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「今から解約できるのか…」実家の片付けで“25年前の地銀通帳”を発見した40代男性、問い合わせて知った“休眠預金の仕組み”

  • 2026.9.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関勤務のおがわ163です。20年間、金融機関の窓口で資産運用や家計相談に携わってきた経験をもとに、お金にまつわるリアルなエピソードをお届けしています。

今回ご紹介するのは、自分自身の資産運用の相談で窓口を訪れたAさんから伺った、実家で見つかった古い通帳をめぐるお話です。父の単身赴任先の地方銀行の口座、いまさら解約できるのか気になっていたそうです。

25年前で止まった記帳、地方銀行の古い通帳

Aさんは45歳男性、正社員として働いています。自分名義の投資信託の運用状況を確認するために窓口を訪れた際、実家の片付けを手伝った話をしてくれました。

見つかったのは、聞き覚えのない地方銀行の通帳。父が現役時代、一時期単身赴任していた県で開設した口座のようで、取引もその数年間だけ。最後の記帳から、もう25年ほど経っていました。

「母に聞いても、そんな昔のことは分からないと言われて」とAさん。

気になっていたのは、大手銀行ならともかく、地方銀行の小さな支店の口座を今から解約できるのか、また合併していたら余計に複雑にならないか、そして支店が遠方で足を運びにくいという3点でした。

地方銀行でも、権利義務はきちんと引き継がれる

担当者はこう説明したそうです。

銀行が合併・統合しても、口座の権利や義務は合併後の銀行にそのまま引き継がれ、これはメガバンクでも地方銀行でも変わりません。取引していた支店がなくなっていても、近隣の大きな支店が業務を引き継いでいることが多く、まずは銀行に問い合わせれば案内してもらえます。

また、最後の取引から10年以上動きのない口座は「休眠預金」として扱われることがありますが、権利がなくなるわけではなく、いつでも払い戻しを申請できる点も同じです。

「大手銀行と違って、地方の小さな支店だと対応してもらえないと思っていました」とAさん。

担当者からは、もうひとつ確認しておきたい点も伝えられたそうです。

通帳が残っていても、口座が今も生きているとは限りません。父がすでに存命中に解約していて、通帳だけが処分されずに残っていた可能性もあり、その場合は問い合わせても「該当する口座はありません」となるだけです。「まずは口座が現存するか確認しましょう」とのことでした。

遠方の支店でも、最寄りの窓口で手続きできることが多い

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

支店が遠方にある点についても、担当者から案内があったそうです。多くの銀行では、口座を開設した支店に出向かなくても、他の支店や相続専門の窓口でまとめて手続きできる体制があります。まずは電話で問い合わせ、手続き場所や必要書類を確認するとよいとのことでした。「わざわざ支店まで行かなくてもいいと知って、それも意外でした」とAさんは話していたそうです。ただし対応は銀行によって異なるため、事前の確認は必要です。

・銀行が合併・統合しても、口座の権利や義務は合併後の銀行にそのまま引き継がれる(メガバンク・地方銀行を問わない)
・取引していた支店がなくなっていても、近隣の支店が業務を引き継いでいることが多い
・最後の取引から10年以上動きのない口座は「休眠預金」として扱われることがあるが、権利はなくならず、いつでも払い戻しを申請できる
・通帳が残っていても、すでに生前に解約済みで通帳だけが残っているケースもあるため、まずは口座が現存するか確認する
・口座を開設した支店に出向かなくても、他の支店や相続専門の窓口でまとめて手続きできることが多い
・対応は銀行によって異なるため、まずは電話などで問い合わせて必要書類や手続き場所を確認しておく

「地方銀行の小さな支店だから、もう対応してもらえないかもしれない」と諦める前に、まずは銀行へ問い合わせてみることが、忘れられていた口座に気づく第一歩です。古い通帳が見つかったときは、記載されている銀行、または現在の取引銀行に相談してみてください。


執筆:おがわ163
金融機関勤務(勤続20年)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。窓口業務・資産運用相談の現場経験をもとに、生活に役立つお金の知識をわかりやすくお届けしています。

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