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「今月の特別ボーナス」節約生活を続けていた妻。だが、夫が渡してきた封筒の中身に感動したワケ

  • 2026.9.6

レシートを並べる夜が続いていた

結婚して一年ほどのころ、私たちは毎月のやりくりに余裕がありませんでした。

給料日前になると食卓にレシートを並べ、二人で今月いくら使ったのかを確認します。家賃や光熱費を除いて、食費や日用品に使える金額を決めていたからです。

「今月、少し出たね」

「うん。来月はもう少し抑えようか」

夫が私を責めることはありませんでしたし、私も夫の買い物を細かく問い詰めることはありませんでした。

それでも、節約を意識しすぎるうちに、二人とも自分のための買い物をためらうようになっていました。

会社帰り、寒さに負けてコンビニで温かい飲み物を一本買っただけなのに、「なくても困らなかったかな」と考えてしまうこともあります。

夫も似たようなものだったようで、以前はよく買っていたお菓子を、いつの間にかほとんど買わなくなっていました。

封筒に入っていたのは一枚の紙だった

そんな生活が一年ほど続いたある夜、夕食の片づけを終えると、夫が小さな封筒を持ってきました。

「はい、今月の特別ボーナス。1枚だけだけど」

そう言って、テーブルの上に置きます。

「何それ」

「いいから開けてみて」

冗談を言っているような顔だったので、私も苦笑しながら封筒を開けました。

中に入っていたのは現金ではありません。

手書きの紙が一枚と、駅前の洋菓子店で使えるケーキの引換券でした。

紙の上には、大きな字で「一年間、おつかれさま」。その下に小さく、「節約を頑張ったで賞」と書いてあります。

思わず笑ってしまいました。

その洋菓子店は、半年ほど前に店の前を通ったとき、私が「ここのケーキ、一度食べてみたいな」と何気なく言った店でした。

「覚えてたの?」

「まあね。小遣いから少しずつ残してた」

それを聞いて、胸の奥が少し詰まりました。

私だけではなく、夫も自分の使えるお金を削りながら一年を過ごしていたのだと、そのとき初めて実感したからです。

節約の話ばかりしていた一年の終わりに

次の日曜、二人でその店へ行きました。

ケーキと飲み物を前にして、夫が「今日はレシート、家計簿に入れなくていいから」と笑いました。

私も「じゃあ今日は特別ね」と返しました。

それをきっかけに、私たちは節約の仕方についても少し見直しました。毎月ほんの少しだけ、それぞれが好きに使えるお金を残すことにしたのです。

大きな余裕ができたわけではありません。それでも、数百円の買い物まで後悔するような生活はやめよう、と二人で決めました。

あのとき夫がくれた手書きの紙は、今も引き出しの奥にしまってあります。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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