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「健康のためだから」毎日“グミサプリ”を食べ続けた40代女性→定期検診で判明した、“歯の変化”に「なんで…」戸惑ったワケ

  • 2026.9.27
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

お菓子は控えていても、健康のためのグミサプリなら別と考えていませんか。

飲み忘れないように続けていても、食べた後の口の手入れまでは気が回らないこともあるでしょう。

皆さま、こんにちは。歯科医師の鷹巣多紀です。

 忘れないように、グミサプリを枕元へ置いていた

40代の女性は、美容と健康に気を配り、平日はクッキーやチョコレートを控えていました。毎日続けていたのは、グミタイプのサプリメントです。

錠剤が苦手でグミサプリを選んだものの、朝は慌ただしく、夕食後も食べ忘れる日がありました。そこで袋を枕元に置き、夜の歯磨きが終わったら食べると決めます。

「健康のためだから、お菓子とは別」と考え、食べた後に歯を磨き直すことはありませんでした。そのまま眠る生活が、半年ほど続いたのです。

定期検診で見つかったのは、右下の奥歯の虫歯でした。歯と歯の間にあり、自分では見えない場所です。

「なんで…甘い物は控えていたのに。」と女性は戸惑いました。歯医者で1日の飲食を振り返るうちに、枕元のグミサプリも食べていたことを思い出します。

 「サプリ」という名前だけでは、歯への影響は分からない

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

袋の原材料名を読むと、砂糖や水あめが使われていました。健康目的で選んだ物でも、口の中では糖を含む食品として考える必要があったのです。

歯垢(歯に付着する細菌の塊)の細菌は、食品に含まれる糖の一部を利用して酸をつくります。その酸で歯の成分が溶け出す現象が、脱灰です。

唾液には酸を中和し、歯から失われた成分を補う働きがあります。ただ、糖を含む物を何度も食べると、歯が酸にさらされる機会が増え、回復する時間を取りにくくなるのです。

眠っている間は唾液の分泌が減ります。寝る前に歯を磨いたら、糖分のある物は口にせずに休みましょう。

この女性の場合、食べる量だけでなく、歯磨き後に食べてそのまま眠る順番も、見直す点でした。とはいえ、グミサプリだけで虫歯になったとは言えません。

以前からの歯の状態や磨き残し、ほかの食習慣も関わります。半年後に見つかったからといって、その半年間でできたと決まるわけではないのです。

 袋を食卓へ移し、歯磨き前に食べることに

原材料名に加えて、栄養成分表示も見てみましょう。「炭水化物」「糖質」「糖類」は同じ意味ではなく、炭水化物の数字がそのまま砂糖の量ではありません。

糖類の欄がない商品もあるので、原材料名と併せて確かめてください。表示だけで、自分の虫歯のなりやすさまで判断することもできません。

歯医者で相談するなら、袋や表示の写真があると話しやすくなります。実際に食べている量や回数、時間、歯磨きとの順番も、一緒に伝えましょう。

女性は虫歯の治療を受け、商品の表示を守ったうえで、食べる時間を夕食後、歯磨き前へ移しました。忘れないための工夫はそのままに、袋の置き場所を枕元から食卓へ変えたのです。

健康目的の食品も、1日の飲食に含めてみる

グミサプリは商品ごとに原材料が異なり、一度食べたら虫歯になる、どれも同じ影響がある、というわけではありません。お菓子を控えている方も、ほかに口にしている物を振り返ってみてください。

シュガーレス』『糖質ゼロ』と記載されたグミサプリであっても、ビタミンCやクエン酸などの酸性成分が含まれている場合、就寝前に摂取すると歯が溶ける『酸蝕症』の原因になることがあります。種類を問わず、歯磨き後の摂取は避けましょう。

商品の目安量や注意事項を守りながら、糖を含む物を歯磨き後に取る習慣になっていないか、食事から就寝までの流れを見直すことが大切です。


執筆・監修:鷹巣 多紀
大学病院口腔外科にて研修後、一般歯科にて勤務。現在は1児の母として子育てと仕事に奮闘しています。

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