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【白金台】東京都庭園美術館「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」カフェテイエン展覧会コラボスイーツも

  • 2026.8.21

国内で約10年ぶりの回顧展、陶芸家ルーシー・リーの造形美の世界へ

東京都庭園美術館で開催中の「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」[2026年7月4日(土)~9月13日(日)]を見て来ました。

ルーシー・リーは、1902年にオーストリアのウィーンに生まれ、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)による作陶に魅かれ陶芸の道へ進みました。1938年に戦争でイギリスへ亡命し、作陶の場はロンドンへ移ります。

ウィーンでは「ウィーン工房」の作家、ヨーゼフ・ホフマンに出会い、ロンドン時代にはイギリス陶芸界で中心的存在だったバーナード・リーチや、ルーシー・リーに陶芸を学びに工房を訪れたハンス・コパ―と出会いました。また日本の民藝運動の柳宗悦(やなぎむねよし)濱田庄司(はまだしょうじ)とも親交を深めたそうです。

本展ではルーシー・リーの作品の他、交流のあったホフマン、リーチ、コパ―、濱田などの作品も紹介されています。

本展は、国内では約10年ぶりとなる陶芸家ルーシー・リーの造形美の魅力を辿る回顧展です。東京都庭園美術館本館(旧朝香宮邸)アール・デコの建物とのコラボも見どころです。

ルーシー・リー 《青釉鉢》 1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)

本館(旧朝香宮邸)、アール・デコ建築がルーシー・リーの世界観を広げる

本展では、国立工芸館(金沢)に寄託された井内コレクションを含む国内のルーシー・リーの作品4章で構成され展示されています。

本館(旧朝香宮邸)1階では「第1章 ウィーンに生まれて」、同2階では「第2章 ロンドンでの出会い」新館ギャラリーでは引き続き第2章の展示と、「第3章 東洋との出会い」から「第4章 自らのスタイルへ―陶芸家ルーシー・リー―」へ、繊細で優美なルーシー・リーの作品世界が広がります。

「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」展示風景 大客室
アール・デコ建築に溶け込むようなルーシー・リーの繊細で優美な作品たち

「第1章 ウィーンに生まれて」「第2章 ロンドンでの出会い」では、ルーシー・リーの作品と朝香宮家の自邸として建てられたアール・デコ建築の室内装飾とのコラボが見どころでした。

小客室や大客室大食堂に展示されたルーシー・リーの作品は、アンリ・ラパンやルネ・ラリックが手がけたアール・デコ様式の室内装飾の建物に自然に溶け込むように展示されていました。

ルーシー・リー 《鉢》 1926年頃 個人蔵 展示風景

大客室エッチングガラス扉を背景にした《鉢》

ルーシー・リーのうつわの持つ繊細で優美な造形美エッチングガラス扉リズミカルで幾何学的なデザインがまるで対話しているかのようです。

ルーシー・リー 《鉢》 1975年頃 岐阜県現代陶芸美術館蔵 大客室エッチングガラス扉を背景に
バーナード・リーチや柳宗悦、濱田庄司らとの出会いから独自のスタイルへ

日本でも人気が高いルーシー・リーの作品は、どこか日本を中心とした東洋的イメージと重なります。

新館ギャラリー「第3章 東洋との出会い」ではロンドン時代バーナード・リーチや柳宗悦、濱田庄司らとの出会いによる影響を感じさせる作品を見ることが出来ました。

リーチや濱田らの作品と同時ルーシー・リーの作品を見ていると、彼女の作品に東洋と西洋の繋がりがより深く感じられて貴重な機会となりました。

「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」展示風景

「第4章 自らのスタイルへ―陶芸家ルーシー・リー―」ではルーシー・リー様々な出会いを経て独自のスタイルを確立して行った先の作品たちに出会いました。

複数の色がうずまきのように混ざり合っている《スパイラル文花瓶》。ゆるやかに湾曲した口縁の広がり風に揺れているような軽やかな印象を受けます。

ルーシー・リーの作品スタイルとして知られている小さな高台特徴とした形の優雅さ、ブロンズ釉華やかさ、マンガン釉や掻き落とし技法を用いた繊細な文様など、最後まで優美で洗練されたルーシー・リーの作品世界にひたることが出来る展覧会でした。

ルーシー・リー 《スパイラル文花瓶》 1980年頃 国立工芸館蔵

cafe TEIEN(カフェテイエン)「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」特別コラボメニュー

観覧の後は「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」企画展特別メニュー「マンゴーとプラリネムースを包んだブルーマスカルポーネ ―ルーシー・リー《青釉鉢》へのオマージュ―」(950円)をテラス席でいただきました。※価格は税込み

本館1階大広間に展示されていた《青釉鉢》の透明感の中に深い水面を思わせる青釉薬をイメージさせるマスカルポーネのムースの中にマンゴーとプラリネのムースが入っています。口縁のブロンズ釉に見立てた金粉を混ぜたナパージュと一緒にいただきました。ルーシー・リーへのオマージュを感じさせる一品です。

※庭園チケットで庭園北口から入店が可能です。※本館、新館の展覧会は、展覧会チケットが必要です。

cafe TEIEN(カフェテイエン)「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」特別デザート 東京都庭園美術館

ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは「ルーシー・リー展」靴下(ピンク)(2,200円)、マスキングテープ 大客室エッチングガラス扉(400円)、アートマグネット 正面玄関の床 大理石モザイク(880円)を購入。

靴下(ピンク)はルーシー・リーの《ピンク象嵌小鉢》(1975~79年頃)のピンクと緑の釉薬をイメージさせるお洒落な色です。※商品は一時欠品・完売となる場合があります。

※庭園チケットで庭園北口からミュージアムショップへ入店が可能です。※本館、新館の展覧会は、展覧会チケットが必要です。

ミュージアムショップで買いました! 東京都庭園美術館

夏の緑に包まれる庭園を散策

東京都庭園美術館の魅力の一つは、美術作品の観覧とともに四季折々の花を咲かせる自然豊かな庭園を散策できることです。

庭園へは、庭園チケット、または展覧会チケットで入場可能です。

正門の左側の庭園南口から庭園北口まで庭園内を散策しながらカフェやミュージアムショップ、本館や新館の美術館へ行くことが出来ます。

※本館、新館の展覧会は、展覧会チケットが必要です。

東京都庭園美術館で開催中の「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」は9月13日(日)までです。

是非お出かけください。

東京都庭園美術館

〇東京都庭園美術館
URL:https://www.teien-art-museum.ne.jp
東京都港区白金台5-21-9
ハローダイヤル 050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
*8月21日、28日(金)は夜間特別開館のため21:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始

○交通:JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分
※白金台駅のエレベーターは2番出口

〇ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 
Lucie Rie: Elegant Vessels Fusing East and West
会期:2026年7月4日(土)~9月13日(日)
観覧料:
一般 1,400円(1,120円) 大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円(890円) 高校生、65歳以上 700円(560円)
※本展は日時指定予約制
※中学生以下は無料
※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護 者2名は無料(ミライロID含む・予約不要)
※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料(予約不要)
※フラットデー開催日は通常よりも入場者数が制限されます

〇cafe TEIEN(カフェテイエン) 
営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
定休日:毎週月曜日及び美術館休館日(展覧会開催時のみ営業)
※展覧会開催時のみ利用可能。ただし、庭園チケットもしくは展覧会チケットが必要
※美術館営業時間に準ずる
お問い合わせ先:03-6277-4716

〇MUSEUM SHOP LUMIERE(ミュージアムショップ リュミエール)
営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
定休日:月曜日、及び美術館休館日(展覧会が開催されていない日)
※展覧会開催時のみ利用可能 ただし、庭園チケットもしくは展覧会チケットが必要
※美術館営業時間に準ずる
お問い合わせ先:Museum Shop Lumiere(ミュージアムショップ リュミエール)
TEL 070-1534-4878

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください

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