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「目的は何?今更どうして」10年ぶりの友人から突然の連絡。だが、嫌な予感を抱いた私が選んだ返事

  • 2026.8.14

スマホの画面が突然明るくなり、短い通知音が静かな部屋に響きます。

ふと視線を落とすと、そこには見覚えのないアイコン。

しかし、横に表示された名前は、学生時代にわりと仲の良かった友人のものでした。

卒業してから10年近く。

その間、一度も連絡をとることはなく、偶然街ですれ違うことすらありませんでした。

完全に途切れていたはずの糸が、何の前触れもなく唐突に引かれた瞬間。

10年ぶりの着信音は不吉な予感

『久しぶり。元気?』

メッセージアプリの画面に浮かび上がったのは、たったこれだけの短い一言。

確かに久しぶりです。

けれど、自分の近況には一切触れることなく、こちらの様子だけを窺ってくる不自然さ。

(目的は何?今更どうして…)

純粋な喜びよりも、警戒心が先走る自分。

胸の奥でザワザワと嫌な音が鳴るのを感じながらも、私は当たり障りのない返信を打ち込みました。

『久しぶり!元気だよ。元気にしてるの?』

送信ボタンを押した直後、まるでずっと画面を睨みつけて待ち構えていたかのように、瞬時に「既読」の文字。

思わず背筋に冷たいものが走りました。

『私も元気!実はちょっと話したいことがあって。近々、どこかでお茶でもしないかな?』

変わってしまった関係性と静かな決別

その露骨な誘いの文字を見た瞬間、私の中で確信めいたものが冷たく固まりました。

これは絶対に、純粋な旧友としての誘いではない。

何かの勧誘?

頭の中を駆け巡るのは、そんなド黒い想像ばかり。

「すごくいいビジネスがあるの」と不自然な笑顔で語る友人の姿が勝手に脳内に浮かび上がり、急な息苦しさを覚えます。

いくら学生時代に気心が知れていたとしても、10年という残酷な歳月は、人を根底から変えてしまうには十分すぎる時間です。

『ごめん、最近仕事がバタバタしてて。また落ち着いたらこっちから連絡するね』

私は少し震える指でそう打ち込み、そっとスマホを机に伏せました。

かつての楽しかった思い出までが泥水で汚されてしまったような、鉛のように重くもやもやとした感情。

素直に喜ぶことのできない自分へのほんの少しの自己嫌悪と、完全に途切れてしまった縁への諦め。

鳴らなくなったスマホの横で、行き場のないため息だけが暗い部屋に静かに溶けていきました。

 

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

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