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自然を封じ込めた、松山美恵のガラスオブジェ

  • 2026.5.12
KEITA / flame

ガラス作家、松山美恵の作品『ボタニカルキューブ』。繊細な植物の生命力がガラスの中できらめくオブジェは、インテリアを自然のリズムで彩ってくれる。

KEITA / flame

松山美恵は、電気炉で板ガラスを溶かすフュージング技法を用い、器や花器、インスタレーションなどを制作するガラス作家だ。散歩の途中で採集した草花をガラスに封じ込めた、標本のようなシリーズに象徴される、身近な自然へのまなざしが創作の基本。高温で溶融したガラスが流動的に形を変える性質を生かし、水や生命体を思わせるフォルムを生み出している。光や時間の移ろいを内包し、自然を愛でる感覚を可視化した作品は全て一点ものだ。

<写真>作品はガラスとガラスの間に葉を重ね、電気炉で溶かす手法で制作される。「気泡」や「縮み」のような表情が詩的な美を奏でる。

KEITA / flame

右:小さなガラスの中にシダの仲間が密生する小宇宙。
『シダの庭 II』ヒメワラビ、ワラビ、ヤブソテツ、カニクサ(W7×D2×H7.5cm)¥33,000

左:繊細な葉の形状が楽しめる。
『シダの庭 I』ワラビ、ヒメワラビ(W11.5×D2.1×H6.5cm)¥38,500

KEITA / flame

右:マメ科のハリエンジュは丸い葉が特徴。
『ハリエンジュ』
(W5×D2.1×H8.5cm) ¥33,000

左:7種の細かい葉の植物で制作。
『Wild Flowers』
ヒメワラビ、カラスノエンドウ、クローバー、フェンネル、タマシダ、ハリエンジュ(W8×D2.5×H11.7cm)¥38,500

KEITA / flame

右:すっと伸びた細い葉がヒメヨモギ。
『ヒメヨモギの季節』
ヒメヨモギ、ヤエムグラ、タマシダ(W6.3×D2×H6.8cm)¥33,000

真ん中:カラスノエンドウはマメ科の越年草。
『早春のカラスノエンドウ』
(W6×D2.4×H6.4cm)¥33,000

左:真ちゅうの箔を葉に重ねて光を添えた。
『サンキライ』
(W6.2×D2.1×H6.4cm)¥33,000


PROFILE
松山美恵 MIE MATSUYAMA

愛知県在住。電気炉で板ガラスを溶かしてうつわ、花器、オブジェ等を制作。散歩で見つけた植物を使ってガラスの植物標本シリーズの制作にも取り組む。
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