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夫の休みも家計も言えず、ママ友の旅行相談へ返事できなかった私

  • 2026.8.19
ハウコレ

通知の数字が増えるたび、私は画面を伏せて、洗い物の続きに戻っていました。個別に届いた気遣いのメッセージを、私は何度も読み返しました。数日かけて打った長文が、私の精いっぱいの返事でした。

書けない返信

子どものクラスのママ友3人と私の4人で、夏休みに1泊の旅行へ行く話が出たとき、行きたい気持ちは本物でした。ただ、夫の勤務表は月末にならないと出ませんでした。私のパートのシフトが決まるのも同じ頃でした。グループチャットに「宿の候補、今週中に決めたいから希望日だけでも教えてね」と届いたとき、私は「行きたい」とだけ書きかけて、消しました。予定が分からないと書けば、皆を待たせることになる気がしたのです。翌日、押せたのはスタンプ1つだけでした。

進んでいく画面

宿の候補が3つに絞られ、他の2人の希望日が並びました。空いているのは私の欄だけでした。事情を書けば済む話だと、頭では分かっていました。それでも、お金の心配までは書けませんでした。断りたかったのではなく、楽しい相談の空気を、うちの事情で重くするのが怖かったのです。既読の印だけを残して、子どもの水筒を洗い、夕飯の支度に戻りました。候補の宿の値段を、家計簿のアプリと見比べる回数だけが増えていきました。

数日かけた長文

締め切りの頃、幹事のママ友から個別にメッセージが届きました。「もし都合が悪いなら、日程は動かせるから教えてね」。責める言葉は、どこにもありませんでした。事情だけを短く伝えようか、お金の話まで書こうか。数日かけて文面を整え、送りました。「ずっと返せなくてごめん。夫の休みが月末まで分からなくて、お金のことも心配で、言い出せなかったの」。送信の印がついた画面を、私はしばらく閉じられずにいました。

そして...

彼女は「キャンセルできる宿にしておくから、分かったらでいいよ」と返してくれました。月末に勤務表が出て、私はその日のうちに参加の連絡を入れました。旅行当日は、集合場所に一番乗りで着いて、子どもたちの分の飲み物を用意しました。今は、予定が分からないときこそ「まだ分からない」と早めに送るようにしています。

(30代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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