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夏の冷え性に要注意!「夏冷え」を招く三大要因とは? 栄養士が教える対策食材と簡単温活レシピ

  • 2026.9.5

酷暑に潜む「夏の冷え性」とは? 自律神経や胃腸への影響

猛暑と冷房の寒暖差による「夏の冷え性」に注意が必要
猛暑と冷房の寒暖差による「夏の冷え性」に注意が必要

酷暑日が続く中で暑さ対策とともに心がけたいのが、身体の深部や手足が冷え切ってしまう「夏の冷え性(夏冷え)」への対策です。

最高気温が40度を超えるような厳しい酷暑が続く夏は、室内で長時間エアコンを稼働させる機会が増加します。しかし、屋外の猛暑と冷房の利いた室内の激しい寒暖差に身体が適応しきれなくなると、体温調節を司る自律神経のバランスが崩れ、「夏の冷え性」を引き起こしてしまいます。

一般的に室内外の気温差が5度以上になると自律神経が乱れやすくなると言われており、冷房の設定温度と外気温の差が10度以上に達することも珍しくありません。熱中症対策を徹底すると同時に、室内での体調管理にも配慮が必要です。

冷食の摂り過ぎや運動不足も! 夏冷えを招く「三大要因」

冷たい飲食や筋肉量の減少も冷えの原因
冷たい飲食や筋肉量の減少も冷えの原因

夏の冷え性を引き起こす主な要因は「冷房の効きすぎ」「冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎ」「運動不足による筋肉量の減少」の3つに集約されます。

喉ごしの良いそうめんや冷麺、アイスクリーム、冷たい清涼飲料水などを頻繁に口にすると内臓が直接冷やされ、消化酵素の働きや腸の運動が低下して食欲不振や胃もたれ、便秘などのトラブルを招きやすくなります。

さらに、熱を産生するエンジンである筋肉量が不足していると身体が温まりにくくなります。日頃から運動習慣がない人やデスクワークで座っている時間が長い人は筋肉量が減少しやすく、冷えのリスクが高まるため注意が必要です。

たんぱく質・鉄・香味野菜! 栄養士が勧める「冷え対策」食材

毎日の食事に温活食材を取り入れることが大切
毎日の食事に温活食材を取り入れることが大切

夏の冷え性を予防するためには、日々の食事で熱産生や血行を促進する栄養素をバランスよく摂ることが重要です。特におすすめの食材は「たんぱく質」「鉄」「香味野菜」。

筋肉の材料となる「たんぱく質」は体熱を生み出す基盤となります。豚肉やウナギには糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が、鶏ささみには代謝を助けるビタミンB6が豊富に含まれており、夏バテ予防にも効果的です。また、全身へ酸素や栄養を運ぶ赤血球の材料となる「鉄」は、赤身肉やカツオ、小松菜などに多く含まれ、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。

さらに、ショウガや大葉、ミョウガ、ネギなどの「香味野菜」は食欲を増進させ、胃腸の働きをサポートします。特にショウガに含まれる成分(ジンゲロールやショウガオール)には身体を温める効果があり、冷え対策にぴったりです。

キッチンに立つ時間を短縮! 秒で作れるおすすめ温活レシピ4選

忙しい日常や暑い日でも手軽に試せるおすすめの冷え対策レシピをご紹介します。

1つ目は「ウナギのひつまぶし風」です。炊き立てのご飯に細切りにしたウナギ、タレ、錦糸卵、かいわれ大根を混ぜ合わせるだけで、主食と主菜を兼ねた栄養満点の一品が完成します。

ウナギのひつまぶし風/炊き立てごはん、ウナギの細切りとタレ、錦糸卵、かいわれ大根を混ぜるだけ。主食・主菜を兼ねられ、たんぱく質、ビタミンA・B1・Cを一度に摂れます。
ウナギのひつまぶし風/炊き立てごはん、ウナギの細切りとタレ、錦糸卵、かいわれ大根を混ぜるだけ。主食・主菜を兼ねられ、たんぱく質、ビタミンA・B1・Cを一度に摂れます。

2つ目は、ご飯に釜揚げシラスと刻んだ大葉をのせるだけの「シラス丼」で、時間をかけずにたんぱく質とカルシウムを補給できます。

シラス丼/炊き立てごはんに、釜揚げシラス、刻んだ大葉をのせるだけ。たんぱく質、カルシウム、香味野菜の組み合わせ。キッチンに立ちたくない時に秒で作れる時短メニューです。
シラス丼/炊き立てごはんに、釜揚げシラス、刻んだ大葉をのせるだけ。たんぱく質、カルシウム、香味野菜の組み合わせ。キッチンに立ちたくない時に秒で作れる時短メニューです。

3つ目は、豚バラ肉のしゃぶしゃぶに野菜と香味野菜を合わせた「豚しゃぶサラダ」で、ポン酢やゴマドレッシングでさっぱり味わえます。

豚しゃぶサラダ/たんぱく質とビタミンB1豊富な豚バラ肉のしゃぶしゃぶ、野菜と香味野菜の組み合わせ。ポン酢やゴマドレッシングで、さっぱり食べられます。
豚しゃぶサラダ/たんぱく質とビタミンB1豊富な豚バラ肉のしゃぶしゃぶ、野菜と香味野菜の組み合わせ。ポン酢やゴマドレッシングで、さっぱり食べられます。

4つ目は、ショウガや大葉、錦糸卵、トマトなどのトッピングをたっぷり乗せた「おかずそうめん」です。麺だけでは不足しがちな栄養素を補いながら、身体を労わることができます。

おかずそうめん/香味野菜(ショウガ、ミョウガ、大葉など)、おかずトッピング(錦糸卵、キュウリ、ワカメ、トマトなど)たっぷりのそうめん。麺だけでは不足しやすい栄養素を補強できます。
おかずそうめん/香味野菜(ショウガ、ミョウガ、大葉など)、おかずトッピング(錦糸卵、キュウリ、ワカメ、トマトなど)たっぷりのそうめん。麺だけでは不足しやすい栄養素を補強できます。

冷たい食べ物に偏りすぎないよう工夫し、温かい料理や栄養豊富な食材を上手に取り入れて、過酷な酷暑と「夏の冷え性」を乗り切りましょう。

(野村ゆき)

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