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「ごめん…転んじゃった」リレーでうつむいた子。だが、友人の優しい言葉で空気が一変

  • 2026.8.31
「ごめん…転んじゃった」リレーでうつむいた子。だが、友人の優しい言葉で空気が一変

バトンが転がった瞬間、声が止まりました

子どもの学校の運動会でのことです。よく晴れた日で、校庭のまわりには朝からたくさんの保護者が集まっていました。

午後には、学年ごとのリレーがありました。

スタート前になると、それまで大きかった応援の声も少し静かになります。

トラックの内側では、次に走る子どもたちが緊張した顔でバトンを待っていました。

第二走者の子がバトンを受け、コーナーへ入ったときです。

突然、足がもつれて転んでしまいました。

手から離れたバトンが、少し先まで転がっていきます。

「あっ……!」

近くにいた保護者から声が漏れました。

その子はすぐに立ち上がりました。膝についた土も払わず、バトンを拾って再び走り始めます。

同じチームの子たちも、じっとしていられなかったようでした。

「大丈夫!まだいけるよ!」

「焦らなくていいから!そのまま、そのまま!」

その声に押されるように、その子は前を向いて走り続けました。

ただ、転んでいるあいだに他のチームとの差は大きく開いていました。

ようやく次の走者へバトンを渡すと、その子は肩で息をしながら、少しうつむきました。

悔しそうな表情を見ていると、こちらまで胸が痛くなりました。

「ごめん」と言った子に、仲間が返した言葉

待機場所へ戻ってきたその子のところへ、同じチームの子たちが集まりました。

その子は小さな声で言いました。

「ごめん…転んじゃった」

すると、一人の子がすぐに首を振りました。

「なんで謝るの。ちゃんとバトンつながったじゃん」

別の子も続けます。

「そうだよ。まだ終わってないよ。最後まで応援しよう」

その子は少し驚いたような顔をしてから、「うん」とうなずきました。

そこからは、みんなで声を張り上げていました。

「いけー!」

「あと少し!頑張れ!」

順位はもうほとんど決まっていました。それでも、最終走者が最後の直線へ入ると、チームの子たちはさらに大きな声で応援します。

すると周囲の保護者からも、少しずつ拍手が起こりました。

最終走者がゴールすると、転んだ子もほっとしたように笑っていました。

競技が終わったあと、その子たちは校庭の隅で水を飲んでいました。

すると、転んだ子がぽつりと言いました。

「めちゃくちゃ悔しかった。でも、ちゃんと最後までつながってよかった」

隣にいた子が、「うん。最後まで走ったもんね」と笑います。

順位が何位だったのか、今では覚えていません。

でも、転んだあとに聞こえた「ちゃんとバトンつながったじゃん」という言葉だけは、今でもよく覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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