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「ウチにも♡」手作りバッグを狙うクレクレママ、本性を現し孤立…子のまっすぐすぎる言葉で再起不能!

  • 2026.5.11

新年度の慌ただしさも一段落し、幼稚園の新しいクラスに少しずつ慣れてきた5月。毎朝、同じバス停に集まるのは、私を含めて4組の親子です。当初のぎこちなさは徐々に和らぎ、新しい人間関係にホッと胸をなで下ろしていたはずだったのですが……。そこに新しく加わった、ある1人のママとの出来事がきっかけで、毎朝のバス停は憂うつな時間へと変わってしまったのです。トラブルの引き金は、私のささやかな趣味でした。

それ、すっごくかわいい!

そのママ友は、初めは気さくで話しやすい人でした。彼女がいつも熱心に見ていたのは、私の娘が身につけていた手作りの通園グッズです。「その移動ポケット、すっごくかわいい! どこで買ったの?」「これ、私が作ったんだ。ミシンが好きで」そう答えると、彼女は「えー! すごい、お店の売り物みたい!」と目を輝かせて大絶賛してくれました。趣味の話で楽しく盛り上がれる相手ができたことに胸が弾み、今年度もいいママ友に恵まれてよかったとホッとしていたのでした。

ところが、彼女の褒め言葉は、日を追うごとに熱を帯び、どんどん異質なものへと変わっていきました。ある日、彼女の視線が娘の通園バッグにピタリと止まりました。「ねえ、その通園バッグも手作りだよね? デザインが凝ってておしゃれ!」いつものように褒めてくれた彼女。しかし、次に続いた言葉は予想外のものでした。

「私、お裁縫全然ダメでさ~。うちの子にも同じの作ってくれない?」

彼女の目は、純粋に褒めてくれていた時とは違い、どこか有無を言わせぬ強い圧を放っていました。

本性を現したクレクレママ

突然のお願いに、私は一瞬言葉を詰まらせました。気に入ってもらえた嬉しさはありましたが、実際に引き受ける時間も余裕もないのが本音でした。「ごめんなさい、娘の物を作るだけで手一杯で……」できるだけ角が立たないよう、丁重に断りました。

しかし、彼女はまったく引き下がりませんでした。「大丈夫、全然待つから!同じ布の余りとかあるよね? ついでにお願い!」材料費どころか、作る手間への配慮さえない言葉に、私はひどく困惑してしまいました。

さらに彼女は、そばにいた自分の娘に向かって「おそろいのバッグ、うれしいね~!」と言うと、勝手に話を進めようとするのです。慌てて「ごめんなさい、本当に作れないの!」と、今度はハッキリお断りしたのですが、彼女はそれを遮るように「え~!? 娘ちゃん、作ってもらえなくてかわいそう…!」とわが子を盾にし始めたのです。

私の明確な断りの言葉すら、子どもを使って都合よくねじ伏せられ、その日を境に彼女からのプレッシャーが始まりました。「今、どのへんまでできた?」「全然急がないから待つよー」毎朝のように催促してくる彼女。何度断っても、「えっ、作ってくれるって言ったじゃん!」と話が通じず、私は次第に追い詰められていきました。

被害者は私だけじゃなかった……!

いつしか毎朝のバス通園は、苦痛な時間へと変わっていました。限界を迎えた私は、幼稚園に「実家の母に送迎を頼む日が増えるので」ともっともらしい理由を伝え、一つ離れたバス停への変更を申し出ました。今までより少し長く歩くことになりますが、あの人と距離を置けるのなら構いませんでした。新しいバス停での穏やかな朝の空気を吸い、私はようやく安堵の息をついたのでした。

一方、私が去った後、あのバス停では新たな問題が起きていたようです。聞いた話によると、ターゲットを失った彼女は、今度は他のママたちに「その服サイズアウトしたらうちの子にちょうだい」「この間のランチ代渡すの次でいい?」と身勝手な言動を繰り返していたのです。

当たり前のような顔でずうずうしさを発揮する彼女に耐えきれなくなったママたちは、次々と「自転車送迎に変えるから」などと理由をつけて避けるようになっていきました。1カ月も経つころには、あのバス停を利用するのは、あの親子だけになっていたそうです。

わが子からの一撃

そんなあるとき、親子遠足の日がやってきました。貸し切りバスの車内は、遠足を楽しみにする子どもたちの熱気で満ちています。私たちは、彼女を避けて散り散りになっていた元のバス停メンバーと集まり、以前のように楽しく話していました。

すると、通路を挟んだ斜め向かいに座っていた例のママ友が、同じクラスのママに身を乗り出して話しかけているのが見えました。「その水筒カバー、手作り? すごーい! うちの子にもほしい~!」また始まった……と、気まずい空気が流れたそのときです。 彼女の隣に座っていた娘さんが、母親の袖を強く引き、ぴしゃりと言い放ちました。

「ママ、また『ちょうだい』…?」

「……ちょっと、急に何を言い出すの?」そう顔をひきつらせる彼女に娘は続けます。「ママがいつも『ちょうだい、ちょうだい』ってわがまま言うから、みんなバス停からいなくなっちゃったんでしょ? 」バスの中が一瞬、しんと静まり返りました。「ママがいじわるするから、私までお友だちに嫌われちゃうよ!」そのあまりにストレートな言葉に、彼女の母親としての立場もプライドも打ち砕かれた瞬間でした。

周囲の保護者たちからも「あぁ、あの人ね……」「またやってるの……?」というささやき声が漏れ聞こえ、冷ややかな視線が痛いほど突き刺さります。どうやら、クラス中に彼女の本性が知られていたようでした。わが子からこうも突き放され、周囲からも孤立している現実を目の当たりにした彼女は、目的地に着くまでずっとうつむいたままでした。

娘さんはというと、しばらくして車内が落ち着くと、かつて同じバス停だった子どもたちと「今日はみんなで一緒のバスだね!」と、心から楽しそうに笑い合っていました。その姿は、母親の目にどのように映ったのでしょうか。彼女が少しでも心を改めてくれることを願うばかりです。

◇ ◇ ◇

わが子のストレートな言葉は、自分自身を省みる大きなきっかけになったのではないでしょうか。大人が思っている以上に、子どもは親の背中や周囲の空気の変化を正確に読み取っているものです。私たちも、子どもに恥じない背中を見せられているか、常に心に留めておきたいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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