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「早く終わらせたい」住宅ローンを“500万”繰り上げ返済した40代男性→10年後、同僚から聞いた思わぬ事実に“青ざめたワケ”

  • 2026.9.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。元銀行員のikebuです。

「まとまった余剰資金ができたら、少しでも早く住宅ローンの繰り上げ返済に充てたい」

そう考える方は非常に多く存在します。返済を前倒しすれば利息負担を確実に減らせる一方、その資金を「資産運用」へ回す別の選択肢を持っていた場合、将来的に大きな差が生まれるケースがあります。

今回は、貯まった500万円を繰り上げ返済に充てたものの、同じ金額を運用していた職場の同僚と約200万円もの差が開いてしまった40代男性・Aさんの事例をご紹介します。

「ローンはできるだけ早くに終わらせたい」と繰り上げ返済した男性

40代の男性・Aさん(仮名)は15年前にマイホームを購入し、3,000万円の住宅ローンを組みました。

その後は一度借り換えを経て、現在のローン残高は約2,000万円、金利は変動0.8%に。残りの返済年数は20年です。なお、変動金利は今後上昇する可能性があります。金利が上昇した場合は繰り上げ返済によるメリットが大きくなるため、金利動向も踏まえて判断することが重要です。

また、Aさんは住宅ローンの契約当初から、ボーナスの一部を繰り上げ返済用に貯蓄していました。

「ローンはできるだけ早くに終わらせたいし、まとまったお金ができたら繰り上げ返済したいと考えていたんです」

今回のボーナスで貯蓄が500万円になったため、毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」を選択して繰り上げ返済することに。

利息負担額は、約40万円の軽減となりました。

10年後、500万円を運用していた同僚は「+240万円」に…

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

Aさんが繰り上げ返済をしてから10年後のことです。

職場の食事会で、「10年前に500万円の投資信託を一括購入した」という同僚の話になりました。

その同僚は10年間の運用を経て、税引き後で240万円もの利益を得たそうです。

一方で、同じ10年前に500万円の繰り上げ返済をしたAさんが得た利息軽減メリットは、約40万円。

「繰り上げ返済」と「資産運用」の選択の違いにより、10年間で約200万円もの差が開いたのです。

「ローンを減らすことばかりで、運用に回すという発想はなかった…」

Aさんは自分の選択を後悔したといいます。

繰り上げ返済と運用のバランスを見極める

住宅ローンの繰り上げ返済は利息を確実に抑えて精神的な安心感を得られる一方、超低金利下では節約効果が小さく、長期的な資産運用へ回した場合に比べ手元資金の伸びしろを逃してしまう恐れがあります。

特に住宅ローン控除が適用されている期間は実質的な金利負担が抑えられるため、繰り上げ返済よりも運用を優先する合理性が高まる場合があります。

投資には価格変動リスクが伴う点や今後の変動金利上昇の可能性にも注意が必要です。返済一辺倒にならず、自身の家計やリスク許容度に応じて繰り上げ返済と資産運用を組み合わせた柔軟な資産計画を立てていきましょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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