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何度説明しても理解してくれない客。「大盛り無料のクーポンはもらえないの?」と聞く、客の勘違いとは

  • 2026.9.7
何度説明しても理解してくれない客。「大盛り無料のクーポンはもらえないの?」と聞く、客の勘違いとは

壁には「大盛無料」と書かれていた

昼どきに、うどんの店へ入ったときのことです。

その日は、大盛りにしても追加料金がかからない期間でした。

店内の壁にも「大盛無料」と大きく書かれていて、注文するときに店員さんからも案内がありました。

私はレジの近くのカウンター席に座り、うどんを食べていました。

食べ終わってそろそろ店を出ようとしたころ、レジのほうから少し困ったような店員さんの声が聞こえてきました。

見ると、先に食事を終えたらしい人がレジの前に立っています。

「大盛り無料のクーポンはもらえないの?」

店員さんは一瞬間を置いてから、落ち着いた声で答えました。

「クーポンではなく、今の期間は大盛りにしても追加料金がかからないというキャンペーンなんです」

説明を聞けば、それで終わる話だと思いました。

ところが、その人は納得していない様子でした。

「でも、大盛り無料って書いてあるでしょう?」

「はい。ですので、大盛り分のお値段が無料になっています」

店員さんは、壁の貼り紙を示しながらもう一度説明しました。

それでも、その人はレジの前を離れません。

「だから、その無料のクーポンはもらえないの?」

三度目も、同じ質問だった

どうやらその人は、「大盛り無料」という表示を見て、大盛りを無料にできるクーポンが別にもらえると思っているようでした。

店員さんは声を荒らげることもなく、もう一度説明します。

「クーポンをお渡しするキャンペーンではないんです。期間中は、注文した大盛りそのものが無料になります」

これで三度目です。

私はカウンター席で聞きながら、ここまで説明しても伝わらないことがあるのかと驚いていました。

その人も怒鳴ったりしているわけではありません。ただ、「無料なら何かもらえるはず」という考えから、なかなか離れられないように見えました。

私が席を立ってレジの横を通ったときも、店員さんはまだ説明を続けていました。

「もう一度ご説明しますね」

その声は、最初と変わらない落ち着いたものでした。

結局、そのあとどうなったのかは分かりません。

ただ、短い言葉でも受け取り方が違うと、ここまで話がかみ合わなくなることがあるのだと印象に残りました。

それ以来、「無料」という文字を見るたびに、あの日レジの前で何度も同じ説明をしていた店員さんのことを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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