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「荷物、それだけなんですか?」大学時代の先輩から食事に誘われた。だが、予約を入れた店の前で放たれた一言に絶句

  • 2026.8.23

久しぶりの食事を、楽しみにしていた

大学時代の先輩から食事に誘われたのは、社会人になってしばらく経った頃でした。

サークル時代に可愛がってもらった人で、久しぶりに会えるのが嬉しく、私はすぐに予定を空けました。

「たまには、ちゃんとした店で話そうよ」

そう言われ、私が落ち着いて話せそうな和食店を探して予約しました。

席が取れたと伝えると、先輩からは「楽しみにしてる」と返事が来ました。

当日、予約した店の前で待っていると、先輩がやってきました。ところが、持っているのは携帯だけです。

「荷物、それだけなんですか?」

何気なく聞くと、先輩は軽い調子で答えました。

「財布は持ってきてないけど、行こうか」

最初は忘れてきただけだと思いました。そこで「近くにATMがありますよ」と伝えると、先輩は少し黙ってから言いました。

「いや、おろすお金もないんだよ」

困ったことより、言わなかったことが引っかかった

私は返す言葉に迷いました。詳しい事情までは聞きませんでしたが、少なくとも、その日の食事代を自分で用意できる状態ではなかったようです。

もちろん、お金に余裕がない時期は誰にでもあると思います。

付き合いの長い先輩ですから、事前に事情を話してくれていれば、日を改めることも、もっと気軽な過ごし方に変えることもできました。

それなのに、予約時間が迫った店の前で初めて知らされたことが、どうしても引っかかりました。

戸惑っている私に、先輩はさらに言いました。

「まあ、なんとかなるでしょ」

その一言を聞いたとき、楽しみにしていた気持ちがすっと冷めていきました。

私がどうにかすることも含めて「なんとかなる」と考えているように感じてしまったのです。

あれからも、先輩からはときどき連絡が来ます。

「元気にしてるかな。また飲みに行こうよ」

嫌いになったわけではありません。それでも画面を見ると、あの日のことを思い出します。また同じように頼られるのではないか。そう考えると返事をためらい、結局、携帯を伏せてしまうことがあります。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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