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「私が出入りした時間を知っているんですか」挨拶だけしていた隣人。だが、私が距離を取るようになったワケ

  • 2026.8.24

挨拶だけの間柄だったはずが

以前住んでいた家の隣に、会えば挨拶をする程度の男性がいた。

名前も仕事も知らず、道ですれ違えば軽く頭を下げる。それだけの間柄だった。

ところが、ある時期から声をかけられる内容が変わった。

朝、いつもより少し早く家を出た日のことだった。

「今日は早いね、玄関の音がしたから」

私は一瞬驚いたものの、「そうなんです」とだけ答えて、その場を離れた。

別の日、夕方に帰宅すると、今度は「今日は出かけていたの?」と聞かれた。

私がいつ家を出たのか、いつ戻ったのかを気にしているような言葉が、その後も何度か続いた。

近所に住んでいれば、たまたま姿を見かけることはある。それでも、自分の出入りを毎回のように口にされると、次第に落ち着かなくなった。

「見ていれば分かるよ」

ある日、思い切って聞いてみた。

「どうして、そんなに私が出入りした時間を知っているんですか」

すると男性は、特に気にした様子もなく答えた。

「別に、見ていれば分かるよ」

笑いながらの返事だった。悪びれている様子もない。そのことがかえって気になった。

それから私は、できるだけ長く立ち話をしないようにした。外で会っても挨拶だけで通り過ぎ、必要以上に自分のことを話さないようにした。

それでもしばらくは、「昨日は帰りが遅かったね」「最近あまり外に出ないね」と声をかけられることがあった。

何かを要求されたわけでも、直接危害を加えられたわけでもない。ただ、自分の生活を誰かに見られているように感じることが、私には苦痛だった。

なるべく顔を合わせないようにしているうちに、次第に声をかけられる回数は減っていった。

今でも、男性がどの程度こちらを気にしていたのかは分からない。それでもあの頃から、家を出るときに何となく周囲を確認する癖が残っている。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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