる海外公式訪問であり、環境問題への取り組みを世界へ発信する重要な機会。

しかし、親密な写真や王室への新たな告発を予感させる「ハリー&メーガン」の予告映像が解禁されると、メディアの関心はたちまち兄夫婦からサセックス公爵夫妻へと移ってしまった。

英王室の存在意義をアピールする大切な時に王室批判を含むドキュメンタリーの宣伝を真正面からぶつけてきたサセックス公爵夫妻は、またしても「偶然にしてはタイミングが悪すぎる」と疑いの目を向けられることに。

Leigh Vogel / Getty Images

ダイアナ元妃の功績をたたえる式典直前に新ブランドを発表

ブランド発表という内容からも、周到なPR戦略だったのではないかと指摘されているのが、2024年3月14日に行われた、メーガン妃のライフスタイルブランド「アメリカン・リヴィエラ・オーチャード」(「アズ・エヴァー」として後にリブランド)のローンチだ。この日は、ダイアナ元妃の名を冠し、その理念を受け継ぐ若者たちを表彰する「ダイアナ・レガシー・アワード」の開催日。式典が始まる約1時間前、メーガン妃はブランドのInstagramと公式サイトを公開し、大型ビジネスの始動を発表した。

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「ダイアナ・レガシー・アワード」式典ではウィリアム皇太子が会場でスピーチし、ヘンリー王子も後からオンラインで参加。ダイアナ元妃の功績をたたえ、長く不和が続く兄弟が母の名のもとで同じイベントに関わる、極めて注目度の高い一日だった。そこへ新ブランドのニュースを投下すれば、王室やヘンリー王子、ひいてはメーガン妃自身に集まる関心を、そのままビジネスの宣伝へつなげることができる。あまりに出来すぎたタイミングに、王室専門家からは「計算された行動」との批判の声も上がった。

写真/2024年3月14日、ロンドンの科学博物館で行われた「ダイアナ・レガシー・アワード」で受賞者たちとポーズするウィリアム皇太子。

William J Connolly / Getty Images

ジョージ王子のイートン校入学に、一家そろってイギリスへ

2026年8月、ヘンリー王子夫妻は、アメリカを離れて家族でイギリスに長期滞在すると電撃発表。アーチー王子とリリベット王女も、9月から現地の学校へ通うことが明らかになった。この突然の帰国の知らせをイギリスのメディアは一斉に報じており、その勢いは9月に入ってからも収まっていない。

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なぜ、夫妻はこの時期に帰国したのだろうか。9月8日には、ジョージ王子が父ウィリアム皇太子と叔父ヘンリー王子の母校、イートン校へ入学。未来の国王が初めて親元を離れ、寄宿学校生活を始める大きな節目となった。

そこに、サセックス公爵一家の帰英が重なった。メディアの関心は、アーチー王子とリリベット王女がどの学校に通うのか、制服姿は公開されるのか、英国でどのような生活を送るのかといった話題にも及んでいる。ジョージ王子の門出を祝うムードが、いとこたちの新生活をめぐる報道に少なからずかき消されてしまったことは否めないだろう。

偶然か戦略かは本人たちのみぞ知る。ただ、望むと望まざるとにかかわらず、その振る舞いが人々の記憶に残り、夫妻の印象を形づくっていることは確かだ。

写真/両親とともにイートン校に初登校したジョージ王子。2026年9月8日撮影。

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