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「夜11時を過ぎても音楽が止まらない」何度注意しても止まらなかった騒音。だが、管理会社に相談した結果

  • 2026.9.12
「夜11時を過ぎても音楽が止まらない」何度注意しても止まらなかった騒音。だが、管理会社に相談した結果

壁を軽く叩くと、いったん音は小さくなった

以前、築年数の古い二階建てのアパートに住んでいました。

私の部屋は二階の端で、隣には大学生くらいに見える若い男性が一人で暮らしていました。

引っ越してきた日に、男性は缶コーヒーを二本持ってあいさつに来ました。

「隣に越してきました。うるさかったりしたら、言ってください」

「ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします」

丁寧な人だな、というのが最初の印象でした。

ところが、その翌週から夜になると低い音が壁越しに響くようになりました。曲そのものは聞き取れませんが、ベースのような音だけが床や壁を伝ってきます。

時計を見ると、いつも夜11時を過ぎていました。

最初の夜は、壁を軽く二回叩いてみました。

すると音はいったん小さくなります。しかし十分ほどすると、また元の音量に戻っていました。

三日目の夜、私は隣の部屋のチャイムを押しました。

「すみません。夜の音楽なんですけど、もう少しだけ小さくしてもらえませんか」

「え、そんなに聞こえてました?すみません」

男性は驚いたように目を見開き、何度も頭を下げました。

これなら分かってもらえたと思ったのですが、翌日の11時を過ぎると、また同じ低い音が響いてきました。

その後も二度、音が続いた夜にお願いに行きました。

「何度もすみません。やっぱり結構、こっちまで響いていて…」

「すみません。気をつけます」

その場では毎回謝ってくれます。それなのに、数日するとまた元に戻ってしまう。その繰り返しでした。

三度目の帰り、下の階の人と会った

三度目にお願いした帰り、階段を下りかけたところで、一階に住んでいる女性と鉢合わせました。

私が隣の部屋から出てきたのを見て、女性が少し声を落として聞いてきました。

「もしかして、音のこと?」

「はい。夜11時を過ぎると、ずっと響いていて」

「やっぱりそうなんだ。うちにも聞こえてるの。どうしようかって話してたところで」

自分の部屋だけではなかったのだと、そのとき初めて知りました。

何度も直接言いに行くのも、お互いに気まずくなるだけかもしれない。そう思い、翌日の昼休みに管理会社へ電話しました。

部屋番号と、音が聞こえる時間帯、それまでに三度お願いに行ったことを順番に伝えました。

担当の人はしばらく話を聞いたあと、落ち着いた声で言いました。

「分かりました。こちらから一度お話しします。相談された方のお名前は出しません」

「お願いします。本人も悪気がある感じではないんですけど、夜なので…」

「建物によっては、ご本人が思っている以上に音が響くことがありますからね」

管理会社から伝えてもらった夜

数日後の夕方、帰宅すると、隣の部屋の前に管理会社の担当者らしい人が立っていました。

ドアが開き、短いやり取りが廊下まで聞こえてきます。

「夜遅い時間の音について相談がありまして。ほかのお部屋にも響いているようなんです」

「そんなに響いてたんですか…」

「夜は音量を抑えていただくようお願いします」

しばらく間があって、男性の「分かりました」という声が聞こえました。

その日の夜、11時を過ぎても壁は震えませんでした。

次の日も、その次の日も静かなままでした。

数日後、ゴミを出しに行ったところで隣の男性と会いました。向こうから少し気まずそうに頭を下げます。

「あの…ずっとすみませんでした。そんなに響いてると思ってなくて」

「いえ。静かになったので助かりました」

そこへ、以前階段で会った一階の女性もやってきました。

「最近、静かになったね。うちも助かってる」

男性はもう一度、小さく頭を下げました。

それ以降、夜11時を過ぎて壁越しに音楽が響くことはなくなりました。最初から管理会社に任せればよかったのかもしれません。それでも、一度は自分で伝えたからこそ、直接言い続けるより間に入ってもらったほうがいいと判断できたのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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