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「昨日の音、やっぱり…」台風で庭から時折大きな音が…翌朝、20代Aさんが目の前の光景に言葉を失ったワケ

  • 2026.9.10
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

庭で過ごしているとき、隣家や道路からの視線が気になることはありませんか。

そんなときに役立つのが、外からの視線を遮る目隠しフェンスです。外構業者に施工してもらい、地面にしっかり固定されていれば、倒れることまで想像する方は少ないでしょう。

しかし、屋外に設置されている設備は、雨風などの影響を受け続けます。設置した当初は問題がなくても、年月が経つうちに状態が変化していることもあります。

今日は、「固定されているから大丈夫」と思っていた目隠しフェンスが、台風をきっかけに隣家へ影響を及ぼしてしまったAさんのエピソードをご紹介します。

「少し揺れるな…」以前とは違うフェンスの状態

数年前、私が中古戸建の購入を仲介した20代のAさんのお話です。

Aさんは購入後、庭が隣家から見えやすいことが気になり、外構業者へ依頼して隣地との境界付近に高さのある目隠しフェンスを設置しました。施工後は特に問題もなく、庭で過ごす際も周囲からの視線が気になりにくくなったため、Aさんは満足していたそうです。

しかし、設置から長く月日が経ち、以前とは少し様子が違うことに気付きます。

風が強い日に、フェンスの揺れが以前より大きくなったように感じるようになったのです。庭仕事をしていた際には、支柱付近にわずかなぐらつきを感じたこともありました。

「前より揺れるような気もするけど、地面に固定されているし大丈夫だろう」

業者に施工してもらった設備という安心感もあり、Aさんは点検を依頼することなく、そのまま使い続けていました。

台風が“とどめ”を刺した?強風のなか聞こえてきた大きな音

9月のある日、Aさんが暮らす地域に台風が接近する予報が出ました。

Aさんは庭に置いていた植木鉢や小物などを片付け、強風への備えを進めます。その際、以前から揺れが気になっていた目隠しフェンスのことも頭をよぎったそうです。

しかし、フェンスは簡単に移動できるものではありません。地面に固定され、外構業者が施工した設備ということもあり「さすがにフェンスは大丈夫だろう」と考え、そのまま家の中へ戻りました。

夜になると風雨は次第に強まり、室内にいても庭のほうから時折大きな音が聞こえてきます。

Aさんもフェンスの様子が気になりましたが、すでに外は強風が吹き荒れている状況です。確認のために外へ出るのは危険だと判断し、そのまま室内で台風が通過するのを待ちました。

翌朝、フェンスが隣家側へ倒れ込んでいた

翌朝、風雨が収まってから庭へ出たAさんは、目の前の光景に言葉を失いました。目隠しフェンスの一部が大きく傾き、境界を越えて隣家の敷地側へ倒れ込んでいたのです。

「昨日の音、やっぱりフェンスだったのか…」

幸い、人や建物への被害はありませんでした。しかし、隣家の敷地へ入り込んでいる以上、そのままにしておくわけにはいきません。

Aさんは隣人へ事情を説明して謝罪するとともに、すぐに外構業者へ連絡しました。自分で元に戻そうとすると、フェンスがさらに傾いたり倒れたりする危険があると考え、業者が来るまでは触らないことにしたそうです。

点検してもらったところ、支柱や固定部分には経年による劣化が見られ、そこへ台風の強風が加わったことで大きく傾いた可能性があるとのこと。安全面を考え、傾いた部分はいったん撤去し、後日修理することになりました。

そこでAさんの頭に浮かんだのが、以前から感じていたフェンスの揺れや支柱付近のぐらつきでした。

「気になったときに見てもらえばよかった…」

大きな被害には至らなかったものの、「固定されているから大丈夫」と考えて小さな異変を見過ごしていたことを、Aさんは後悔したそうです。

“固定”されているからといって安心できるとは限らない

目隠しフェンスは地面などに固定されていても、強風の影響を受けないわけではありません。製品の種類や高さ、設置状況、経年による劣化などによって状態は異なります。

特に見逃したくないのが、以前にはなかった傾きやぐらつきなどの変化です。「業者が施工したから」「地面に固定されているから」と自己判断せず、気になる異変があれば施工業者や専門業者へ早めに相談することが大切です。

不動産の仕事をしていると、敷地の境界付近にある設備は、自宅だけの問題ではないと感じます。フェンスが隣家側へ倒れれば、建物や車などを傷つけたり、人に危険が及んだりする可能性もあります。

近隣トラブルへ発展するのを防ぐためにも、小さな異変を見逃さず、早めに点検や修理を検討するようにしましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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