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日用品図鑑:〈うつしき〉yasuhide onoの愛用する㓛刀匡允の籠etc.

  • 2026.8.18
日用品図鑑:〈うつしき〉yasuhide onoの愛用する㓛刀匡允の籠etc.

西垣聡のグラス

西垣聡のグラス

最初は刺々しいパンクな見た目に惹かれて購入した。規則的に並ぶスタッズの表情はどこか緊張感がある。けれど使ううちに気づいた。スタッズはただの装飾ではなく、指先に心地よい引っ掛かりをつくる機能でもあった。

ウイスキーもアイスコーヒーも、ただの炭酸水さえも、不思議と少しだけ上品に飲ませてくれる。中でも最近は紫蘇ジュースを入れて飲むのがお気に入り。

〈花月日〉の帽子

〈花月日〉の帽子

帽子は旅にも、山にも、庭仕事にも欠かせない。一年を通してさまざまな帽子を被るが、夏になると自然と手が伸びるのが〈花月日〉の麦わら帽子だ。

作家によって丁寧に縫われたつくりは頑丈で、多少荒く扱ってもびくともしない。雨や日差し、風を受けながら少しずつ表情を変え、それすら味わいへと育っていく。この季節はほとんど毎日のように被っている。

㓛刀匡允の籠

㓛刀匡允の籠

毎年決まった時期に森へ入り、樹皮を剥ぎ、素材を採取する。そこから竹籤をつくり、一つひとつ編み上げられる竹籠。

自然の時間に寄り添いながら生まれる潔い制作背景はもちろん、それ以上に惹かれるのは、道具としての静かな佇まい。使い込むほどに艶を帯びていく。ちょっとした買い物にも、水筒と文庫本を入れて散歩に出かけるにも、ちょうどいいサイズ。

インド刺し子・グドゥリー

インド刺し子・グドゥリー

インドへ行くたびに、つい一枚、また一枚と買い足してしまう。着古したサリーなどの古布を重ね、刺し子で丁寧につなぎ合わせた大きな布。擦り切れた跡も、色褪せも、継ぎ当ても、その布が歩んできた時間そのものだ。

ソファに掛けても、床に敷いても、布団の上に広げても、空間が柔らかくなる。だいぶ少なくなったが、子どものおねしょもさりげなく受け止めてくれる。

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yasuhide ono

ジュエリーデザイナー、〈うつしき〉主宰。世界放浪の中でジュエリー制作を始める。2015年9月の新月より福岡県宮若市にてギャラリー〈うつしき〉を始動。鉱物、古物、作家の作品を扱い、月に一度のペースで展示を、また作り手や表現者を招いた学びの場を定期的に開催している。2026年9月には同敷地内離れにて新たなギャラリー〈むすびろ〉をオープン予定。

Instagram:@yasuhide_ono

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