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「優しい子に育つんだぞ」朝7時前に来た義父。その2時間後、義母が孫にかけた言葉に妻と笑った理由

  • 2026.9.3

朝7時前、義父が一人でやってきた

息子が生まれてから、義父と義母がよく家へ来るようになりました。初孫がかわいくて仕方がないようで、顔を見ては満足そうに帰っていきます。

ただ、不思議なのは二人がいつも別々に来ることでした。

その日の朝も、義父から「早いけど、少しだけ顔を見に寄っていいか」と連絡がありました。時計を見ると、まだ7時前です。

妻は息子と寝室にいたため、私は急いで和室を整え、お茶の準備をしました。

ほどなくして、菓子折りを手にした義父がやってきました。

和室のベビー布団では、息子がまだぐっすり眠っています。義父はその横に腰を下ろすと、起こさないように少し身をかがめました。

「よく寝てるなあ」

しばらく黙って顔を眺めたあと、義父は小さな声で続けました。

「元気で、優しい子に育つんだぞ」

もちろん息子は眠ったままです。

それでも義父は満足そうに笑い、今度は私のほうを向きました。

「悪いけど、お茶もう一杯もらえるか」

「はい、どうぞ」

そんなやり取りをしながら三十分ほど過ごすと、義父は「じゃあ、またな」と帰っていきました。

二時間後、今度は義母がやってきた

義父を見送ってほっとしたのもつかの間、二時間ほどすると再びチャイムが鳴りました。

玄関に立っていたのは義母でした。

「ちょっと顔だけ見せてもらおうと思って」

その手にも菓子折りがあります。

私は思わず笑いそうになりながら、もう一度お茶を用意しました。

義母も息子のそばに座ると、寝顔をじっと見つめます。そして頬を緩めながら、そっと声をかけました。

「元気に育ってね。思いやりのある子になるのよ」

私はその言葉を聞いて、朝の義父を思い出しました。

言い方は違うのに、願っていることはほとんど同じです。

義母が帰ったあと、そのことを妻に話すと、妻も笑いました。

「二人とも、考えることは一緒なんだね」

「だったら一緒に来ればいいのにな」

私が言うと、妻はさらに笑いました。

朝から二度のお茶出しで少し慌ただしい一日でしたが、それだけ息子のことを思ってくれているのでしょう。

今では息子も歩けるようになりました。義父と義母は相変わらず別々に顔を見せに来ます。

そして息子は、どちらが来ても同じように嬉しそうに駆け寄っていきます。

そんな姿を見るたび、「二人が願っていたような子に、少しずつ育っているのかもしれないな」と思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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