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【南青山】根津美術館 開館85周年記念特別展 光琳派 ―国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち―&初夏の庭園

  • 2026.4.24

光琳派―国宝《燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)》とともに

庭園の燕子花が咲き始めるこの時期、毎年恒例の国宝《燕子花図屏風》の展示が始まりました。

根津美術館で開催中の「開館85周年記念特別展 光琳派 ―国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち―」[2026 年4月11日(土)~5月10日(日)]を見て来ました。

俵屋宗達(たわらやそうたつ)、尾形光琳(おがたこうりん)、酒井抱一(さかいほういつ)と、憧れとともに世代の異なる3人の画家へ継承された画風を今日では「琳派(りんぱ)」と称しています。 「光琳派」と題された本展は、尾形光琳と光琳のフォロワーたちの作品に注目したこれまでにない展覧会です。

同時開催展では、展示室3「仏教美術の魅力 ―近世の仏像―」で中世後期(15~16世紀)の仏像とともに、近世の仏像の優品を見ることが出来ました。また展示室6では季節の茶道具取り合わせとして「初夏の茶の湯」の茶道具が涼し気に展示されていました。

光琳へのリスペクトあふれるフォロワーたち―渡辺始興(わたなべしこう)《燕子花図屏風》

展示室1・2・5では、国宝《燕子花図屏風》をはじめとする光琳の作品と、光林のフォロワーたち、渡辺始興、深江芦舟(ふかえろしゅう)、立林何帠(たてばやしかげい)の作品が同時に展示されていました。それぞれの作品に光琳の影響を見ることが出来ます。

光林の弟で陶芸家の尾形乾山(おがたけんざん)作の重要文化財《色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿》(12枚 江戸時代 元禄15年(1702) MOA美術館蔵)なども見ることができました。 その中で渡辺始興は、乾山の作品の絵付けを出発点に、後に光琳のサポートとして制作をアシストするほどになったそうです。

展覧会ポスターのキービジュアルには、上段に尾形光琳筆の国宝《燕子花図屏風》(6曲1双 紙本金地着色 江戸時代 18世紀 根津美術館蔵)、下段に渡辺始興筆の《燕子花図屏風》(6曲1双 紙本金地着色 江戸時代 18世紀 クリーブランド美術館蔵)となっています。

展示室1では、光琳の意匠化された「燕子花図」と、明らかに光琳を意識した始興の「燕子花図」が並んで展示されていました。本草学に通じていた公家の近衛家照(このえいえひろ)に仕えていた始興の花の描き方に写実性が感じられる点は注目です。

光琳が宗達の「風神雷神図屏風」を模して描いたように、光林に憧れをいだくフォロワーたちも「燕子花図」を描かずにはいられなかったのかもしれません。

出典:リビング東京Web

「開館85周年記念特別展 光琳派 -国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち-」 根津美術館

初夏の茶の湯、床の間には《柳燕図(りゅうえんず)》

季節の茶道具取り合わせは初夏の茶の湯です。
暦のうえでは5月5日の立夏を迎えると夏が始まるとされます。
亭主・客の気分を一新するように茶道具も夏向きのものへと改められます。

白地に藍色で葡萄棚を描いた《古染付葡萄棚水指(こそめつけぶどうだなみずさし)》(景徳鎮窯 1口 中国・明時代 17世紀 根津美術館蔵)が茶席に爽やかさを感じさせていました。

床の掛軸は《柳燕図》(単庵智伝筆 1幅 紙本墨画 日本・室町時代 16世紀 根津美術館蔵)です。
2羽の燕が飛び交う様を素早い筆致で描いています。風に柔らかくなびく柳の枝と戯れているようです。
筆者の単庵智伝(たんあんちでん)は室町幕府の足利将軍家に仕えた絵師・相阿弥(そうあみ)の下で学んだ画家だそうです。

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、国宝《燕子花図屏風》にちなんで、燕子花1輪3寸皿を2枚(1枚 2‚000円)を購入。 食卓を彩る燕子花の清涼感のある青色です。

出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ 根津美術館

初夏の庭園を散策、燕子花も

観覧の後は、石畳と緑が美しい初夏の庭園を散策。

庭園の燕子花は例年4月中旬から5月上旬にかけて開花するそうです。根津美術館のホームページでは庭園の様子がアップされますので開花状況も確認できます。

会期中は、根津美術館庭園内の燕子花を見下ろす茶室「披錦斎」での抹茶セットの提供もあります。(事前予約不要) 最新の情報はホームページでご確認ください。

〇庭園内茶室での抹茶セット提供
期間:2026年4月11日(土)~5月10日(日)までの開館日
時間:11:00~16:30(最終入室は16:00)
場所:根津美術館庭園内茶室「披錦斎」
価格:1,500円(税込、薄茶とお菓子のセット)※別途、入館料が必要です ※お点前はありません。
参加方法:午前11時から先着順(茶券購入後の返金はできません)

根津美術館で開催中の「開館85周年記念特別展 光琳派 ―国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち―」は5月10日(日)までです。

是非お出かけください。

出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園

出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園

出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園

〇根津美術館 NEZU MUSEUM
URL:https://www.nezu-muse.or.jp/
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
開館時間:10:00~17:00 (最終入館16:30)
【夜間開館】5月5日(火・祝)~5月10日(日)19:00まで開館(最終入館18:30)
休館日:毎週月曜日、ただし5月4日(月・祝)は開館
展示室 / ミュージアムショップ /庭園 / NEZUCAFÉ

〇交通:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分、B4出口(階段とエレベータ)より徒歩10分、B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分
都バス渋88 渋谷~新橋駅前行〈南青山6丁目〉駅下車 徒歩5分
駐車場:9台(うち身障者優先駐車場1台)

〇開館85周年記念特別展 光琳派 ―国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち―
会期:2026 年4月11日(土)~5月10日(日)
※会期中、前期[4月11日(土)~26日(日)]と後期[4月28日(火)~5月10日(日)]で一部作品の展示替えがあります
※オンライン日時指定予約
入場料:一般 1,800円 (1,600円)、学生 1,500円 (1,300円)
・( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金。中学生以下は無料。
・当日券(一般2,000円、学生1,700円)の販売もあります。
(予約優先。当日券は待ち時間発生、混雑状況によって販売しないことがあります)
・予約は1グループ10名まで
※館内は撮影禁止です。画像の無断転載・転用は禁止です。

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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