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「会議中に口が乾く」“のど飴”を舐め続けた50代女性→ある日、歯医者を受診すると…医師から告げられた“思わぬ原因”に驚き

  • 2026.9.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「話している最中に舌が上あごに貼りつく」「口の乾きを抑えるためにのど飴が手放せない」

そんなお悩みはありませんか?手軽に口を潤せるのど飴は便利な一方、舐める頻度や回数が増えると思わぬ形で歯に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。

また、ドライマウスの背景には年齢だけでなく、常用しているお薬の影響が隠れているケースも少なくありません。

今回は歯科医師の鷹巣多紀さんに、のど飴の習慣が招いた50代女性の虫歯トラブル事例をもとに、唾液の大切さや口の乾きへの正しい対処法を教えていただきました。

 Aさんに起きたこと

Aさんは、事務職として働く50代の女性です。人前で話す機会が多く、数年前から口の乾きが気になっていました。

最初は水を飲んでいましたが、会議中に何度も席を立つのが気になり、選んだのはのど飴でした。飴をなめると一時的に楽になるため、通勤中、仕事中、帰宅後にも口に入れる癖がついていきます。

健康のために甘い飲み物は避けていたので、Aさんの中では「飴くらいなら」という受け止め方でした。ところが、歯医者で小さな虫歯が複数見つかり、以前より口の中が乾いていることも分かりました。

また、問診でお薬手帳を見せたところ、半年前から飲み始めた薬がありました。Aさんは、薬と口の乾きが関係する場合があることを知らず、歯医者にも伝えていなかったのです。

唾液はうるおすだけではない

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

唾液は、口を湿らせるだけの水分ではありません。食べかすを洗い流したり、細菌の増えすぎを抑えたり、口の粘膜を守ったりする存在です。

日本口腔外科学会は、唾液が不足して口が乾くと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、口臭の原因にもなると説明しています。乾きが強い場合には、食べにくさ、話しにくさ、舌のひび割れや痛みが出ることもあります。

口の乾きは年齢だけで決まるものではありません。薬の影響、糖尿病、シェーグレン症候群、ストレス、口呼吸など、背景は一つとは限りません。

のど飴の回数も伝える

虫歯を考えるときは、砂糖の量だけでなく、口に入れる回数や時間も合わせて確認しましょう。虫歯予防には砂糖摂取の総量を減らすことと、摂取回数を減らすことが効果的です。

のど飴は長く口の中に残りやすい食品です。日本歯科医師会も、のど飴など長時間なめるものは、砂糖を使ったものよりキシリトールを使ったもののほうがよいと説明しています。

ただし、商品を替えるだけで終わらせず、なぜ乾くのかを確認する視点が必要です。歯医者では、乾きが始まった時期、飲んでいる薬、飴やタブレットの回数、夜間の乾き、食べ物の飲み込みにくさを伝えましょう。

のど飴の頻度を見直し適切なドライマウス対策を

口の乾きを紛らわせるために砂糖を含むのど飴を何度も口へ運ぶ習慣は、お口の中に糖分が長く留まり虫歯のリスクを急増させてしまいます。

ドライマウスの原因は加齢だけでなく、処方薬の副作用やストレス、持病など多岐にわたるため、単に飴の種類を変えるだけでなく「なぜ乾くのか」という根本原因を確かめることが重要です。

口の乾きや虫歯の増加が気になる際は自己判断で放置せず、お薬手帳や生活習慣のメモを持参して歯科医師へ相談しましょう。


執筆・監修:鷹巣 多紀
大学病院口腔外科にて研修後、一般歯科にて勤務。現在は1児の母として子育てと仕事に奮闘しています。
歯科医師ママkiki|note: https://share.google/uUYsDiSMnkNKZCrOwX : https://x.com/kikimama0405

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