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「大丈夫ですか?ふらついてますよ」店内を危うげに歩く男。だが、歩く様子を見て感じた本音とは

  • 2026.8.25
「大丈夫ですか?ふらついてますよ」店内を危うげに歩く男。だが、歩く様子を見て感じた本音とは

通路の先に、気になる人がいた

休日の昼下がり、私は近所の店で日用品を選んでいました。

洗剤の棚を見ながら歩いていると、少し先の通路に、妙に足取りの不安定な人がいることに気づきました。

ゆっくり歩いているのですが、ときどき体が左右に揺れ、棚の近くまで寄ったかと思えば、また通路の真ん中へ戻ってきます。

「あれ……大丈夫かな」

思わず小さくつぶやきました。

最初は商品を探しているのかと思いました。しかし、何度か見かけても商品を手に取る様子はなく、周囲の人とぶつかりそうになる場面もありました。

一度、買い物かごを持った女性が慌てて横によけました。それでも本人は気づいていないようで、そのまま歩いていきます。

具合が悪いのかもしれません。けれど、知らない相手にいきなり声をかけるのもためらわれ、私は少し離れたところから様子を見ていました。

「ちょっと、大丈夫ですか?」

そのとき、向こうから歩いてきた男性が、その人と正面からぶつかりそうになりました。

男性は驚いて一歩横へ避けると、振り返りました。

「ちょっと……大丈夫ですか?」

少し強い声でしたが、怒っているというより、驚いたように聞こえました。

相手は足を止めました。しかし、すぐには返事がありません。

男性も戸惑ったようで、少し声を落としました。

「さっきから、ふらついてますよ。気分悪くないですか?」

それでも、はっきりした返事はありませんでした。

「聞こえてます?」

男性が顔をのぞき込むようにすると、相手はようやく男性のほうを向きましたが、何か答えたのかまでは、離れていた私には聞き取れませんでした。

しばらくすると、その人はまたゆっくり歩き出しました。

男性はその背中を見送りながら、困ったように眉を寄せます。

「いや……これ、ちょっと心配だな」

注意ではなく、店員へ声をかけた

男性は追いかけて何度も注意するのではなく、近くにいた店員へ声をかけました。

「すみません。あそこを歩いてる方なんですけど、さっきからかなりふらついてて。何度か人にぶつかりそうになってるんです」

店員も通路の先を確認し、「ありがとうございます。ちょっと見てきますね」とすぐに向かっていきました。

その様子を見て、私も少しだけ安心しました。

最初は、周りを見ずに歩いている人なのだと思っていました。けれど、声をかけられても反応が薄い様子を見ると、本当に何か事情があったのかもしれません。

私はその後どうなったのかまでは分かりません。

ただ、危ないと感じたときに相手を責め続けるのではなく、「何かおかしい」と店員へ伝えた男性の判断は、あの場では一番自然だったように思います。

あのとき私も、ただ距離を取るだけではなく、店員にひと言伝えてもよかったのかもしれない。店を出てから、そんなことを考えました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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