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倍率10倍以上!「ぬい活」のトレンドはお泊り会…しばしの別れに涙も応募のワケ

  • 2026.9.13

お気に入りのぬいぐるみと出かけ、思い出の写真を撮影する「ぬい活」。
いまや大人から子どもまで魅了する新たな推し活文化として市場を急拡大させています。

そんなぬいぐるみを主役にした、彫刻美術館でのユニークな「お泊まり会」や、大手ビジネスホテルの専用パジャマ付き宿泊プランといった最新トレンドを取材しました。

進化する「ぬい活」

お気に入りの「ぬいぐるみ」をバッグにつけて持ち歩いたり、一緒に出かけて写真を撮ったりする「ぬいぐるみ活動」、略して「ぬい活」。
2025年の流行語大賞にもノミネートされ、大人から子どもまで幅広い世代から人気を集めています。

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札幌で「ぬい活」をしている観光客に話を聞いてみました。

「一緒に旅行している気持ちになるので楽しい気持ちになれる。ただ背景を撮るよりも写真がかわいくなる」

さらに自分の代わりに「ぬいぐるみ」だけをお泊り・美術作品を鑑賞させるイベントもあるんです!
おもちゃの枠を超え、癒しや自己表現の手段としても進化する「ぬい活」の世界を深掘りします。

海外からも人気!

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どんな人が「ぬい活」にハマっているのか。札幌のマチでさっそく調査開始です。

東京からの観光客は「ミルキーサブウェイというアニメのキャラクターです。旅行だったりアニメ系のイベントがあったりするときは入れています」と、お気に入りのぬいぐるみをうれしそうに見せてくれました。

ぬい活の魅力については、「自分の好きなキャラクターと出かけられるところですかね」と話します。

「ぬい活」人気は海外にも広がっているようで、中国からの観光客は「中国から日本に連れてきて、たくさん写真を撮っています」と、お気に入りのぬいぐるみとの旅を楽しんでいる様子です。

また、台湾からの観光客も「スティッチが大好きだから、一緒に色んなところを行ってまわってそれが楽しい」と話してくれました。

さらに、香港からの4人家族は全員「ぬい活」中!
ぬい活は香港でも「とても人気です」と教えてくれました。

ぬいぐるみ業界の売り上げは1.7倍に!

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東京商工リサーチによると、ぬいぐるみの販売などを手掛ける関連企業34社の2025年の売上高は849億円で、5年で1.7倍に拡大。

魅力的なキャラクターや、アニメの「推し活」人気がぬいぐるみ需要を高めています。

そんな中、「ぬい活」人気をきっかけに、ユニークな取り組みが始まっています。

しばしのお別れに涙!

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美術館の職員が「ありがとうございます。お預かりします」と、ぬいぐるみを受け取ります。
旭川の彫刻美術館で行われたのは、「ぬいぐるみ」を1週間ほど預かる「ぬいぐるみお泊まり会」。

「ぬい活」を通じて、美術館を多くの人に知ってほしいと企画しました。

職員は白い手袋をつけて、美術品と同じように「ぬいぐるみ」を大切に扱います。

小学5年の女の子は「一緒に寝たり、ごはんのときとかも連れて行ったりしています。仲良く過ごしてほしいと思う」と、愛おしそうに話します。

小学5年生の山口陽惺(はるせ)くんは、5歳のときからいつも一緒にいるクマのぬいぐるみ「ぐまみ」を預けにきました。

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美術館の職員は「こちらの『ぐまみ君』1週間お預かりしますね。大切にお預かりしますからね」と、はるせくんに語りかけます。

しばしのお別れに、思わず涙がこぼれるはるせくん。

七五三のときも、家で本を読むときも、ラグビーの試合の応援にも。どこに行くにも「ぐまみ」が一緒でした。

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母の彩花さんは「それまでは全然平気だったんですけど、いざお別れとなったらやっぱり寂しいんだろうなと」と、息子の気持ちをおもんぱかります。

預けられたぬいぐるみは?

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預けた「ぬいぐるみ」は、館内を散策したり、彫刻などの作品をじっくり鑑賞します。

その様子を、美術館の職員が写真撮影して随時SNSで公開するほか、後日フォトブックにして持ち主に届けられます。

はるせくんの「ぐまみ」も、作品鑑賞やバルコニーでの日光浴を楽しみました。

「ぬいぐるみのお泊まり会」は2回目の開催で、先着順だった前回は募集開始からわずか1分で定員に達する人気ぶりでした。

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提供:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館

前回の参加者は「お友だちが衣装を作ってくれて譲ってくれたクマを預けた」といいます。

「いろんなところに連れて行ってあげたいというのがあった。帰ってきたときは修学旅行に出して戻ってきたような感じがしていた。『楽しかったねー、よかったねー』みたいな」と、当時を振り返ります。

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前回のお泊り会のフォトブック

今回は抽選方式に変更しましたが、9体の参加枠に対し、120件以上の応募がありました。

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館の南雲貴史館長は「こんなにもぬいぐるみを愛している方が多いというのはびっくりした。SNSで知った人が旅行のついでによってくれた。この企画がなければ来なかった人も来館したと感じる」と反響の大きさに驚きを隠せません。

ぐまみとの再会

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「ぬいぐるみのお泊り会」まで企画されるほど人気な「ぬい活」。

お泊り会にお気に入りのぬいぐるみ『ぐまみ』を預けた小学5年生の山口陽惺くんは涙をみせていましたが、1週間経って『ぐまみ』と再会しました。

さみしがっていた陽惺くんの表情は打って変わって笑顔に。

陽惺くんの母・彩花さんによると「ぐまみ」がいない1週間、陽惺くんは「さみしい」とよく言っていたそうで、「心配だから彫刻美術館まで連れて行ってほしい」と何度もせがまれたのだといいます。

「ぐまみ」と再会した瞬間については「今まで見たことがないくらい目を輝かせて喜んでいた」と話しています。

ホテルでも「ぬい活」!

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このほかにも、ユニークなサービスが全国で始まっています。

大手ビジネスホテルチェーンの東横インは、2025年から「ぬいぐるみ」と一緒に泊まれる「推し活応援!~ぬいと一緒にお泊り会プラン~」を実施しています。

宿泊料金に300円をプラスすると、ぬいぐるみ専用のベッドとパジャマを貸し出してくれます。
パジャマは宿泊者と同じ素材を使用するこだわりようです。

全国約100店舗で実施していて、道内では函館と網走の2軒で利用できます。
これまでに全国で3000件以上の予約があったそうです。

単なるブームではなく、ひとつの文化として定着しつつある『ぬい活』。
今後の広がりに注目です。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま
※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年7月17日)の情報に基づきます。

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