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【南青山】根津美術館 企画展「やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」&晩夏の庭園

  • 2026.9.4

やきものの名品で辿る中国・日本・朝鮮半島をめぐる旅

根津美術館で開催中の企画展「やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」[2026年8月15日(土)~10月12日(月・祝)]を見て来ました。

本展は、展示室1 中国陶磁、展示室2 日本陶磁、展示室5 朝鮮陶磁で構成されていて、やきものの名品を味わいながら旅をしているような気分で観覧出来ました。

また展示室6では、企画展にあわせて「名物茶陶」が同時開催されていました。

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出典:リビング東京Web

根津美術館 入口[/caption]

1万年以上の歴史・中国のやきもの、多様な美・日本のやきもの、清廉の美・朝鮮半島のやきもの

根津美術館所蔵のやきものは2,300件に及ぶそうです。 本展のポスターのキービジュアルにも並ぶ中国・日本・朝鮮半島のよりすぐりの名品を含む約101件が一堂に会します。

中国のやきもの

世界中で愛好され続けている中国のやきものは、1万年以上の長い歴史の中で、唐三彩や、青磁、白磁、青花、金襴手などのすぐれた技術を生み出し続けて来ました。

《青磁牡丹文水注・承盤(せいじぼたんもんすいちゅう・しょうばん)》(2口 中国・北宋時代・11世紀 根津美術館蔵)は中国・北宋時代の代表作と言えるやきものだそうです。 また華やかな重要文化財《五彩宝相華文瓶(ごさいほうそうげもんへい)》(景徳鎮窯(金襴手) 1口 中国・明時代・16世紀 根津美術館蔵)など、明・清時代の景徳鎮窯で焼かれたやきものも見ることが出来ました。

日本のやきもの

日本のやきものは、中国・朝鮮半島から伝わった技術をもとに17世紀に大きく発展したっそうで、多様な造形美が魅力。

赤い炎のような表情を見せる《緋襷鶴首花瓶(ひだすきつるくびかへい)》(備前 1口 日本・江戸時代・17世紀 根津美術館蔵)は、焼成の過程で器の表面に蒔いた藁が焼けて土が赤く発色したもので「緋(火)襷」と称されています。

乳白色の《色絵三果文稜花皿(いろえさんかもんりょうかさら)》(肥前 1枚 日本・江戸時代・17~18世紀 山本正之氏寄贈 根津美術館蔵)は、おめでたい吉祥文様の三果文(桃・柘榴・仏手柑)が華やかに描かれた日本人好みの文様。

素朴な土師器(はじき)から、華やかな染付の磁器など、日本のやきものは季節や茶事、様々な宴席、亭主や客に合わせて多様で多彩な器の美を感じさせてくれました。

朝鮮半島・朝鮮時代のやきもの

朝鮮半島・朝鮮時代のやきものは中国の影響を受けながら、高麗青磁や粉青(ふんせい)、象嵌(ぞうがん)などの独自の技術を生み出した作品が展示されていました。

素朴でカワイイ小物入れのような《粉青象嵌牡丹文厨子(ふんせいぞうがんぼたんもんずし)》(1基 朝鮮半島・朝鮮時代・15世紀 根津美術館蔵)や、《青磁象嵌菊花文盞(せいじぞうがんきっかもんさん)》(1口 朝鮮半島・高麗時代・13世紀 西田宏子寄贈 根津美術館蔵)など、中国や日本と共通するところもありながら、異なる個性と文化を感じさせる作品を見ることが出来ました。

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出典:リビング東京Web

企画展「やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」展示室入口 根津美術館[/caption]

名物茶陶―信長より拝領の青井戸(あおいど)の名品、重要文化財《青井戸茶碗 銘 柴田》

古くからの由緒ある優れた道具のことを茶の湯では「名物」と称します。 展示室6の「名物茶陶」では、企画展「やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」にあわせて茶人に評価された名物の茶陶が展示されていました。

展示された名物茶碗の中には重要文化財《青井戸茶碗 銘 柴田(あおいどちゃわん めい しばた)》(朝鮮半島・朝鮮時代 16世紀 根津美術館蔵)もありました。戦国武将・柴田勝家(しばたかついえ)が主君である織田信長(おだのぶなが)より拝領したと伝わる茶碗です。 淡い枇杷色が特徴のすっきりとした潔い姿をした茶碗です。勝家に相応しいと思われたのでしょうか。信長の感性が光るご褒美だったかもしれません。

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、ポストカード 中国陶磁コレクション 漢~唐時代(150円)、香りのしおり(880円)、クリアファイルA5 尾形乾山作 重要文化財《銹絵染付金彩絵替土器皿》(350円)を購入。

クリアファイルA5のデザインは、展示室2 日本陶磁に展示されていた尾形乾山(おがたけんざん)作の重要文化財《銹絵染付金彩絵替土器皿(さびえそめつけきんさいえがわりどきさら)》(5枚 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵)をもとにしたもの。乾山は素朴な土器皿に銹絵、染付、掻き落としで文様を描き、施釉後に金彩を加えた京好みのやきものとして仕上げています。

香りのしおりは、薄型の匂い袋として、本のしおりや、お財布、名刺入れに入れて香りを楽しむことができます。

※価格は全て税込みです。文中に記載のないものは根津美術館蔵です。在庫はご確認ください。

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出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ 根津美術館[/caption]

蓮池の庭園を散策

やきもので辿る中国・日本・朝鮮半島の旅を終えて、夏の盛りを過ぎた庭園を散策。 蝉時雨の庭園の石畳を行くと、残暑の中、池の水面からすっと茎を伸ばして咲く蓮の花に出会いました。

根津美術館で開催中の「企画展 やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」は10月12日(月・祝)までです。 是非お出かけください。

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出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園[/caption]

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出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園[/caption]

〇根津美術館
NEZU MUSEUM URL:https://www.nezu-muse.or.jp/
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
開館時間:午前10時~午後5時(入館はいずれも閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日※ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)は開館、9月24日(木)休館 展示室 / ミュージアムショップ /庭園 / NEZUCAFÉ

〇交通:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分、B4出口(階段とエレベータ)より徒歩10分、B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分
都バス渋88 渋谷~新橋駅前行〈南青山6丁目〉駅下車 徒歩5分
駐車場:9台(うち身障者優先駐車場1台)

〇「企画展 やきもの名品紀行 ―中国・日本・朝鮮半島―」
会期:2026年8月15日(土)~10月12日(月・祝)
※日時指定予約制です。
入場料:一般 1400円、学生(大学生以上)600円、高校生以下は無料
※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き ※当日券は上記料金に一律200円プラスとなります。
※学生料金の適用ならびに高校生以下の無料入館の際は、学生証の提示が必要です
※館内は撮影禁止です。画像の無断転載・転用は禁止です。

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