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妊活中、夫とのすれ違い。33歳女性の誰にも言えない本音と孤独を描いた理由【著者インタビュー】

  • 2026.8.27

【漫画】本編を読む

幸せなはずなのに、どこかさびしい。「33歳という日々」シリーズ(鈴木みろ/KADOKAWA)は、同じ33歳を生きる女性――子なし夫婦のエリ、シングルマザーのゆみ、独身のこのみ3人の視点から、現代女性のリアルな日常を描く。

シリーズ第1作は『33歳という日々 子なし夫婦、エリの場合』。主人公・エリは、13年付き合った夫・ケンちゃんと結婚して3年。「お子さんは?」「うちはまだで」。そんな日常会話に、子どもを望むエリの心は静かに沈んでいく。そして、彼女の妊活の努力とは真反対の行動を繰り返す夫。気づけば夫は「一番近くて一番遠い人」になっていた。さらに、ライフステージの違う友人たちとのすれ違いにも心が痛んでいく。

本作には、33歳という年齢を生きる女性たちの複雑な感情が綴られている。YouTubeで130万回再生を記録し、多くの共感を呼んだ話題作に込めたメッセージを、著者・鈴木みろさんに伺った。

――シリーズ3作すべてが重版となるなど、本作は非常に多くの注目を集めました。「33歳という日々」シリーズを制作したきっかけを、あらためて教えてください。

鈴木みろさん(以下、鈴木):学生生活の中でも勉強や部活、人間関係などさまざまなことがあり、社会に出てからも、もちろん色々ある中で、みんな一生懸命、真面目に頑張って生きているのに……ゆっくりと現実が歪んでいく。

エリは、大好きな人と結婚して幸せ。シングルマザーのゆみは、愛しい子どもとの日々が幸せ。独身のこのみも、好きなことを仕事にしていて幸せ。

でも、ふとした瞬間、それぞれの立場だから感じる寂しさや、ざわつきがある。そして微妙なすれ違いや行き違いを感じる。この気持ちはなんだろうと思い、描き始めました。

――登場人物たちを描くとき、どんな点をとくに心がけましたか?

鈴木:「誰も悪者にしたくない」ということだけは、ずっと思っていたかもしれません。現実でも、外側から見えることだけでは測れない事情がありますよね。本当に誰も悪くないのにうまくいかず、だからこそ「もどかしい」ということがたくさんある。そんな“リアル”を意識して制作しました。

取材・文=松本温美

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