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静かな電車で突然聞こえたスプレー音。「ここで使うの?」強い匂いに男性が取った行動とは

  • 2026.9.7
静かな電車で突然聞こえたスプレー音。「ここで使うの?」強い匂いに男性が取った行動とは

静かな昼の電車で、向かいの席から聞こえた音

だいぶ前の話です。どの季節だったのか、どこへ向かっていたのかも、もうはっきりとは覚えていません。

それでも、あの日の車内で感じた匂いだけは、今でも記憶に残っています。

昼ごろの電車で、車内はそれほど混んでいませんでした。

ロングシートには空いている場所もあり、私はドアの近くに座っていました。

エアコンが効いていて、窓はどこも閉まっています。

眠っている人もいて、聞こえるのは電車が走る音くらいでした。

向かい側の少し離れた席に、一人の乗客が座っていました。その人は鏡を見ながら身支度をしていましたが、私は特に気にしていませんでした。

しばらくすると、その人が小さなスプレーのようなものを手にしました。

シュッ、シュッ。

短い音が2回しました。

席は離れていたのに、少しすると強い匂いがこちらまで流れてきました。

閉め切った車内では、思っていた以上に匂いが広がるのだと、そのとき初めて感じました。

私はしばらく座っていましたが、だんだんその場にいるのがつらくなってきました。

注意しようかとは考えませんでした。何か言って気まずくなるより、自分が離れたほうが早いと思ったのです。

注意はせず、私は隣の車両へ移った

私は膝の上の鞄を持って立ち上がり、連結部の扉を通って隣の車両へ移りました。

そこは先ほどの車両より少し人が多く、座れる場所はありませんでした。

それでも、匂いがしないだけでほっとしました。私はつり革につかまり、そのまま立っていました。

誰かがスプレーを使った乗客に声をかけたのかは分かりません。

私が移ったあと、何があったのかも見ていません。

家に帰ってその話をすると、家族から「言えばよかったのに」と言われました。

けれど私は、あの場で相手に何かを言うより、自分が場所を変えることを選びました。

今振り返っても、それが正しかったのかは分かりません。

ただ、公共の乗り物では、自分には気にならない匂いでも、周囲には強く感じられることがあるのだと思います。

スプレーを使った人も、そこまで匂いが広がるとは思っていなかったのかもしれません。実際のところは分かりません。

それ以来、電車の中で誰かが鏡を出して身支度をしているのを見ると、ときどきあの日のことを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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