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『腎臓がんになりやすい人』には“共通点”があった。泌尿器科医が明かす、発症リスクを高める人の「2つの特徴」とは?

  • 2026.9.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

健康診断で「血圧が高め」と指摘されたり、最近体重が増えて気になったりしていませんか?実は、こうした高血圧や肥満が、恐ろしい「腎臓がん」の発症リスクを高めることがわかっています。

「なぜ血圧や体重が腎臓がんと関係しているのか?」「体にどんなサインが現れるのか?」など、日常の体調変化に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、そうした疑問や不安を解消すべく、泌尿器科の専門医である小内友紀子先生にお話を伺いました。高血圧と腎臓がんの意外なつながりや、見落としがちな初期サイン、そして早期発見のために今私たちができる具体的な対策について、わかりやすく解説していただきます。

高血圧や肥満が「腎臓がん」のリスクを高める理由とは?

---高血圧や肥満が腎臓がんの発症リスクを高めるとのことですが、どのようなメカニズムでがん化が進むのでしょうか?

小内友紀子さん:

「高血圧や肥満は、いずれも腎臓がんの発症リスクを高めることが疫学研究でわかっています。

詳細なメカニズムについては、動物研究のレベルで仮説として考えられているものはありますが、絶対的にわかっているものではありません。

ただ、高血圧、肥満、腎臓がんはいずれもメタボリック症候群や慢性炎症、酸化ストレスという共通点があるため、そういった因子が複合的に腎臓の細胞のがん化を後押しするのではないかととらえられています。」

疲れやだるさはサイン?腎臓がんの初期症状と血圧管理の大切さ

---腎臓がんは初期段階でどのような症状が現れますか?また、高血圧である場合はどのような点に注意すべきでしょうか?

小内友紀子さん:

「腎臓がんでは、ある程度腫瘍が大きくなるまで症状はでません。

微熱やだるさなどの原因として腎臓がんが隠れている場合、単なる疲れとして片付けてしまうことで、病気の発見が遅れるリスクはあります。

高血圧のかたは腎臓がんのリスクが高くなることはわかっているのですが、高血圧が直接病気を引き起こすという断定はできません。高血圧自体は、体のさまざまな部分に影響を及ぼしますので、適切な検査、治療を受けて血圧のコントロールをすることが大切です。」

自分で触ってチェックできる?腎臓がんのセルフチェックと正しい検査方法

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---腎臓がんを自分で早期発見するために、お腹や背中を触るなどしてセルフチェックすることは可能ですか?

小内友紀子さん:

「腎臓は後腹膜といって、体の背中側の骨や筋肉に囲まれた臓器です。

やせて筋肉の少ない方を注意深く診察すれば、腎臓の一部を触れることができますが、通常は外から腎臓を触ってみることはできません。

セルフチェックはなかなか難しいので、気になる症状がある方は一度医療機関を受診して相談されてください。症状はなくても病気が心配という方は、人間ドックのような、超音波検査の含まれている健診をおすすめします。」

血圧のコントロールと超音波検査で、大切な腎臓を守ろう

高血圧や肥満が腎臓がんのリスクを高めるという事実は、日頃の体調管理を見直す大きなきっかけになります。腎臓がんは初期症状が出にくく、セルフチェックで発見するのも難しいため、「だるさ」や「微熱」を単なる疲れと放置しないことが大切です。

まずは適切な検査や治療を受けてしっかりと血圧をコントロールすること、そして人間ドックなどの超音波検査が含まれる健診を上手に活用することが、病気の早期発見と健康を守るための第一歩となります。


監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。 【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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