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「特に使う予定もない」300万円を“5年定期”に入れた60代女性→1年半後、銀行で見た“チラシの内容”に「あ然としてしまいました」

  • 2026.9.8
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

最近では市場金利の上昇にともない、定期預金の金利も徐々に上がっています。

一般的に、定期預金は期間が長い商品ほど金利が高くなる傾向にあります。しかし、「期間が長い定期預金を選択すべきタイミング」を押さえていないと、思わぬ機会損失につながる可能性も。

今回は、金利メリットを感じて5年定期を作成したものの、1年半後に後悔することとなった女性の事例を紹介します。

「5年定期は0.4%」300万円の定期預金を作成した女性

60代の女性・Aさん(仮名)は、父から相続した300万円を普通預金に置いていました。

「当時、定期預金の金利は0.002%程度でした。運用するにしてもリスクは取りたくないので、大きく増えなくてもいいとは思っていましたが、それにしても低くて…」

今後も長く低金利が続くと思っていたAさんでしたが、数か月後には市場金利が上昇。

そして1年経った頃、0.002%だった定期預金の金利は0.3%まで上がっていたのです。

「このときの金利は、1年ものが0.3%、3年ものが0.35%、5年ものが0.4%でした。どうせこれまでも長く普通預金に放置していたお金ですし、今後特に使う予定もありません。ほんの少しの差ではありますが、金利の高い5年ものに決めたんです」

Aさんは、普通預金の300万円で5年定期を作成しました。

その後、徐々に上がり続ける金利…

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

約1年半後、銀行を訪れた際に定期預金のチラシが目に入ったAさん。

1年・3年・5年定期は、以下のように金利が引き上げられていました。

  • 1年:0.3%→0.575%
  • 3年:0.35%→0.8%
  • 5年:0.4%→0.925%

Aさんが作成した5年ものは、たった1年半で0.925%まで上がっていたのです。

5年間の利息差は、税引き後で約6万2,700円でした。

「金利の引き上げにより、1年ものでも私が作成した5年ものの当時の金利を超えていて、あ然としてしまいました。こんなに金利が上がっていくなら、焦って期間の長いものを選ばなければよかったです」

Aさんは今後の金利動向にも注目しながら、いずれは乗り換えも検討されると話されていました。

定期預金の「期間」はどう決める?

3年・5年などの期間が長い定期預金は、1年ものよりも金利が高く設定されることが多いものです。

しかし、Aさんのように金利が上昇している局面において長期の定期預金を作成してしまうと、より高い金利で運用できる機会を逃してしまうかもしれません。

今後も金利の上昇が見込まれる場合には、あえて期間の短い定期を作成するのも方法のひとつです。

また、定期預金の作成後に金利が上昇した場合、中途解約して乗り換えることで最終的な受取利息が増える場合もあります。

ただし、中途解約時は「中途解約利率」の適用により利息が減ってしまうケースが多く、金利が上がるたびに乗り換えを繰り返すと、本来の金利メリットを得られなくなる可能性がある点を押さえておきましょう。

一方で、金利が低下し始めた際には、今の金利水準を長く保てる長期の定期預金が有力な選択肢となります。

定期預金の期間は目先の金利差だけで判断せず、市場金利の動向に合わせて選択できるとよいでしょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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