1. トップ
  2. エンタメ
  3. 夫は寺の住職、出会いは“愛犬の葬儀”だった。世界的デザイナーを祖母に持つ“お嬢様モデル”の意外な結婚

夫は寺の住職、出会いは“愛犬の葬儀”だった。世界的デザイナーを祖母に持つ“お嬢様モデル”の意外な結婚

  • 2026.10.6
undefined
2006年3月、キャンペーン「香港逃避行」PRイベントに出席した森泉(C)SANKEI

20年前の2006年9月、愛犬グッズブランド「Fifi&Romeo(フィフィ&ロメオ)」が渋谷・明治通り沿いに新しい直営店を開くのに合わせて、パーティーが開かれた。そこに現れたのが、同ブランドのプロモーションキャラクターに就任したモデルの森泉だった。

キャリーバッグに入れて連れてきたのは、ロングヘアーチワワの愛犬・ジザベル。この日、森はジザベルとおそろいのネックレスを身につけていた。

犬によく一目ぼれするという彼女に、「男性には?」と質問が飛ぶ。すると森は、「オスの犬には一目ぼれします」と返してみせた。恋の話題をさらりとかわす、機転の利いたジョークに聞こえる。しかし、この日の彼女の言葉に耳を傾けてみると、暮らしも休日も将来の夢も、そのすべてがすでに動物たちで埋め尽くされていた。

当時23歳、ネクストブレイクの筆頭と目されていた彼女が放ったあの一言から、森泉と動物たちが歩んできた20年を振り返ってみたい。

エビちゃんたちの次をうかがうお嬢様モデル

当時の芸能界といえば、エビちゃんこと蛯原友里や押切もえといったモデルたちが、次々にブレイクしていた時代だ。その波のなかで、森泉は次をうかがうモデルの最右翼と目されていた。

世界的デザイナー・森英恵を祖母に持ち、19歳でモデルデビュー。パリコレのランウェイを歩き、2004年には「FEC MODEL OF THE YEAR」を受賞するなど、モデルとしてのキャリアは申し分ない。だが、周囲が彼女の魅力として挙げていたのは、いわゆる“セレブタレント”の枠に収まらない、天真爛漫さだった。

資生堂「TSUBAKI」のCMでトップモデルらしい華やかさを見せる一方で、アシスタントを務めたトーク番組『おしゃれイズム』では、司会の上田晋也や藤木直人を歯に衣着せぬトークであぜんとさせる一幕もあった。

さらにこの年の7月には、日本テレビ系『ドラマコンプレックス 59番目のプロポーズ』で藤原紀香演じるヒロインの後輩編集者役として女優デビューも果たした。モデル、CM、トーク番組、ドラマと、あらゆる扉が次々と開いていたその秋にあっても、森が語ったのは、犬たちと雑魚寝する幸せや、ペットと行ける温泉の話題だった。

自宅では4匹の犬に加えてブタやウサギまで飼っていて、趣味も「ペットの世話」だった。イベントでは、人によってはペットは子どもでもあるから広く受け入れてもらいたいと語り、「将来的には、世界の恵まれない動物たちのために活動したい」と熱い夢も明かしている。

愛犬家の枠を超えてライフワークへ

その情熱は、単なる趣味にとどまることはなかった。4年後の2010年11月、森が自らデザインするブランド「CELEBRA DOG(セレブラドッグ)」から、オリジナルのドッグキャリーが発売された。

5頭の犬をはじめ、たくさんのペットを飼う森が、飼い主目線で開発した品だ。小さく折りたためて持ち運びやすく、部屋に置けばそのまま愛犬のハウスになる。2006年のパーティーでジザベルをキャリーに入れて現れた彼女は、その4年後、自分でデザインしたキャリーを世に出していた。

その姿勢は、今も変わらない。2025年に始めたYouTubeチャンネル「森泉のIZOOMI Channel」でも、たくさんの動物たちと心地よく暮らすための環境づくりや日々の世話の様子を発信し続けている。保護施設からコガネメキシコインコを迎え入れたり、念願だった神戸どうぶつ王国を訪れたりと、画面の向こうにいる森は、20年前と同じように動物たちへの愛に満ちている。

人生のパートナーへつながっていた最初の愛犬

そして2026年6月、テレビ朝日系『徹子の部屋』に出演した森は、夫との出会いについて語った。

現在の夫は、寺の住職である。森には、いちばん最初に飼い、何をするにも一緒に乗り越えてきた、かけがえのない愛犬がいた。その子が天国へと旅立ったとき、葬儀をしてくれたのが、のちの夫だった。

番組中、黒柳徹子が「死んだ犬の話なんかしたの?」と続けると、森はその言い方にツッコミを入れつつ、いいお別れができたと振り返った。

20年前、「男性には?」と問われて「オスの犬には一目ぼれします」と答えた23歳は、やがて伴侶との出会いを語る場でも、愛犬の話から始めていた。

あの日の一言は、恋の質問をはぐらかすためのリップサービスなどではなかったのだろう。動物たちへのまっすぐな愛をコンパスにして生きてきた彼女にとって、あれは紛れもなく、自分自身の本当の姿だったのだ。


※記事は執筆時点の情報です

の記事をもっとみる

注目コンテンツ