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「おいしい…」摂食障害に苦しんだ娘を変えた母の料理。13年後、料理研究家になった今

  • 2026.9.5

摂食障害に苦しんでいた頃、母の「重ね煮」を食べて心から「おいしい」と感じた山室実咲さん。それから13年、現在は重ね煮料理研究家として活動しています。母娘の転機となったエピソードと、野菜3つで作る基本レシピを紹介します。

母の「重ね煮」が人生の転機に!山室実咲さん

教えてくれたのは、山室美咲さん

やまむろ・みさき  
重ね煮料理研究家。岡山県高梁市で重ね煮料理教室「暮らしの料理 はゆ」を主宰。暮らしに寄り添った、シンプルでおいしい重ね煮ごはんを提案している。 

活動の詳細はインスタグラム(@hayu_misaki)で>>

「わたしリスタート」特集に登場した、母でコアフェイストレーニング・インストラクターの杉田美和さんのインタビュー記事・ドキュメンタリー動画も併せてご覧ください。

インタビュー記事はこちら!>>

ドキュメンタリー動画はこちら!>>

切って重ねて煮るだけ!「重ね煮」ってどんな料理?

重ね煮を「いつものごはん」の心強い味方に
わたしリスタート・ドキュメンタリー 杉田美和さん編より

おいしい…!

母が作る重ね煮を食べた13年前、心底そう思ったと話す実咲さん。

当時、実咲さんは摂食障害や肌荒れに長く悩んでいました。そんな中で出会った母の「重ね煮」は、実咲さんにとって食との向き合い方が変わっていくきっかけの一つになったといいます。

「重ね煮」とは、食材を切って、重ねて、煮るだけで、驚くほど美味しくなる料理。

食材を切って、自然の原理にならって重ね、煮るだけで、素材のうまみを最大限に引き出してくれるから、化学調味料やお砂糖、お出汁を使わずにどんなお料理もおいしく簡単に作ることができます。

食材を重ねる順序は、食材の「陰陽」の性質に基づいて、陰性の食材を下に、陽性の食材を上に重ねるのがルール

重ね煮の滋味深い味わいは、実咲さんにとって、心も体も満たされるようなおいしさだったといいます。

「そのおいしさに感動し、母が作ってくれた重ね煮を夢中で食べているうちに、長年悩んでいた摂食障害も、だんだんと和らいでいきました」と実咲さん。

食を通して根本から整えることで、心と体のバランスを取り戻す実体験を通して、家族の大切さ、そして食の大切さを学んだと言います。

その後、食を通して生き方を学びたいと、実咲さんは岡山にある「百姓屋敷わら」に弟子入りし、自然食や在り方を一から学びます。そして、結婚し岡山に居を構え、重ね煮料理研究家としての活動を始めました。

料理教室の生徒さんは、年代も家族構成もさまざま。「丁寧な気持ちはそのまま、忙しい日でも、疲れて気力がない日でも、決して手抜きではなく、簡単においしくできる家庭料理を伝えたい」と、さまざまな重ね煮やアレンジレシピを教え続けています。

今回は、杉田美和さん母娘のリスタートのきっかけになった、大切な「重ね煮」レシピをご紹介します。

野菜3つを重ねて30分!基本の「重ね煮」レシピ

《基本のレシピ》しいたけ、玉ねぎ、人参の重ね煮

<材料>作りやすい量(18cm鍋使用)
・椎茸 100g(薄切り)
・玉ねぎ 300g(回し切り)
・人参 80~100g(千切り)
・塩 少々

<作り方>
1.鍋底に塩をまんべくなくふる(小さじ1/8程度)
2.椎茸、玉ねぎ、人参の順に重ね、一番上にも塩をふる(小さじ1/4程度)
3.蓋をして弱火で30分火にかける
4.甘い香りがし、人参に火が通って甘くなっていたら完成
5.木ベラなどで全体を優しく混ぜ、バットに広げたら粗熱をとり保存する

<ポイント>
人参の食感が残っていたり、甘みを感じにくい時は、再度蓋をして5分〜10分火にかけましょう。

だしなしでもおいしい!重ね煮の「だし巻き卵」

《アレンジレシピ》出汁入らずのだし巻きたまご

重ね煮のうまみをそのまま包んだ、やさしい味わいのだし巻きたまごです。

<材料> 2人分
・重ね煮 80g
・たまご 3個
・お水 大さじ3
・醤油 小さじ1
・油 適量

<作り方>
1.ボウルに卵を割り入れ、菜箸で白身を切るようによく混ぜる
2.水、醤油を加えて混ぜたら、重ね煮を加える
3.フライパンを熱して油を薄くひき、卵液を3〜4回に分けて流し入れ、巻くを繰り返す
4.熱いうちに巻きすで巻き、形を整えて粗熱を取る

レシピ以外にも、お味噌汁に加えたり、お肉と一緒に炒めてもとても美味。ぜひいろんなものと合わせてみてくださいね。

※この記事は、本人の体験・実感に基づくものです。摂食障害などの症状がある場合は、自己判断せず医療機関などの専門家にご相談ください。

※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

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