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16歳と28歳で出会ったタレント夫婦。恋人になるまでに重ねた約10年とは

  • 2026.9.10
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2012年7月、結婚披露宴後の会見で指輪を披露する東貴博と安めぐみ(C)SANKEI

安めぐみと東貴博には、結婚するよりずっと前から続く時間がある。出会ったとき、安は16歳、東は28歳。そこから約10年、ふたりは芸能界の先輩と後輩としてつきあっていた。2011年12月に結婚し、今は娘ふたりを育てている。12歳差という数字に加え、恋人になる前の長さをたどると、ふたりの結婚には別の面白さが見えてくる。

学校の話をしていたふたり

最初に顔を合わせたのは、番組アシスタントのオーディションだった。高校生だった安が、お笑いコンビ・Take2の出演番組に参加し、メンバーの東と出会った。仕事を通じて始まった、年上の先輩との縁である。

ロケの合間や収録の帰り道には、安が学校の悩みを相談することがあった。一方、東からは当時の交際相手についての相談もあった。年齢も立場も違うふたりのあいだを、学校生活や恋愛の話が行き来していたのだ。年上の東だけが助言するわけでもなく、安が話を聞く側になることもある。そのやりとりに、当時の関係の柔らかさが表れている。

こうした先輩・後輩の期間は約10年に及ぶ。やがて番組での共演を経て個人的に連絡を取るようになり、交際へと進んだ。高校生だった安も、そのころには20代半ばを過ぎている。16歳と28歳という最初の年齢から、恋人になるまでには、それぞれが年を重ねた時間があった。

知り合ってすぐに結婚を考える関係もあれば、長く仕事の仲間でいる関係もある。ふたりの場合は、その長いつきあいの先で相手の位置づけが変わった。約10年という間隔が、この出会いを印象深くしている。

ウサギから始まった夫婦の時間

結婚へ進む際には、東らしい仕掛けもあった。飼っていたウサギに服を着せ、その服に指輪を付けて家の中へ放したのだ。ところがウサギは走り回り、ふたりで追いかけて捕まえることになった。その後、東は手紙も渡している。

指輪を差し出す場面に、ウサギを捕まえるひと手間が入る。整然とした求婚の光景とは違う可笑しさがあり、贈り物の豪華さよりも、ふたりが一緒に動く様子が心に残るエピソードだ。

婚姻届を提出したのは2011年12月21日。安の30歳の誕生日の前日だった。そして結婚後は、披露宴を開いたホテルに記念日ごとに泊まり、当時のDVDを見返す習慣ができた。2015年には長女が生まれ、ホテルには家族で宿泊するようになっている。

2019年には夫婦で「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。そのころ、記念日のDVDをじっくり見て泣く東の隣で、安は途中で眠ってしまうこともあった。同じ映像を見ていても、反応までそろうわけではない。毎年同じ場所へ戻る習慣と、その場でのふたりの違いが並ぶところに、この夫婦の親しみやすさがある。

それぞれの娘へ手を伸ばす

2024年には次女が誕生した。2026年の今、長女は11歳、次女は2歳。9歳差の姉妹を育てる毎日には、年齢によって異なる予定が重なっている。

長女の習い事が終わるころには、次女はもう眠る時間に入る。そこで東が長女の送迎を担うことがある。細かな担当表を決めているわけではないが、東が長女、安が次女を見る形になることが多い。東が仕事で不在の日には、安がひとりで育児を担うこともある。

学校の悩みを相談していたふたりが、今は娘の帰宅時間と寝る時間に対応している。出会ったころの先輩・後輩とは、必要とされる役割が変わった。かつての関係のままでは済まない場面が、生活の中に具体的に増えている。

夫婦の会話でも、安は必要なことをはっきり伝えるようにしている。ただ、感情が動いた直後にぶつけるのではなく、一晩置いて翌日に伝えることもある。意見を伝えることと、伝えるタイミングを選ぶこと。その両方が、子どもを育てる今の関係に加わっている。

年齢差の先にある時間

安と東の歩みで目を引くのは、12歳の差を含んだまま、関係が何度も変わってきたことだ。学校や恋愛の相談をする先輩・後輩から恋人へ、そして夫婦から娘ふたりの親へと、共有する日常は広がっている。

披露宴の映像を見返す時間があり、今の娘たちに合わせて動く時間もある。昔の思い出と現在の役割が同じ暮らしの中にあるところに、ふたりが長く一緒にいる姿の奥行きを感じる。16歳と28歳の出会いは、そうした時間の始まりだった。


※記事は執筆時点の情報です

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