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『尿管結石になりやすい人』には“食生活に共通点”があった。医師が明かす、やってたら要注意な「NG食べ合わせ」とは?

  • 2026.9.27
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

突然、激しい痛みに襲われることで知られる「尿路結石」。非常に身近な病気でありながら、「なぜ自分にできてしまうのか」「予防するにはどうすればいいのか」と悩む人は少なくありません。

実は、尿路結石ができる背景には、日々の水分のとり方や何気ない食生活の習慣、さらには食べ合わせが深く関係していることをご存じでしょうか。

今回は、尿路結石を引き起こす原因や注意したい食べ物の組み合わせ、そして明日からすぐに実践できる具体的な食事と水分のとり方の工夫について、泌尿器科医の小内友紀子さんに詳しく解説していただきました。

尿が濃くなると危険?尿路結石ができる原因とは

---なぜ尿路結石ができてしまうのでしょうか?どのような食生活や習慣が原因になるのか教えてください。

小内友紀子さん:

「まず考えていただきたいのは、水分量の不足です。目安として1日の尿量が1.5L以上になるように水分をとれていますでしょうか。尿が濃くなると尿路結石の元となる、シュウ酸やカルシウム、尿酸が結晶になりやすくなります。

栄養面では塩分の摂りすぎ、肉や魚など動物性タンパク質のとりすぎ、カルシウムの不足、野菜・果物の不足、甘い飲み物(果糖)のとりすぎなどが尿路結石の原因になります。

さらに夕食が多くて量が多い食生活では、結石の成分が最も尿の中に増える時間帯と、尿が濃くなる睡眠中が重なり、尿路結石が出来やすい状態になります。」

ほうれん草にチョコやビール…気をつけるべき食べ合わせ

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---食事のメニューや、食べ合わせで特に気をつけた方がよい組み合わせはありますか?

小内友紀子さん:

「シュウ酸の多い食品を、カルシウムなしで一度にたくさんとるのは避けたいですね。例えば、ほうれん草のソテーに、デザートのチョコレートやナッツ、食後の抹茶がかさなると、シュウ酸の量はかなり多くなります。

ほうれん草はゆでてアクを抜くと、シュウ酸は減ります。その上でおひたしなどにするよりも、牛乳を使ったグラタンやチーズと合わせるなど、カルシウムを含む食品と一緒に食べると、腸でシュウ酸が吸収されにくくなります。チョコレートもミルクと一緒にとるなど工夫をされてみてください。

他に気をつけていただきたい組み合わせとしては、『ビールとレバー・魚卵・干物のおつまみ』(プリン体が多く尿酸が増えます)、『甘い清涼飲料水と一緒に食べる』(果糖が尿中の結石成分を増やします)、『塩辛い加工肉が中心の食事』(塩分と動物性タンパク質が重なります)があります。」

1日2Lの水分と食事の工夫!明日からできる予防法

---尿路結石を予防するために、私たちは明日からどのような対策を始めればよいでしょうか?具体的なアドバイスをお願いします。

小内友紀子さん:

「まず、水分のとり方を見直してはいかがでしょうか。起床後、食事のとき、入浴後、寝る前などに少しずつのむ習慣を作りましょう。1日2Lを目安にしてみてください(医師に特別な水分制限をされている方は、そちらを守ってください)。

飲み物は『水か麦茶』を基本にして、ジュースや甘いコーヒー飲料は控えます。もちろんアルコールは水分ではありません。尿の色が薄い黄色くらいになっていれば、うまく水分がとれていると考えてよいでしょう。

食事では、『麺類の汁は残し、減塩の調味料を使用する』『肉は1回の食事で、手のひら一枚分程度を目安にする』『牛乳やヨーグルトを1日1~2回とる』『柑橘類や野菜を毎食一品とりいれて、クエン酸を補う』『夕食は寝る4時間前までにすませ、夕食が重くならないようにする』、これらの工夫の一つからでも取り入れてみてください。」

日々の小さな工夫が結石予防の第一歩

突然の激痛をもたらす尿路結石ですが、その予防には日々の水分補給や食事の選び方、夕食の時間といった生活習慣の積み重ねが重要であることが分かりました。

水分のとり方や食べ合わせ、食事量の見直しなど、今回専門家が提示した具体的なポイントのうち、まずは取り入れやすい工夫を一つからでも生活に取り入れて、尿路結石になりにくい健康な毎日を作っていきましょう。


※すでに激しい腰・背中の痛み、血尿、または発熱などの症状がある場合は、自己判断で対処せず、速やかに泌尿器科などの医療機関を受診してください

監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。 【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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