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夜のコンビニで愛車が動かない! 突然の故障に「カッコ悪い」と焦る20代男性→彼女から届いた“予想外のひと言”

  • 2026.9.16
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

初秋の夜、Sさん(20代前半・男性)は、彼女を自宅まで送り届けた帰りにコンビニへ立ち寄りました。買い物を終えてクルマに戻り、エンジンをかけようとしたところ、なぜかエンジンがかかりません。

突然クルマが動かなくなると、原因が分からないだけに焦ってしまうものです。しかも夜間となれば、「このあとどうすればいいのか」と不安も大きくなります。

Sさんも困ってしまいましたが、以前父親から聞いていた自動車保険の代理店を思い出し、連絡することにしました。

エンジンがかからないとき、まず確認したいこと

エンジンがかからないからといって、必ずしもエンジン本体が故障しているとは限りません。

たとえば、エンジンを始動するときに「カチカチ」と音がするだけでかからない場合は、バッテリーの電圧低下などが考えられます。セルモーターが回っているもののエンジンが始動しない場合は、燃料や点火系統など、別の原因が考えられます。

最近のクルマでは、スマートキーの電池切れや、シフトポジションが正しく入っていないことなどが原因になるケースも。とはいえ、夜間のコンビニなどで突然始動できなくなった場合、慌てて何度もエンジンをかけようとするのはおすすめできません。まずはメーター内の警告灯が点灯していないか、セルモーターが回っているかなどを確認します。

それでも原因が分からない場合は、無理に自分で直そうとせず、ロードサービスへ連絡しましょう。

Sさんも、父親から聞いていた自動車保険の代理店へ連絡。夜間でしたが担当者と連絡が取れ、ロードサービスの手配へと進み、レッカーを呼んでもらえることになりました。

レッカーが来ても、すぐ修理できるとは限らない

ただし、ここで夜間ならではの問題があります。

Sさんの場合、レッカーの到着まで1時間ほどかかることになりました。

「ロードサービスに連絡すれば、すぐにレッカーが来て、そのまま修理工場へ運んでもらえる」

そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、実際には現場の場所や時間帯、レッカー会社の稼働状況などによって、到着まで時間がかかることがあります。

さらに、休日や深夜は、受け入れ先となる整備工場が閉まっているケースが大半です。そのため、レッカーを手配できたとしても、すぐに整備工場へ搬送して修理に取りかかれるとは限りません。

搬送先を確保できるまで時間がかかったり、いったんレッカー会社の保管場所などへ車両を搬送し、翌営業日に整備工場へ移動したりすることもあります。特に、夜間の故障では、「レッカーが来るまでどうするか」だけでなく、「クルマをどこへ運ぶのか」「その後、自分たちはどうするのか」まで考えなければなりません。ロードサービスへ連絡した際には、レッカーの到着予定だけでなく、搬送先やその後の対応についても確認しておくと安心です。

また、自動車保険のロードサービスは、事故だけでなく故障時にも利用できる場合があります。バッテリー上がりやパンク、キーの閉じ込みなど、保険会社によって対応しているトラブルは異なるため、加入している保険のサービス内容と連絡先を事前に確認しておきたいところです。

「帰ったら連絡する」はずが、彼女から届いたメッセージ

レッカーが到着するまで、Sさんは車内で待つことになりました。

突然の故障に焦っていたものの、ロードサービスの手配が済んだことで、少しずつ落ち着きを取り戻していきます。そこでスマートフォンを確認すると、先ほど自宅まで送り届けた彼女からメッセージが届いていました。

「帰ったら連絡する」と伝えていたことを思い出したSさんは、まだ帰れていないことを彼女に伝えました。

すると、彼女から返ってきたのは、

「今からそっちに行く」

という言葉でした。ほどなくして、彼女がコンビニまで来てくれました。レッカーを待つSさんのそばで、一緒に待ってくれたのです。

Sさんは、クルマが故障して動けなくなったことを、どこか「カッコ悪い」と感じていたといいます。しかし、彼女の姿を見た瞬間、それまで感じていた不安が和らいだそうです。

夜間のトラブルは「クルマ」と「人」の両方に備える

クルマの故障は、時間や場所を選んでくれるわけではありません。特に夜間は、整備工場が閉まっていることも多く、レッカーの手配から搬送、修理までに時間がかかる場合があります。

また、自宅から離れた場所で故障した場合は、車両の搬送だけでなく、「自分たちはどうやって帰るのか」という問題も出てきます。

契約している自動車保険によっては、ロードサービスに加えて、帰宅するための交通費や宿泊費などを補償するサービスもあります。

ただし、利用できるサービスや補償額、適用条件は保険会社や契約内容によって異なるため。自分の保険でどこまで対応してもらえるのか、事前に確認しておくことが大切です。

Sさんにとって、今回の故障は突然のことで、最初はかなり焦りました。それでも、ロードサービスによってレッカーを手配できたこと、そして何より、困っていると知って彼女が駆けつけてくれたことで、不安な時間を乗り越えることができました。

故障を完全に防ぐことは難しいからこそ、日頃からクルマの状態を確認しておくことに加え、いざというときに連絡できるロードサービスの電話番号や内容を把握しておくことも大切です。

そして、思いがけないトラブルに見舞われたとき、そばにいてくれる人の存在が心強いこともあります。

クルマのトラブルへの備えと、人とのつながり。どちらも、突然の夜間トラブルを乗り越えるための大きな支えになりそうです。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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