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「3年落ち138万円」愛車が突然の故障→49歳男性が64万円中古車に乗り換えたら…駐車場で痛感した“思わぬ変化”

  • 2026.9.18
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※ChatGPTにて作成(イメージ)

1999年から約25年間、個性的な車を愛し続けてきた49歳男性から聞いたお話です。どこへ行っても目立つ特別な存在の愛車でしたが、突然の故障で手放さざるを得ない状況に直面します。別れを惜しむ彼に奥様がかけたのは、「そろそろ普通の車にしなさいよ」という一言でした。

64万円で購入した中古車への乗り換えを機に、彼の中で車に求める価値観がどのように変化していったのか、その心の軌跡をご紹介します。

25年間、人生をともにした“我流”な愛車

49歳男性からお聞きした、1999年の運命的な出会いから振り返ります。当時、彼はホンダ車を探して中古車店を訪れたそうですが、展示場の奥で異彩を放つ1996年式の光岡ガリューに強く惹かれました。高級車には手が届かないものの、一般的な車とは違う特別な雰囲気が購入の決め手になったといいます。価格も3年落ちで138万円と、手が届く範囲であったことも後押しになりました。

そこから約25年にわたる、特別なカーライフが始まりました。仕事の商談先で珍しがられたり、サービスエリアで外国人観光客から一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたりと、日常的に注目を集めていたそうです。彼にとってその車は、単なる移動のための道具ではなく、自分らしさを体現する大切なパートナーだったようです。出先で周囲に車の魅力を説明する時間すらも楽しみの一つであり、どこへ行っても誇らしい気持ちで運転していたと、当時を懐かしそうに語ってくれました。

突然の故障と「古い特殊車を維持する」という現実

順調で楽しいカーライフに、突然のトラブルが訪れたのは2024年のことだったそうです。走行中にエンジンの出力が上がらなくなり、何とか駐車場へ戻ったものの、それ以降エンジンが全くかからなくなってしまったといいます。最初は、少しメンテナンスをすればまた元気に走ってくれると楽観視していたようですが、現実は非常に厳しかったとのことです。30年近く前の古い特殊な車であり、部品の確保も難しくなっているため、複数の修理工場に連絡しても対応が難しいと断られてしまいました。

最終的にいつもお世話になっている馴染みの工場で診てもらうと、燃料噴射系のトラブルが発生しており、場合によってはエンジンを載せ替える必要があるかもしれないと告げられたそうです。さらに、部品の確保も困難で、修理費が100万円を超える可能性もあると説明されたといいます。多額の費用をかけても完全に直る保証がないという状況に直面し、古い車を維持し続けることの現実的な限界を痛感したようです。修理工場に預けられたままの愛車を思い出し、深い悲しみと喪失感で涙があふれたと教えてくれました。

妻からの「普通の車宣言」と新たな車選び

失意の底にいた彼の心を動かし、前を向かせてくれたのは、奥様からの温かい言葉だったそうです。「最後の力を振り絞って安全に家まで帰してくれたのだから感謝して、そろそろ休ませてあげれば?」と、優しく声をかけられたといいます。その一言で、直せないことへの悔しい気持ちが、25年間の感謝へと次第に変わっていき、ついにお別れを決意することができたそうです。

しかし、いざ次の車を探そうと意気込んだ彼に対して、奥様はすかさず、「今まで変わった車に乗っていたのだから次は普通の車にしなさいよ」と釘を刺したといいます。実は、どこへ行っても周囲から注目されすぎることを、奥様は少し恥ずかしく思っていたそうです。この率直な本音を聞いて、彼は思わず苦笑いをしてしまったとのことです。

そこから、今度は安心感を第一に考えて、ディーラーが販売している中古車を中心に探し始めることになります。ただ、新車か中古車か、どのような車種にするかなど選択肢があまりにも多すぎて、しばらくの間は車選びが迷走してしまったようです。

64万円の中古ティアナで浴びた25年分の進化

なかなか希望に合う車に出会えない中で、ようやく見つけたのが日産ティアナだったといいます。2013年式で走行距離は約3万5000キロ、前のオーナーがあまり乗らずにガレージで大切に保管していたそうで、中古車とは思えないほど状態が良かったとのことです。大型セダンの需要が減っているという背景もあり、64万円という手頃な価格で購入できました。

納車されて25年ぶりに車を乗り換えた彼は、現代の車が持つ技術の進化にたいへん驚いたといいます。ボタン一つで静かにかかるエンジンや、オートライト、車載カメラなど、今では一般的となった便利な装備の数々に深く感動したようです。さらに、サスペンションの状態も非常に良く、走行時の静かさや安定した乗り心地は、まるで高級車に乗っているような気分にさせてくれたと語っていました。何より、奥様が助手席のオットマンをとても気に入り、快適そうにくつろいでいる姿を見たことで、彼自身も新しい車を迎えて本当に良かったと心から安堵したそうです。

駐車場で車は見つからなくなったけれど

新しい車に乗り換えてから、日常の中で少し笑える変化が起きたといいます。以前の個性的な車に乗っていた頃は、どんなに広い駐車場に停めても、遠くから一目で自分の車を見つけることができたそうです。しかし、風景に自然と溶け込む新しい車になってからは、駐車場で自分の車を探すのに少し時間がかかるようになってしまったと、彼は笑いながら教えてくれました。

この微笑ましい経験を通して、彼の中で車に求める価値観が少しずつ変化していったようです。かつては、人から注目されることや珍しい車に乗ることに満足感を見出していました。一方で今は、基本性能の進化や安全技術の向上に触れ、誰かに見られるためではなく、自分たちが心地よく安心して過ごせる車も素晴らしいと気づいたといいます。

25年間連れ添った愛車との日々は、かけがえのない思い出として心に大切にしまわれているそうです。そして、少し見つけにくくなった車の中で奥様と一緒に過ごす穏やかで快適な時間こそが、今の自分に最も合っているのかもしれないと、とても柔らかな表情で語ってくれました。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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