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5年で6000万のはずが……妻の忠告を無視して大失敗!年収280万・年金暮らしの60代男性がのってしまった「口約束」の転職話

  • 2026.8.12

あのとき、妻の忠告を聞いていたら——。定年後の転職で先輩の甘い誘惑に乗り、莫大な損失を被ったという東京都の60代男性。従来通りの年収を約束されたはずが、いざ転職すると収入は半分まで減ってしまいました。妻の反対を押し切った手前、言い出せず一人で抱え込み、さらには慣れない仕事と通勤の負担から2年で退職。大失敗を犯した男性に、口約束の恐ろしさと痛切な教訓について教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である60代男性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:男性(60代)
  • 居住地:東京都
  • 家族構成:私、妻、息子
  • 回答者の職業:無職(年金生活)
  • 配偶者の職業:無職(年金生活)
  • 現在の世帯年収:約900万円(息子の年収500万を含む)
  • 回答者個人の年収:約280万円(年金)
  • 住居形態:戸建て(注文住宅)
  • 現在の金融資産状況:貯蓄約3000万円

先輩からの甘い誘惑……定年後の年収ダウンを機に決断した転職

東京都の戸建て住宅で妻と息子と暮らす60代男性。現在の個人の収入は年金のみで約280万円ほどです。

今は穏やかな生活を送っているように見える男性ですが、60歳で定年退職を迎えた際、その後の働き方をめぐって大きなトラブルに見舞われた過去があると明かしてくれました。

「勤めていた会社から定年延長の条件を提示されたのですが、年収が25%とひどく下がってしまっていたことがきっかけです」と当時を振り返る男性。仕事の内容は従来通りなのに、年収だけが従来の1200万円から300万円に激減するという条件に、男性は定年を延長するか悩んでいたそうです。

そんなとき、大学時代の先輩から「従来通りの年収を出すから、自分が役員をしている会社に来ないか」と誘われました。

片や新入社員のときから勤め上げ、勝手がわかっているものの、年収は大幅に下がる職場。片や新しい環境ではあるものの、現状通りの年収が保証されている職場。悩んだ末、男性は「従来通りの年収」という言葉にひかれ、転職を決意しました。

「年収が半分」と言い出せず……妻への罪悪感と下がっていくモチベーション

しかし、実際に転職してみると、提示された年収は退職前の約半分、600万円という不満の残る額でした。

実は「会社を変わることを妻に話したところ『もう年なんだし、無理して会社を変わるよりも、慣れた会社の方がいいわよ』と散々言われていた」と明かす男性。

それにもかかわらず「年収がいいから」と強引に転職した手前、妻には年収が減ったことを言い出せなかったと言います。

それでも「60歳の定年時点では、私は65歳まで働くつもりでいました。ですから、転職して、もしつらくても5年間我慢すればいいと思っていました」と当時は考えていたのだとか。

ところが、新しい環境は男性の心身を容赦なくむしばんでいきました。慣れない仕事で苦労するだけでなく、通勤時間も以前の倍近くに延びてしまいました。そして何より、年収が約束の半分だったことで、モチベーションは大きく下がってしまったそうです。

口約束はしない!数千万円の損失から得た痛切な教訓

先輩から提示された年収1200万の条件で5年勤めれば、トータル6000万の収入が得られる——。そう見込んで決意した転職だっただけに、男性は話を持ちかけてくれた先輩に何とかしてほしいと迫りました。

しかし、相手からは「最初は問題なく通せると思ったが、年収に関しては社長の決裁が必要で認められなかった」と謝られるばかり。具体的なアクションは取ってもらえませんでした。

最終的には先輩が社長に直談判してくれたものの、却下されてしまったそうです。男性は結局、転職先のつらい仕事に耐えきれず、2年で退職しました。

元の会社に残って5年間働いていたら、勝手がわかる気楽な仕事で、トータル1500万円を受け取れていたはずが、転職した結果、ストレスが募って退職。男性が転職先で受け取ったトータルの収入は1200万円にとどまってしまいました。

想定よりも早く退職して年金に頼らざるを得なくなったことで、年金額にも悪影響を及ぼしたと言います。

収入に目がくらんで転職を決めたことについて「当時は目先のことしか頭になく、非常に安易な行動だったと後悔しています」と明かす男性。

もし当時に戻れるなら「自分が置かれている経済状態や能力、将来の収入などを十分に考慮したうえで、その時の感情に流されずにきっと最良の判断を下すと思います」と力を込めます。

男性は今、「どんなに親しい仲であっても、金銭が絡む問題に関しては、情に流され、口約束で済ませてはならない」と痛感しているそうです。


(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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