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「普通のハンバーガーはBBQでしょ」話しが噛み合わなかった客と店員。夫まで巻き込んだ客に感じた本音

  • 2026.9.5
「普通のハンバーガーはBBQでしょ」話しが噛み合わなかった客と店員。夫まで巻き込んだ客に感じた本音

「普通のハンバーガー」で迷ったことはなかった

ファストフード店で働いている。

私の担当は、主にレジだ。

うちの店で「普通のハンバーガー」といえば、定番の商品が一つある。

パティにケチャップとマスタード、ピクルスが入ったシンプルなものだ。

BBQソースなどを選べる商品は別にあるので、注文で「普通のハンバーガーをください」と言われれば、私は迷わず定番商品のボタンを押していた。

その日も昼前に、ご夫婦らしい二人がレジへ来られた。

女性がメニューをちらっと見てから言った。

「普通のハンバーガーのセット、一つください」

「はい、かしこまりました」

いつものボタンを押し、飲み物を聞こうとしたときだった。

注文する客

女性が画面を見て、急に眉を寄せた。

「え? ちょっと待って。ソース、BBQですよね?」

私は一瞬、聞き間違えたのかと思った。

「こちらの通常のハンバーガーは、ケチャップとマスタードになります」

そう説明すると、女性はますます不思議そうな顔をした。

「いやいや、普通って言ったらBBQでしょう」

隣の夫へ「ねえ、そうだよね?」

思わず返事に詰まった。

女性はすぐ隣の夫を振り返った。

「ねえ。普通ってBBQだよね?」

夫は突然話を振られたからか、少し困ったように女性と私を交互に見た。

「…まあ、俺はBBQだと思ってたけど」

夫に確認する妻

「ほら!」

女性は、ようやく話が通じたというように私を見た。

「だから、普通の。BBQのやつ」

そこでようやく、私も言いたいことが分かった。

「それでしたら、こちらの商品になります」

画面を見せながら説明すると、女性は少しだけ声を落とした。

「そう、これよこれ」

「普通」は、人によって違うらしい

休憩に入ってから、同僚にその話をした。

「さっきさ、『普通のハンバーガーはBBQでしょ』って言われたんだけど」

すると同僚は目を丸くした。

「え?普通って、あの一番シンプルなやつじゃないんですか?」

「私もそう思ってた」

二人で笑った。

休憩室での談話

ただ、考えてみれば、あのお客様にとっては、いつも頼んでいるBBQソースのものが本当に「普通」だったのだと思う。

店には店の商品名がある。でも、お客様が普段どう呼んでいるかまでは分からない。

それ以来、「普通のをください」と少し曖昧な注文を受けたときは、念のため商品を確認することにしている。

「こちらのハンバーガーでよろしいですか?」

レジで接客する店員

ほんの一言聞くだけで、こちらも相手も困らずに済む。

あの日の「普通ってBBQでしょう」という一言は、今でもレジに立つと、ときどき思い出す。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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