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『陰茎がんのリスクが高い人』には“共通点”があった。泌尿器科医が明かす、当てはまったら注意したい“7つの特徴”とは?

  • 2026.9.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

男性にとって非常にデリケートで、なかなか人には相談しにくいプライベートゾーンの悩み。実は、そこに発生する病気として「陰茎(いんけい)がん」というものが存在することをご存知でしょうか。

「自分には関係ない」「聞いたことがない」と思われる方も多いかもしれませんが、発症には日々の衛生環境や生活習慣が深く関わっていると言われています。では、どのような状態がリスクを高め、どうすれば予防できるのでしょうか?

今回は、泌尿器科の専門医である小内友紀子先生に、陰茎がんのリスクや発症のメカニズム、そして今日から実践できる正しいケア方法について詳しく解説していただきました。

陰茎がんとはどんな病気?リスクを高める要因と予防法

---「陰茎がん」とはどのようながんでしょうか。発症のリスクを高める要因や、逆に予防となる方法について教えてください。

小内友紀子さん:

「陰茎癌ガイドライン2021年版によると、陰茎がんは比較的稀ながんで、リスクを高める特徴としては包茎、高リスクのヒトパピローマウイルス(HPV)感染の他、包皮亀頭炎、肥満、喫煙、衛生状態の不良、女性パートナーの数などが報告されています。

予防因子としてはその逆で、小児期(特に新生児期)の割礼、公衆衛生の向上、HPVワクチン接種が知られています。

陰茎がんの発癌のメカニズムとして、慢性炎症があるのではないかと言われています。理由として、陰茎がんの患者さんでは約半数に包皮炎や亀頭炎を起こしたことがあるという報告があり、また包皮炎や亀頭炎は陰茎がんのリスクを3.82倍増加させることが報告されています。」

包茎や喫煙が「陰茎がん」のリスクを高める理由とは

---包茎や喫煙が陰茎がんのリスクを高めるのは、どのような理由やメカニズムからなのでしょうか?

小内友紀子さん:

「包茎は包皮の中に垢(恥垢といいます)がたまることで、衛生環境が悪くなります。また、包皮や亀頭部の炎症は包茎があることで悪化したり慢性化する可能性があり、そのことが陰茎がんの発症に関わっています。

喫煙はさまざまな癌の発生リスクを増加させますが、陰茎がんにおいては発がん性物質による直接的なDNAの損傷や、HPV感染との相互作用、免疫系への影響など、複数の経路が組み合わさっていると考えられています。」

自宅での正しい洗い方と、病院を受診すべき「真性包茎」の基準

---日々の生活の中で、私たちはどのようなケアを心がければよいでしょうか。具体的な方法や、受診の目安を教えてください。

小内友紀子さん:

「普段は包皮が亀頭をおおっていても、包皮をめくれば亀頭が完全に見える『仮性包茎』の方の場合は、入浴の際などに包皮をやさしくめくって洗い、亀頭の付け根の少しくぼんだ部分(冠状溝)にたまる白い垢(恥垢)をきれいにしましょう。なお、洗った後は必ず包皮を元の位置へ戻してください(めくったまま放置すると、締め付けられて腫れてしまう『嵌頓包茎』の原因になります)。

包皮が全くめくれない、めくれても切れてしまって血が出たり、すごくしみたりする場合は包皮の出口が狭い『真性包茎』の可能性があります。無理にめくろうとせず、病院の泌尿器科にご相談ください。」

日々の正しいセルフケアが、大切な体を守る第一歩に

「陰茎がん」は比較的稀ながんですが、そのリスクを遠ざけるためには日々の衛生管理や生活習慣が非常に重要です。包茎による慢性的な炎症や喫煙などが、がんの発症経路に関わっていることが専門家の見解からも分かりました。

まずは明日からできることとして、入浴時に包皮をやさしくめくって恥垢を洗い流す正しいセルフケアを始めましょう。また、自分でめくることが難しい「真性包茎」の可能性がある場合は、一人で悩まずに病院の泌尿器科へ相談することが大切です。正しい知識に基づいたケアを心がけ、自らの健康を守っていきましょう。


監修者:小内友紀子 公益財団法人ときわ会

常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。 【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医"

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