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「え…またここ?」9月、相次ぐエアコン下の濡れ跡→専門業者へ相談した結果…発覚した“意外な原因”

  • 2026.9.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

暑い夏には、朝から夜までエアコンをつけっぱなしにしている家庭も多いのではないでしょうか。近年は40度を超える猛烈な暑さを記録する地域もあり、エアコンなしでは過ごすことが難しい日もあります。

そんな猛暑のなか、毎日のように使い続けるエアコンも住宅設備のひとつです。長く使用していれば、不具合が生じることもあります。普段なら気にも留めない小さな変化が、異変に気付くきっかけになるかもしれません。

今日は、夏の間フル稼働していたエアコンの下に「小さな濡れた跡」を見つけたAさんのエピソードをご紹介します。

いったい、Aさんの家で何が起きていたのでしょうか。

「誰か水こぼした?」

私の事務所の近所に住むAさんは、妻と子どもと持ち家の戸建て住宅で暮らしています。

今年の夏は厳しい暑さが続き、家族が集まるリビングのエアコンは朝から夜までほぼ毎日フル稼働。外から帰ってきても室内は涼しく、家族にとって欠かせない存在になっていました。

「今年は本当に暑かったね」「エアコンなしでは無理だったわ」

そんな会話を交わしていたそうです。

やがて9月に入り、朝晩には少しずつ涼しさを感じるようになりました。窓を開ければ心地よい風が入り、エアコンを使わずに過ごせる時間も増えてきたといいます。

そんなある朝のこと。

Aさんがいつものようにリビングを掃除していると、床に小さな濡れた跡があることに気付きました。

「ん?ここで水こぼした?子どもたちかな?」

場所は、エアコンの真下あたりでした。家族に聞いてみても、誰も心当たりがないとのこと。

とはいえ、濡れているのはほんのわずかな範囲でした。Aさんは「誰かが気付かないうちに飲み物でもこぼしたのかな」と考え、その日は床を拭いて終わりにします。

このときはまだ、この小さな濡れ跡がエアコンの異変によるものだとは思ってもいませんでした。

数日後、また同じ場所が濡れていた

ところが数日後、暑さが戻ったため、Aさんは再びリビングのエアコンを使用しました。しばらく運転してから部屋を離れ、戻ってくると、以前と同じ場所に濡れた跡がありました。

「え…またここ?さすがにおかしくない?」

前回は飲み物をこぼしたのだと思っていましたが、同じ場所が繰り返し濡れているとなると話は別です。

Aさんは床を拭いたあと、エアコンを運転したまま室内機の周辺を確認してみることにしました。すると、しばらくして室内機付近から水滴が落ちてきたのです。

「うわ!エアコンから水が落ちてくる!」

よく見ると、一滴だけではありません。時間を置くと、再び水滴が落ちてきます。

そこでAさんはエアコンの使用を控え、専門業者へ相談することにしました。

原因は排水経路にあった

後日、専門業者に室内機や排水経路を点検してもらったところ、ドレンホースに詰まりが生じていることが分かりました。

ドレンホースとは、冷房や除湿運転によってエアコン内部に発生した結露水を屋外へ排出するためのホースです。Aさんの家では、このホースが詰まったことで結露水がうまく排出されず、室内側へ漏れていたといいます。

同じ場所に何度か水滴が落ちていたため、床の一部には跡が残ってしまったそうです。

最初は「誰かが水をこぼしただけ」と思っていた小さな濡れ跡。Aさんにとって、まさかエアコンの異変のサインだったとは、思いもよらない出来事でした。

エアコンの異変は「冷えるかどうか」だけで判断しない

エアコンから水が漏れる原因は、ドレンホースの詰まりだけとは限りません。設置状態や部品の不具合など、さまざまな原因が考えられます。

そのため、水漏れを見つけても原因を自己判断せず、異変が続く場合は使用を控え、専門業者へ相談することが大切です。賃貸物件にお住まいの場合は、ご自身で業者を手配する前に、まず管理会社や貸主へ連絡してください。

また、注意したいのは、水漏れによる影響がエアコンだけにとどまらないことです。放置すると床や壁などに繰り返し水分が触れ、シミや変色、傷みにつながることがあります。

特に9月は、夏の間フル稼働していたエアコンの使用頻度が少しずつ下がる時期です。冷房が効いているかだけでなく、室内機の周辺や床に水滴や濡れた跡がないか、普段と違う音やにおいがしていないかも確認しておきましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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