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早朝5時半のバリ島で“謎の集団”が爆走?物議を醸す新感覚の朝活「サイレント・ディスコ・ラン」が話題に

  • 2026.8.12
Jordi Salas / Getty Images

ヨガリトリートやデトックス体験で人気を集める、インドネシア・バリ島。多くの旅行者が訪れるこの島で今、夜明け前にランニングを楽しみ、ヘッドホン越しに音楽を聴きながら走る「サイレント・ディスコ・ラン」が話題となっている。

夜明け前から大勢でバリ島内をランニング!?

マリンスポーツはもちろん、寺院での沐浴体験やラグジュアリーなスパなど、さまざまなアクティビティが楽しめるバリ島。ナイトライフのイメージも強い一方で、最近ではSNSを中心に“新たな朝活”が話題を集めているという。

その朝活とは、夜明け前にランニングを楽しみ、ヘッドホン越しに音楽を聴きながら走る「サイレント・ディスコ・ラン」。汗を流しながら1日をスタートする、新しいウェルネス習慣として人気を集めているのだそう。

『news.com.au』によれば、午前5時30分、何百人もの参加者がチャングー地区にある通称「チャングー・ショートカット」を一斉に駆け抜ける姿が、SNSで拡散されているとのこと。

@lucyxfuchs 200 people showed up this morning 🏃🏻‍♀️✨🪩 #runningclub #entourage #bali #canggu ♬ original sound - Tyra

同イベントを主催するのは、地元コミュニティグループ「Entourage Bali」で、バリ島初となるサイレント・ディスコ・ランとして、新たな観光アクティビティとしても注目をされているのだとか。

イベントでは、DJを乗せたピックアップトラックがランナーたちを先導。荷台から流れるクラブミュージックに合わせ、参加者は光るワイヤレスヘッドホンを装着し、まだ薄暗い早朝の街を駆け抜ける。さらに参加費は無料で、事前予約も必要ないので、参加したい人は当日その場へ足を運ぶだけでいいとのこと。

地元住民やSNSでの反応は?

世界中から観光客が訪れるバリ島であるものの、同イベントは旅行者だけでなく、現地で暮らす長期滞在者たちからも高い支持を得ているという。ただ、大勢が集まるイベントは、騒音や周辺環境への影響などから、地元住民とのトラブルに発展してしまうことも少なくない。

さらに、午前5時30分から大勢が集まるイベントと聞けば、不安を感じる人もいるはず。しかし主催者によれば、騒音対策は万全だといい、音楽は「バリ・サイレント・ディスコ」が提供するワイヤレスヘッドホンへ直接配信されるため、外部に音が漏れることはほとんどないのだそう。

さらに、美しい棚田の間を通る細い抜け道として知られる「チャングー・ショートカット」が会場となっているのも、騒音への配慮を考えた上での選択だという。

「会場となった『チャングー・ショートカット』周辺には住民があまりいません。参加者もサイレントディスコ用のヘッドホンを着用しているため、騒音は発生しないのです」

一方でSNS上では、地元の人々が一日を始める時間帯に、参加者たちが旗や発煙筒を手にエリアを駆け抜けたことに対し、「地元住民への配慮が欠けているのではないか」などとの疑問の声も上がっている。実際に『Runner's World』のインスタグラムの投稿には、このようなコメントも。

  • 「ヘッドホンを着けたままランクラブを先導するなんて、『後ろから車が来てる!』みたいな安全確認の声も聞こえないよね。わざわざ街まで行って、周りの人とも話さずヘッドホン越しに走るなんて、好きな人もいるんだろうけど…少なくともテキサス州オースティンではやってほしくないな」
  • 「ヘッドホンを着けて公道を走るのは危険。特にインドネシアではね。インドネシアのランナーなら、きっとみんなそう思うはず。ここはバリで、参加者のほとんどは地元の人じゃないけど、私たち地元の人からしてみれば、車やバイクにはねられたくないからね」
  • 「安全面を考えると、ちょっと怖いイベントだね」
@dam_claraa Run and rave 🔥 #silentdisco #entourage #run #canggu #fyppppppppppppppppppppppp ♬ Montagem da Chupeta - Lthiago

主催者によれば2026年5月には150人のランナーが参加。ヘッドホンが150台しか用意できなかったため、それが定員となったが、「サイレント・ディスコ・ラン」が今後さらに広まれば、参加者はさらに増えていく可能性も。現時点で大きな問題は起きていないものの、地域との共存や周囲への配慮をどう両立していくのか、今後の動向にも注目が集まりそう。

世界各地で“コーヒーレイブ”が話題に

近年は、夜ではなく日中に開催されるイベントにも注目が集まっており、なかでも人気なのが、コーヒーを片手に音楽を楽しむ「コーヒーレイブ」。

『NDTV Food』によると、コーヒーレイブは、2013年にイギリス・ロンドンで誕生した早朝イベント「Morning Gloryville」がルーツとなっているという。近年ではカフェをはじめ、ベーカリーや美術館などを会場にDJが音楽を流し、コーヒーを片手に踊ったり交流したりしながら1日をスタートする、“新しいライフスタイル”として注目を集めているとのこと。

会場では、激しいクラブミュージックではなく気分を高めるアップテンポな楽曲が流れ、抹茶ショットや個性的なラテなどのスペシャルティコーヒーが提供されるのも特徴。健康的で、誰もが気軽に参加できるウェルネス志向のイベントとして人気が広がっており、DJによる音楽に加え、ヨガやスムージーを組み合わせたりなど、「仕事前でも楽しめるクラブカルチャー」として話題を呼んでいる。

さらに現在は、新しい体験を求める人が多い都市を中心に盛り上がっており、ヨーロッパではロンドンやアムステルダム、アメリカではロサンゼルスやニューヨークなどで開催されているほか、アジアでも香港、バンコク、ソウル、インドなどで、カフェとクラブ文化を融合させた新たなスタイルのイベントが登場しているという。

健康やウェルネスを重視する価値観が広がり、夜の時間を楽しむだけでなく、朝から活動的に過ごす新たなライフスタイルを選ぶ人も増えている昨今。ランニングや音楽、コーヒーなどを通じて人とつながる“朝の楽しみ方”は、今後さらに注目を集めていくはず。

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