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9月上旬、突然「来月から転勤」の内示が…たった5日で家探しした結果→引越し当日に気づいた“最悪の誤算”

  • 2026.9.11
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

急な転勤が決まり、慌てて新居を探した経験がある方もいるのではないでしょうか。特に単身赴任の場合は、仕事の引き継ぎや引越しの準備などと並行して部屋を探さなければならず、十分な時間を確保できないこともあります。希望条件を満たす物件が見つかれば、早く決めてしまいたいと思うこともあるでしょう。

しかし、限られた時間で部屋を探していると、普段なら確認するようなことまで見落としてしまう場合があります。

今日は、転勤まで時間がないなかで単身赴任先の部屋を決めたAさんが、引越し当日になって思わぬ誤算に気付いたエピソードをご紹介します。

「来月から転勤」部屋探しに使えるのは5日ほど

知人のAさんは、9月上旬、勤務先から突然10月付けで別の地域へ転勤するよう内示を受けました。家族で話し合った結果、妻と子どもは現在の自宅に残り、Aさんだけが単身赴任することに。

「まずは住むところを決めないと」

しかし、仕事の引き継ぎや転勤の準備もあり、現地で部屋探しや契約手続きを進められるのは5日ほどしかありませんでした。

そこでAさんは、「駅から近い」「予算内」「勤務先まで30分以内」という3つの条件を優先して物件を探すことに。不動産会社から条件に合う物件をいくつか紹介してもらい、限られた時間のなかで内見を進めました。

室内の雰囲気やキッチン、浴室などは一通り確認したものの、頭にあったのは「転勤に間に合わせなければ」という焦りでした。

そんななか、最後に内見したのが、希望する条件をほぼ満たす物件です。

「駅からも近いし、会社にも通いやすい。ここに決めた!」

「これを逃したら、転勤に間に合わないかもしれない」と考えたAさんは、その日のうちに申し込みました。

引越し当日「入らない…」家具を置こうとして気付いた最悪の誤算

無事に契約を終え、迎えた引越し当日。Aさんは以前から使っていた収納家具などを新居へ持ち込みました。

ところが、いざ家具を予定していた場所へ置こうとすると、想像していたようには収まりません。

「えっ、ちょっと待てよ…ここに置くつもりだったのに…」

内見時に「これくらいなら置けるだろう」と目測で判断していたため、家具と設置スペースの寸法が合わなかったのです。仕方なく別の場所へ移そうとしても、今度はコンセントをふさいでしまったり、扉の開閉を邪魔してしまったりします。

さらに困ったのが収納でした。

クローゼットも内見時には「一人なら十分なスペースだろう」と考えていましたが、衣類や仕事用品などを収納すると、あっという間にいっぱいになってしまったのです。荷物を収めようと家具を何度か動かしてみたものの、使いやすい配置にはできません。

「あぁ。ちゃんと測っておけばよかった…」

結局、Aさんは持ってきた家具の一部を処分し、新居に収まるサイズの物へ買い替えることにしました。短期間で住まいを決められたものの、処分や買い替えという予定外の出費と手間が発生してしまったのです。

急いでいても「寸法」は確認すべき

急な転勤に伴う部屋探しでは、家賃や通勤時間、入居可能日などを優先するのは当然のことでしょう。

ただし、それだけで入居後の暮らしやすさまで判断できるとは限りません。特に手持ちの家具や家電を新居でも使う予定なら、家具そのものの幅・奥行き・高さと、設置予定場所の寸法を確認しておくことが大切です。

その際は、「家具が収まるか」だけではなく、コンセントの位置や扉の開閉スペースなども確認しましょう。

また、クローゼットなどの収納は見た目だけでは実際の収納量を判断しにくいことがあります。内見時に幅や奥行き、高さを確認し、現在持っている衣類や仕事用品などが収まりそうか考えておくとよいでしょう。

大型家具・家電は「部屋まで運べるか」も忘れずに

もう一つ確認しておきたいのが、家具や家電の搬入経路です。室内に十分な設置スペースがあっても、玄関や廊下などを通れなければ、その場所まで運び込めないことがあります。

特に大型の冷蔵庫やベッド、ソファ、収納家具などを持ち込む場合は、玄関や廊下、階段、エレベーターなどの幅や高さも確認しておきましょう。

短期間で部屋を探す場合、すべての条件をじっくり比較するのは難しいかもしれません。だからこそ、「あとから簡単に変えられること」と「入居後には変えにくいこと」を分けて考えることが大切です。

急な転勤で時間に余裕がないときほど、内見前に手持ちの大型家具・家電の寸法をメモしておくなど、限られた時間でも必要な箇所を確認できるよう、準備しておくことが重要です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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