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「甥にやるお年玉も、その稼ぎでは大変だろうな」親戚の席で僕にそう言った人が、別の場で口にしていた言葉

  • 2026.8.28

親戚が集まると、決まって仕事の話になりました

親戚の中に、誰かの近況を聞くと、自分の家と比べるようなことを言う人がいました。進学、住まい、車。僕に話が向くと、決まって仕事や収入のことを聞かれます。

その日も、親戚が集まって食事をしているときでした。近況を聞かれた僕は、詳しく話すつもりもなく、当たり障りのない返事をしました。

「まあ、なんとかやっています」

すると、その人は少し笑いながら言いました。

「それならもっと頑張らないとな」

いつものことだったので、僕も聞き流すつもりでした。ところが、その日はさらに言葉が続きました。

「甥にやるお年玉も、その稼ぎでは大変だろうな」

僕は一瞬、返す言葉に迷いました。それでも、そこで張り合っても空気が悪くなるだけです。曖昧に笑い、料理の皿を隣へ回しました。

話題はすぐに別のことへ移りましたが、その言葉だけはしばらく引っかかっていました。収入のことを聞かれるだけならまだしも、お年玉まで持ち出されるとは思わなかったのです。

別の親戚から聞いた、まったく違う言葉

しばらくして、別の親戚と話していたときのことです。

偶然お年玉の話題になり、あの人が以前こんなことを言っていたと聞きました。

「お年玉の額も人それぞれだから、比べるものじゃないよ」

僕は少し驚きました。

言葉そのものには、僕もそのとおりだと思います。

それだけに、以前僕に向けられた言葉との違いが気になりました。

なぜ相手によって言い方が違ったのか、その理由までは分かりません。ただ、次に同じような話をされたら、無理に黙って聞き流さなくてもいいのかもしれないと思いました。

次の集まりで、その言葉をそのまま返しました

次に親戚が集まったとき、またその人から仕事の話を向けられました。

以前なら曖昧に笑って終わらせていましたが、その日は少しだけ言葉を返しました。

「前に、人それぞれだから比べるものじゃない、とおっしゃっていたと聞きました。いい言葉だと思いました」

責めるつもりはありませんでした。ただ、僕自身も本当にそう思っていたので、そのまま伝えただけです。

その人は一度口を開きましたが、何も言わずに湯呑みに手を伸ばしました。僕もそれ以上は続けず、そのまま食事に戻りました。

それ以来、親戚の集まりで顔を合わせても、僕の収入について細かく聞かれることはなくなりました。付き合いそのものが変わったわけではありません。挨拶もしますし、普通に話もします。

ただ、誰かと比べるような話題だけがなくなりました。僕にとっては、それくらいの変化で十分でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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