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「俺のだけ、3千円だった」高校生の息子が見せたお年玉袋。だが、夫が義妹に確認して分かったこと

  • 2026.9.12

親戚の子ども六人に、ぽち袋が配られた

元日の昼過ぎ、義実家の居間には親戚の子どもが六人集まっていた。

義母がみかんを座卓に置き、義妹が紙袋からぽち袋を取り出して、一人ずつ名前を確認しながら配っていく。

高校生の息子はいちばん年上で、最後に袋を受け取った。

「はい。今年も少しだけど」

「ありがとう」

息子は中を見ず、そのままかばんの内ポケットにしまった。私は台所でお茶を淹れながら、その様子を見ていた。

しばらくすると、小学生の甥が畳の上でぽち袋を開けた。

「一万円入ってる!」

隣にいた姪も自分の袋をのぞき込み、「私も一万円」と声を上げる。

「こら、そういうのは見せ合わないの。なくす前にしまって」

義母が苦笑しながら声をかけた。

義妹も「あんまり広げないでよ」と笑っている。

私は少し気になったものの、息子がいくら受け取ったのかは知らなかったので、その場では何も言わなかった。

帰宅してから、息子が袋を差し出した

帰りの車でも、息子はお年玉の話をしなかった。

家に着き、荷物を片づけていると、息子がかばんからぽち袋を出して私に見せた。

「俺のだけ、三千円だった」

「三千円?」

「うん。別にいいんだけどさ。さっき一万円って言ってたから、ちょっとびっくりした」

息子はそれだけ言うと、お風呂へ向かった。

台所では夫が、義実家から持ち帰った容器を洗っていた。私が事情を話すと、夫は蛇口を止めた。

「三千円だったの?」

「うん。甥と姪は一万円だったでしょう」

夫は少し考えてから、「年齢で金額を変えてるのかな」と言った。

「でも、うちの子のほうが年上だよ」

「まあ…そうだよな」

夫は困ったように笑ったあと、スマートフォンを手に取った。

「変に勘ぐるより、聞いてみるよ」

責めずに確認すると、すぐ返信が来た

夫が送ったのは、「今日はありがとう。ひとつだけ確認なんだけど、息子の袋は三千円で合ってる?」という短いメッセージだった。

十分もしないうちに、義妹から返信が来た。

「え、三千円? ごめん、袋を取り違えたかも。一万円で用意したつもりだった」

どうやら、金額の違うぽち袋を準備する途中で、中身と名前を取り違えてしまったらしい。

夫は画面を見ながら、「聞いてよかったな」と小さく息を吐いた。

次に会ったとき、義妹は息子に不足していた分を渡し、「この前ほんとごめん。来年はちゃんと確認するから」と頭を下げた。

息子は少し照れながら、「大丈夫だよ」と受け取っていた。

金額だけを見たときは、私も理由を考えすぎていた。親戚同士だからこそ、気になったことを黙って抱えるより、責めない形で一度確認してみることも大切なのだと思った正月だった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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